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感染・免疫・対策
市田 文弘
1986 年 75 巻 11 号 p.
1509-1524
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
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東條 静夫, 荒川 正昭
1986 年 75 巻 11 号 p.
1525
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
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荒川 正昭
1986 年 75 巻 11 号 p.
1526-1529
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(1)心機能(1)心臓の形態・機能異常と不整脈
谷口 興一, 笹岡 拓雄
1986 年 75 巻 11 号 p.
1530-1535
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(1)心機能(2)運動負荷時循環動態と生活管理
紅露 恒男
1986 年 75 巻 11 号 p.
1536-1540
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(2)高血圧
椎貝 達夫
1986 年 75 巻 11 号 p.
1541-1544
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(3) Uremic toxin(1)小分子量物質
折田 義正, 安東 明夫
1986 年 75 巻 11 号 p.
1545-1549
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(3) Uremic toxin (2)中分子ならびに大分子量物質
下条 文武
1986 年 75 巻 11 号 p.
1550-1554
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(4) Ca代謝
小椋 陽介, 川口 良人
1986 年 75 巻 11 号 p.
1555-1558
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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(5) 体液homeostasis
加藤 暎一, 和田 孝雄
1986 年 75 巻 11 号 p.
1559-1562
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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平田 清文
1986 年 75 巻 11 号 p.
1563-1566
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
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(1)血液透析
平沢 由平
1986 年 75 巻 11 号 p.
1567-1572
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
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(2)腹膜透析
三村 信英, 二瓶 宏
1986 年 75 巻 11 号 p.
1573-1577
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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山本 宏司, 稲葉 秀一, 田代 典夫, 鈴木 章彦, 秋山 也寸史, 神島 薫, 岸 不盡彌, 川上 義和
1986 年 75 巻 11 号 p.
1583-1587
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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気管支喘息患者35例,家族に気管支喘息あるいはアレルギー性疾患を有しない健常人9例および気管支喘息患者の兄弟姉妹17例について,気道過敏性検査あるいは血清IgEレベルを検討した.その結果,喘息患者の兄弟姉妹の3例に血清IgEの高値が認められ,全てアトピー性喘息患者の兄弟姉妹であった.気道過敏性は健常人では認められなかつたが,喘息患者の兄弟姉妹の5例に軽度認められ, 1例がアトピー性喘息患者の兄弟姉妹で, 4例が非アトピー性喘息患者の兄弟姉妹例であった.以上の成績から,喘息患者の気道過敏性の亢進には,家族性因子が存在することが示唆された.
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清野 精彦, 長江 安洋, 亀井 真一郎, 洪 芳樹, 田中 啓治, 加藤 貴雄, 高野 照夫, 早川 弘一, 奥村 英正
1986 年 75 巻 11 号 p.
1588-1596
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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急性心筋梗塞初回発作連続56例を対象に,断層心エコー法と
201mTl心筋SPECTにより梗塞部位を診断し,心尖部梗塞の存在に伴う急性期の心電図変化と病態を明らかにした. 1)前壁・心尖部梗塞(AAp)群は前壁(A)群に比し,第1病日V
3Qd (duration), V
4Qd, V
4QRSs (score), V
5 QRSs, total QRSs, nQ (異常Q出現誘導数)が大であり,第7病日にはV
2Qd, V
3Qd, V
4QRSs, V
5QRSsが有意に大になる事が明らかにされた. 2)AAp群とA群の間に収容時血行動態, peak CK/CKMBに有意の差はなかつたが, AAp群でLVEFが有意に低値であつた. 3)下壁・心尖部群と下壁群の間には特徴的差異はなかつた. 4)AAp梗塞の診断基準として, V
4QRSs+V
5QRSsが有用であつた.
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西海 正彦, 杉本 正毅, 佐藤 昭雄
1986 年 75 巻 11 号 p.
1597-1601
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
多発性筋炎(PM)と皮膚筋炎(DM)における抗核抗体(ANA)と抗細胞質抗体(ACPA)の頻度とその疾患特異性を,関接蛍光抗体法(IF)と二重免疫拡散法を用いて検討した. PM/DM 73例中86%の症例でIF-ANA, IF-ACPA,または沈降性自己抗体を認めた. PMではJo-1抗体を41%に, DMではMi-2抗体を17%に認めたが,これらの抗体はPM/DM以外の疾患ではすべて陰性で,診断的意義があると考えられた.またJo-1抗体陽性PMでは,間質性肺線維症を合併する症例が多かつた.
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土屋 公明, 門野 聡, 田村 泰夫, 佐々木 康之, 原 卓史, 遠藤 良平, 小池 清一, 降旗 康敬, 古田 精市, 吉岡 二郎
1986 年 75 巻 11 号 p.
