日本内科学会雑誌
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76 巻 , 3 号
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  • 勝島 慎二, 竹内 亮, 猪熊 哲朗, 日高 昭斉, 松田 かおる, 川口 義夫, 大井 博道, 中川 賢一, 藤野 正興, 名取 弘道
    1987 年 76 巻 3 号 p. 351-356
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    DICは頻度は少ないが重篤な経カテーテル的動脈塞栓術(以下TAE)の合併症である.我々はTAE後のDIC合併死亡例を2例経験する機会を得,この経験からTAEによる凝固線溶系の変動を検討した.対象はchemoembolizationを施行した原発性肝癌45例で, TAE前と1, 2, 4および7日目に凝固線溶検査を行なった.血小板数はTAE翌日より著明に低下し, 2日目には56.9±4.3%(p<0.001)となったが, 7日目には75.3±3.5%とやや回復した. FDPとfibrinopeptide B β15-42はTAE翌日より上昇し,その高値は7日目まで持続した(p<0.01). PTやfibrinopeptlde Aの変動は血小板に類似し,いずれも有意であった.以上からTAE直後に凝固線溶亢進が生じるのを明らかにした.
  • 計田 香子, 佐藤 磐男, 高木 洋, 土師 一夫, 上嶋 健治, 鎌倉 史郎, 松久 茂久雄, 大江 透, 中島 克彦, 下村 克朗
    1987 年 76 巻 3 号 p. 357-364
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Elaminらの提唱したST/HR slopeを標準多段階運動負荷試験に応用し,冠動脈疾患(CAD)の有無とその重症度診断における有用性を他の診断基準と比較検討した.さらにこれを改良した修正ST/HR score (MSHS)を考案し,その診断的価値を検討した.冠動脈造影施行79例で,運動負荷時のaVFとV5誘導のST indexとST/HR slopeを算出した. CAD患者の診断率は,通常のST判定基準とST indexでは57%と71%であり, ST/HR slopeでも72%であった. ST/HR slopeでのみCAD中の3枝病変の診断が可能であった. MSHSではCAD診断率は96%と良好で, CAD重症度判定も可能であった. ST/HR slopeは3枝病変の診断に,それを改良したMSHSはCADの有無と重症度診断に有用であると思われた.
  • 坂東 重信, 森 博愛
    1987 年 76 巻 3 号 p. 365-374
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    特発性心筋症の興奮伝導障害を検討するために,刺激伝導系の電気生理学的検査を67例に行ない,以下の結果を得た. 1)最大補正洞結節回復時間延長を26.9%,洞房伝導時間延長を28.4%に認めた. 2)心房刺激にて著明な心房波fragmentationを35.8%に認めた. 3)伝導障害は,房室結節以下,特にHis-Purkinje系に高率に認めた. 4)拡張型心筋症では, 21.7%と高率に心室頻拍が誘発された. 5)経過観察中に9例が急死し,急死例には広範な伝導障害を認めた例が多かった.特発性心筋症においては,血行動態の評価とともに刺激伝導系の電気生理学的評価を行なうことは臨床上重要であると考えられた.
  • 西村 重敬, 中西 成元, 西山 信一郎, 関 顕, 山口 洋
    1987 年 76 巻 3 号 p. 375-382
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    虚血性心疾患216例を対象として,平均45.2カ月の内科治療後に再度の冠状動脈造影を行ない,左前下行枝近位部の狭窄病変の進行と臨床症状の関連を検討した.造影所見はAHAのreporting systemにより評価した.貫壁性心筋梗塞発症例は11例で,責任病変の初回検査時狭窄度は, 50%以下9例, 75% 2例であった.初回検査時に病変の狭窄度が90, 99%の労作性狭心症例のうち,病変の進行した13例中12例では側副血行の発達により梗塞発症は阻止された.他の1例は心内膜下梗塞を発症した.貫壁性心筋梗塞発症の責任病変は初回検査時狭窄度75%以下のAC bypassやPTCAの適応にならない病変であった.また,その責任病変の進行の予測も困難であった.
  • 島井 新一郎, 高野 照夫, 大矢 智恵, 高田 加寿子, 清野 精彦, 田中 啓治, 加藤 貴雄, 菊池 恭一, 大竹 稔, 早川 弘一, ...
    1987 年 76 巻 3 号 p. 383-390
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    急性心筋梗塞(AMI)の30例を対象とし,顆粒球エラスターゼ測定の意義を検討した. AMIでの顆粒球エラスターゼ最大値は207.3±70.lμg/lと,正常対照群の106.5±29.1μg/l (n=13)に比べ有意の高値を示し,白血球数最大値,収容時PCWPとの間に有意の正相関を認めた.生存群と早期死亡群との比較では発症後24時間以降,後者で有意の高値が認められ,最大値でも早期死亡群は288.7±75.8μg/l (n=7)と,生存群の188.1±56.9μg/l (n=23)に比べ有意に高値であった.以上のように, AMIでの顆粒球エラスターゼ測定はその予後判定に有用であった.なお,同程度の白血球数を示す感染症群での顆粒球エラスターゼ値は, AMI群でのそれに比べ有意の高値を示した.
