日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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65 巻 , 10 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 海藤 勇
    1976 年 65 巻 10 号 p. 987-1002
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 山形 敞一
    1976 年 65 巻 10 号 p. 1003-1019
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 沼野 藤夫, 高地 恭二, 有田 匡孝, 玉置 肇, 沼野 藤江, 前沢 秀憲, 島本 多喜雄
    1976 年 65 巻 10 号 p. 1020-1025
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    近年cAMPがホルモンやアミンの細胞内second messengerとして細胞の生理,病態形成に重要な働きをしていることが注目される.そこで高安病の病態解明の一助として本患者49名の血漿cAMPおびその分解酵素であるcAMP phosphodiesterase (PDE)測定を行ない,健康人女子と比較すると共に本患者をもつ健康家族29名についても検索した.その結果cAMP, cAMPPDE共に高安病患者では高値(12.55±0.56pmoles/ml, 1.92±0.23pmoles/ml/min)を示し,健康女子(10.88±0.73, 1.19±0.10)より有意(p<0.05, p<0.01)の差を示した.しかも健康女子では血漿cAMP, PDEとの間には有意の相関はみとめられないのにも拘らず,高安病群では両者共高値ながら両者の間に負の相関がみとめられた(r=-0.34, p<0.01).さらに本患者群では血中estrogen値との間にもcAMPは負の相関(r=-0.73, p<0.01), PDEとの間には正相関(r=0.59, p<0.01)があつたが,血中progesterone値とは相関はみとめられなかつた.また健康女子にもこの関係はみとめられない.一方高安病をもつ家族の女子は健康であるにも拘らず, cAMP, PDE共に一般健康女子にこ比し高値を示したが,有意差を示すまでには至つていない.しかしcAMPとPDEとの間には高安病患者群と同じく負の相関が存在することが確かめられた(r=-0.46, p<0.05).これらの結果は高安病病態においてcyclic nucleotides代謝の変化が伴われており,これが血漿cyc1ic nucleotides変化としてとらえられ,そしてこの変化は血中estrogenと関係あること,さらにその背景に遺伝的な要因のある可能性を示唆しているものと考えられる.
  • 丸山 博
    1976 年 65 巻 10 号 p. 1026-1038
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者の種々の病態とインスリン結合抗体との関係を検討する目的で,主にインスリン使用糖尿病患者につき,エタノール沈殿法による抗体価を測定した.抗体はインスリン使用者にのみ認められ, 1)使用期間6ヵ月以内では抗体価の漸増がみられた. 2)使用期間が6ヵ月以上になると大多数の例で抗体が認められ,その時点で女性の抗体価の平均は男性に比し有意に高値を示したが,インスリンの使用期間,総使用量, 1日使用量,さらには年令,羅病期間,空腹時血糖値,腎症および網膜症の有無と抗体価との間には一定の関係はみられなかつた. 3)再使用例では初回例に比し,抗体価の上昇は急速であつた. 4)インスリンの動物種も抗体価に影響するのがみられた.従来の製剤からmonocomponent insulinに変更した例では,抗体価の漸減がみられたが,インスリン必要量の減少はみられず,また,抗体価の減少速度はインスリン中止例に比し遅延していた. 5)インスリン中止例では抗体価の漸減がみられたが, 6ヵ月後にも抗体が認められた例があつた. 6)免疫抑制剤投与により抗体価の低下する例もあるが,インスリン必要量の減少はみられなかつた.以上より,インスリン使用糖尿病患者における抗体価は,インスリン使用期間,初回使用か,再使用か,およびインスリン製剤の種類などにより動態を異にすることが解明された.なお,免疫抑制剤投与によるインスリン必要量の減少はみられなかつた.
  • 松本 美富士, 石原 順, 小鹿 幸生, 山県 香, 滝川 清治
    1976 年 65 巻 10 号 p. 1045-1049
    発行日: 1976/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    全身姓エリテマトーデス(SLE)における精神・神経症状は主要症状の一つであるが,くも膜下出血を呈するものは極めて希れで,大部分は剖検時に見出されたり,動脈瘤の破裂や脳実質内出血に続発したものである.今回,われわれはSLEの発症まもない時期に原発性のくも膜下出血を呈し,大量ステロイド療法によつて寛解した症例を経験した.症例は14才,女子中学生,主訴は発熱と顔面紅斑であつた.入院4ヵ月前より全身倦怠感を訴え,引き続き発熱,顔面紅斑や白血球減少が指摘された.入院時頭重感,食欲不振が強く顔面発疹と発熱以外に自他覚的症状,所見に乏しかつたが,入院第2病日突然意識消失発作をきたし,強直性,間代性痙〓が出現した.徐々に脳圧亢進症状を認め,髄液は新鮮血性,圧の上昇を認めた.両側頚動脈,椎骨動脈撮影において血管異常は確認されず,また終始明確な局所症状も認められなかつた.血清学的検査はCRP陽性, LE細胞, LEテスト,抗核抗体,抗DNA抗体陽性また血清補体価は極めて低値であつた.末梢T-リンパ球比率の低下,血小板数減少を認めた. SLEのアメリカリウマチ協会分類予備基準を満足していた.発作後大量ステロイド投与を行ない,第9病日に意識清明となり,神経学的所見もほゞ改善し,ステロイドの漸減によつても臨床症状,検査所見の再燃なく寛解退院した症例である.
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