1602-1609
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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肥大型心筋症,常染色体異常を合併したNoonan症候群の2症例(父,子)を報告する.症例1 (子)は14才,男性.心雑音精査のため来院,心電図でII, III, aV
Fに異常Q波を認め,心エコー,心臓カテーテル検査で肥大型心筋症と診断された.症例2 (父)は48才.心悸亢進を訴えて来院.心電図では電気軸は+185°, I, II, aV
L, V
4, V
5, V
6に異常Q波を認め心エコーではASHを示し肥大型心筋症と診断された.両者ともTurner症候群様の表現型を有し,染色体検査ではFトリソミーを思わせる47, XY, +?Fの異常を示したが,性表現型に一致する性染色体構成であり, Noonan症候群と診断された.心筋症を合併する本症候群はまれであり,常染色体異常合併例としては本邦では初めてである.
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金森 晃, 鈴木 貞博, 鈴木 裕, 阿部 好文, 高田 一太郎, 藤田 芳邦, 矢島 義忠, 岡部 治弥, 亀谷 徹, 山口 建
1986 年 75 巻 11 号 p.
1610-1615
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
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症例は48才,男性で,左側腹部痛で発症した.画像検査と内分泌学的検査で左副腎褐色細胞腫と診断した.血中カルチトニンが868pg/mlと高値であつたが甲状線髄様癌の合併は認められなかつた.摘出腫瘍組織内にはカルチトニン,ソマトスタチンをはじめ多種のペプチドが検出され,免疫組織化学的にもその存在が確認された.また術前高値であつた血中カルチトニン,ソマトスタチンは術後は正常に復した.本症例のように多種のペプチドホルモンを血中で測定し,同時に腫瘍組織内含量測定と免疫組織化学的検索をし,その存在を確認しえた報告はないので貴重な症例と考えここに報告した.
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湯浅 圭一朗, 山田 昇司, 高木 均, 中野 秀彦, 須賀 勝久, 小林 節雄, 小島 勝, 城下 尚, 竹村 喜弘, 今井 昇
1986 年 75 巻 11 号 p.
1616-1621
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は52才,男性で肝精査のため入院した.肝を鎖骨中線上3横指触知したが,表在リンパ節は触知されなかつた.検査成績ではLDHの著明な高値を認めたが,トランスアミナーゼや胆道系酵素の上昇は軽度であつた.腹部超音波,腹腔動脈造影,腹部CTなどより肝右葉に腫瘤性病変を認め,腹腔鏡下肝針生検にて悪性リンパ腫と診断した.また,ガリウムシンチグラムで肝以外に異常集積像が認められず,表在リンパ節も触知せず,リンパ造影においても異常がみられないため,肝原発の悪性リンパ腫と考えられた.本例は化学療法,放射線療法にて肝腫瘤の著明な縮小と検査成績の改善がみられ,経過良好である.
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後藤 光弘, 小野 美明, 佐藤 衛, 橋本 重厚, 福地 総逸
1986 年 75 巻 11 号 p.
1622-1628
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例, 30才,女.生下時より全身の脂肪萎縮著明. 27才時糖尿病を指摘. 29才時右結膜仮性リンパ腫にて放射線療法施行. 1982年6月全身の脂肪萎縮の精査のため当科入院.検査所見:血沈亢進,白血球減少, RAテスト陽性,高γグロブリン血症.血清脂質正常. GTTにて糖尿病型, IRIは遅延反応.インスリン感受性低下.尿中diabetogenic peptide陽性. HGH, LHおよびFSHはそれぞれアルギニン, LH-RH負荷に対し遅延反応.以上より本症例を脂肪萎縮性糖尿病と診断した. 1984年5月ごろより口内乾燥感・両側膝関節痛出現, Sjören症候群を合併すると診断した.現在までかかる症例の報告はなく,本疾患の発症・維持に免疫機構の異常を示唆した点で興味深い.
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岡崎 望, 村上 和博, 伊藤 正美, 山口 悦郎, 棟方 充, 岸 不尽弥, 阿部 庄作, 長谷川 淳, 川上 義和, 菊地 由生子
1986 年 75 巻 11 号 p.
1629-1637
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
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α
1アンチトリプシン欠乏症(α
1ATDと略)は本邦では非常に希な疾患で, 5家系の報告があるにすぎない.大橋ら(1978年)により報青された世界で4家系のみのPinu1l家系の一家系を追跡調査中に,肺気腫,肺小細胞癌を合併し経過中著しい高LDH血症を呈した症例を報告した.症例は69才,男性. Warthin腫瘍の既往があり,重喫煙者であつた.入院時,左S
6域に腫蕩を認め諸検査から肺小細胞癌(中間細胞型)と診断した.手術摘出,放射線照射,化学療法により治療開始したが,約15カ月の延命に留まつた.手術時残存肺に気腫性変化を確認し,剖検肺からも混合性肺気腫(PE+CE)を認めた.血清LDH値は臨床経過に推移して変動し,最高17820WUを記録した.
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小玉 眞紀子, 馬場 ますみ, 竹内 明輝, 田村 勤, 橋本 喬史, 宮下 英夫, 高津 成美, 豊田 晶雄
1986 年 75 巻 11 号 p.