  • 佐藤 玲子, 山根 清美, 北村 公博, 高橋 正宏, 太田 舜二
    1987 年 76 巻 3 号 p. 391-393
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    極めてまれな膵性脳症の1例を報告した.症例は28才男性で,腹痛に引き続きけいれん発作が出現した.入院時譫妄状態を呈し,左下腹部圧痛,筋性防御, skew deviation, oculogyric crisis,腱反射亢進,病的反射,強直性間代性けいれん,後弓反張を認めた.血清アミラーゼ,リパ-ゼ,トリプシン,エラスターゼ1はいずれも高値を示し,急性膵炎と診断した.脳波ではdelta-burst,頭部CTでは白質の低吸収域を認めた.膵炎治療開始後,膵炎とともに神経症状,脳波,頭部CT所見も改善したことからこれらの病態は膵性脳症と考えられた.
  • 門野 聡, 津金 永二, 今井 明彦, 古川 賢一, 熊澤 成幸, 坂入 光彦, 氏家 弘, 原 卓史, 古田 精市
    1987 年 76 巻 3 号 p. 394-397
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    我々はα-Streptococcusによる亜急性細菌性心内膜炎に対し,大量のbenzyl penicillin投与継続中にmycotic aneurysm破裂によるくも膜下出血を含併し, aneurysmの切除術を施行し救命しえた31才,男性例を経験したので報告した.
  • 大橋 宏重, 石黒 源之, 安江 隆夫, 渡辺 佐知郎, 杉下 総吉, 大谷 道広, 笹岡 郁乎, 国安 徳郎
    1987 年 76 巻 3 号 p. 398-403
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    スズメ蜂刺症により急性腎不全,呼吸不全をきたし,敗血症,消化管出血を合併して死亡した1例を経験した.症例は62才男性.スズメ蜂刺傷後,血圧低下,呼吸困難,無尿が出現し,当院を紹介された. GOT, GPT, LDH, CPK,アルドラーゼ,ミオグロビンが著明な高値を示した.また無尿が持続し, BUN,クレアチニンも上昇した.なおスズメ蜂特異IgE抗体が上昇し,重症I型アレルギー反応が示唆された.さらに喉頭浮腫,スズメ蜂毒によると思われる呼吸筋崩壊により呼吸困難が持続し,頻回血液透析にもかかわらず死亡した.本症例はI型アレルギー反応とスズメ蜂毒によるrhabdomyolysisにより急性腎不全ならびに呼吸不全が出現したものと思われる.
  • 吉岡 伸夫, 土肥 和紘, 榎本 康博, 熊田 光雄, 藤井 謙裕, 籠島 忠, 石川 兵衞, 杉山 建生, 金地 研二, 大熊 稔
    1987 年 76 巻 3 号 p. 404-408
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    著明な皮下出血を主訴にした真性多血症の54才,男性において,きわめてまれな血小板機能不全を認めたので報告する.一般凝血学的検査に異常がなく,血小板機能検査を実施したところ, 1)血小板増加があり, 2)各種の血小板凝集惹起物質による血小板凝集や放出反応が不良で, 3)外因性thromboxane A2 (TXA2)などに対する凝集反応もきわめて低下していたが, 4)患者血小板のADP, ATP含量およびarachidonic acid代謝は正常で,患者血小板由来のTXA2は健常者血小板を正常に凝集させた.以上のことから,患者血小板における放出機構に異常のあることが明らかとなり, TXA2受容体の障害あるいはカルシウム移動障害が示唆された.真性多血症でのこの様な報告はなく,きわめてまれな症例と考えられた.
  • 中村 俊博, 内藤 周幸, 小早川 裕之, 熊井 幹夫, 伊藤 博夫, 川村 光信, 林 洋, 安藤 矩子, 宮崎 滋, 長井 仁美
    1987 年 76 巻 3 号 p. 409-413
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    リウマチ性多発筋痛症(PMR)とマクロアミラーゼ血症を合併した1例を報告する.症例は56才の男性.四肢の筋肉痛を主訴に入院.上腕,下肢に強い運動痛と圧痛を認めたが,筋力低下,筋萎縮,神経学的異常所見は無かった.血沈亢進, CRP陽性を呈するも各種自己抗体陰性,筋原性酵素は正常で筋電図所見も異常は無かった. Birdらの診断基準よりPMRと診断,プレドニゾロン少量投与により自覚症状,炎症反応の改善を認めた.一方本例ではマクロアミラーゼ血症の存在が確認された.しかしステロイド療法によってPMRは改善したにも拘らず血清アミラーゼ値の低下は認められなかったことから,両疾患の発症における因果関係は無いものと思われた.