1638-1643
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は26才,女性.昭和58年喘息発作で初発し,その後出没を繰返す-過性の肺浸潤像発熱,多発性単神経炎等が出現し,好酸球20700/mm
3, IgE8400U/m1と高値を示した.心臓の自覚症状は存在しなかつたが,心電図上,全誘導でR波の減高, T波の逆転がみられ,心エコー図では,壁全体の収縮の低下と,中隔に限局したasynergyと考えられる領域がみられ,冠動脈造影では,末梢動脈領域にpoolingがみられた.プレドニソロンの投与により,臨床症状および検査成績は改善し,心電図も正常化したが,心エコ一図の所見は不変であつた.心病変に注目し,経過を追つて観察しえたアレルギ-性肉芽腫性血管炎の1例である.
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松田 雅文, 長井 孝太郎, 岡野 康正, 棚橋 忍, 亀谷 正明, 時光 直樹, 坂田 茂樹, 三浦 清
1986 年 75 巻 11 号 p.
1644-1649
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
高thyroxine binding globlin (TBG)血症を伴つた原発性肝細胞癌(肝癌)の1例で,血清BG, α-fetoprotein (AFP)値が,肝癌の進行と共に平行して上昇,両者が解離した死亡直前の値を除くと正の相関(r=0.846, p<0.05)が認められた.血清thyroxine (T4), triiodothyronine (T3)値はTBGと平行して増加したが, free 74(F-T4), free T3(F-T3)値は正常範囲y-か正常下限であつた.また,本例のTBGのT3, T4に対する結合定数は,低値であつた.以上から,本例の肝癌組織よりAFPと同様, T3, T4結合能の低下した異常なTBGも産生された可能性が示唆された.また,末期には,血中immunoreactive insulin (IRI)低値を伴つた低血糖発作が頻発し, insulin-1ike activity (ILA)産生肝癌の可能性も残された.
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坂本 尚登, 梅谷 直樹, 小林 豊, 大久保 充人, 丸茂 文昭, 木川田 隆一
1986 年 75 巻 11 号 p.
1650-1656
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
症例は51才,女性.過去に4回腎・尿路感染の既往がある.蛋白尿,高K血症,高Cl血性アシドーシス,腎機能低下の精査で入院した. Ccr33ml/分,正レニン性高アルドステロン血症にも拘らずFE
K9%で,血中HCO
-3 17mEq/
lの時,尿pHは6.32であつた.なお, Na保持能は正常であった. NaHCO
3負荷では尿中HCO
-3排泄率は1.2%(血中HCO
-3 24mEq/
l),尿と動脈血のCO
2分圧較差10mmHgであつた(尿pH7.83).尿中K, H排泄は過剰のfludrocortisone投与, Na
2SO
4負荷, furosemide投与で増加し, NaCl負荷で低下した.本例は慢性腎盂腎炎にアルドステロン抵抗型と電位差不全型の遠位尿細管性アシドーシス(dRTA)がoverlapした高K血性dRTAと考えた.なお,治療上furosemideの有用性が示唆された.
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卜部 理之, 原 義人, 外間 朝哲, 鈴木 将夫, 若林 孝雄, 石井 淳
1986 年 75 巻 11 号 p.
1657-1658
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
症例は17才,女子.昭和59年8月頃より,剣道の練習後に深緑色から茶褐色の尿が出ることに気付いた. 11月初診時,軽度の正球性正色素性貧血, LDH上昇,ハプトグロビン低下が認められた.入院時,理学所見に異常なくHb11.5g/dl以外,一般検査,各種溶血に関する検査は全て正常を示した.負荷試験(2時間の剣道踏み込み練習)前後で,血清中遊離Hb量とLDHの上昇とハプトグロビンの低下が認められ,剣道練習による血管内溶血が確認された.
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黒澤 利郎, 加藤 陽一, 竹田 定生, 黒川 信悟, 平松 慎右, 遠山 博, 小林 明芳, 村松 準, 丸茂 文昭, 木川田 隆一
1986 年 75 巻 11 号 p.
1659-1660
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
各種心疾患による心不全2013114つき,治療前後で心房性ナトリウム利尿ペプチド(h-ANP)の血中濃度を測定し,その臨床的意義を検討した.治療前h-ANPは279±52.2Pg/mlと著しく高値であつたが,臨床症状(NYHA分類)の改善とともに90±22.5pg/mlと減少した.血漿レニン活性,およびアルドステロンは治療後に有意に上昇した.このことは, h-ANPのレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系に対する分泌抑制作用を推測させた.
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木藤 知佳志, 竹越 忠美, 得田 与夫, 土井下 健治, 津川 喜憲
1986 年 75 巻 11 号 p.
1661-1662
発行日: 1986/11/10
公開日: 2008/06/12
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5カ月間dialysis ascitesが先行し,末期に大量の血性胸水を認めた尿毒症性胸膜炎の1剖検例を報告する.本邦においては血性胸水を呈する尿毒症性胸膜炎に関するまとまつた報告がなく,その実態は不明である.我々が9年間134例の透析患者で調査すると1.5%の頻度であつた.血性胸水はヘパリン下で尿毒症性の出血傾向と胸膜自体の易出血性が加わり発生したものと考えた.血性胸水とdialysis ascitesの共存例は過去に報告がなかつた.
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