  • 赤星 雅, 星野 茂, 寺村 正尚, 押味 和夫, 溝口 秀昭, 肥田 野信
    1987 年 76 巻 3 号 p. 421-424
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は59才男性.主訴は口唇潰瘍,皮疹.昭和59年1月,顔面に丘疹,口唇,舌に潰瘍出現し,つづいて無痛性の亀頭部潰瘍が出現した.プレドニゾロン療法をうけ症状の軽快をみたが,投薬中止後,症状増悪し入院となつた.入院時顔面に丘疹,下口唇に潰瘍を認めた.白血球数は14300/μlで,好酸球は30%と増加し,血中ビタミンB12が14540pg/mlと異常高値を示し, hypereosinophilic syndrome (HES)と診断した,粘膜潰瘍がhydroxyureaに反応したこと, Behçet病やStevens-Johnson症候群の粘膜潰瘍とは病像が異なったこと,外国に粘膜潰瘍を初発としたHESの2症例の報告のあることがら粘膜潰瘍をHESの-症状と考えた. HESに粘膜潰瘍を伴うことはまれである.
  • 小山 泉, 高木 精一, 佐々木 治, 中村 直樹, 宮本 一行, 井上 幸愛
    1987 年 76 巻 3 号 p. 425-430
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    嚥下性失神の1例を経験した. 51才男性で,心疾患,食道・胃疾患はない.血液検査,心電図,ホルター心電図,脳波,脳CTに異常はみられなかった.観血的血圧測定と心電図とを同時に記録しながら,嚥下時と,食道内に挿入したバルーンの内圧を変化させた時との反応を観察した.まず嚥下により徐脈がみられることを確認した.次にバルーン内圧を様々に変化させたが,低い圧(20mmHg)では徐脈がみられ,さらに圧を高くして80mmHgにするとpulse intervalが3.8秒に延長し,血圧も收縮期圧で27%の低下を示した.すなわち圧を高くすると反応も強くなる傾向がみられた.また内圧負荷をくり返すと徐脈と血圧低下の反応が弱まる傾向がみられた.
  • 深沢 佐和子, 後藤 裕美子, 小菅 正之, 種田 紳二, 西川 哲裕, 三輪 映, 高城 義信, 霜山 一雄, 鈴木 知勝
    1987 年 76 巻 3 号 p. 431-435
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脱毛,皮膚色素沈着,四肢の爪甲の変形萎縮を主訴とした38才の主婦で,消化管造影で,胃,十二指腸,空腸,結腸全体にポリポーシスを認め, Cronkhite-Canada症候群と診断された. PAP法を用いた腸管局所免疫,患者のリンパ球を用いたADCC活性,末梢血中のT-リンパ球とB-リンパ球の比率は正常であったが, PPD, PHA,カンジダ,アスペルギルスなどの抗原に対する皮膚反応は減弱していた.また経過中,血清IgG, IgM, IgA値の低下,血清IgE値の上昇を認めた. prednisoloneの投与にて臨床症状は改善し,ポリープの数も著しく減少した.これらの所見から,本症例は全身的な免疫異常が病因に何等かの関連を持っていると考えられた.
  • 浅野 嘉延, 長沢 浩平, 津田 泰夫, 長野 政則, 草場 公宏, 仁保 喜之, 三村 和郎
    1987 年 76 巻 3 号 p. 436-440
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は27才の女.昭和53年全身性エリテマトーデス(SLE)発症.昭和59年1月少量の血痰出現.昭和60年1月血痰増加および腎機能悪化し3月当科入院. prednisolone増量で血痰消失していたが, 4月26日大量の血痰と呼吸困難が突発し,低酸素血症著明で,胸部X線写真上びまん性浸潤影を認めた. methylprednisolone大量療法などにて-旦軽快するも,肺出血を再発し5月22日死亡.剖検でびまん性肺胞内出血とループス腎炎を認め,肺小動脈壁に免疫複合体沈着を証明した. SLEにおける急性肺胞内出血は非常にまれな病態であるが,その特異な臨床像と重篤性のため近年注目を集めている.本症例は肺への免疫複合体沈着を証明し得た本邦第1例で,発症における免疫学的機序の関与を示唆している.
  • 林 克裕, 宇野 久光, 丸山 俊博, 橘 宣祥, 津田 和矩, 片岡 寛章, 河野 正
    1987 年 76 巻 3 号 p. 441-444
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脳腫瘍,脳炎,外傷などで視床下部性の多食症が生じることが報告されているが,脳への腫傷塞栓後に起こった報告はない.症例は55才,男性.原発性肝細胞癌の診断で入院治療中,左不全片麻痺,右動眼神経麻痺,左小脳失調が出現し,翌日より多食となり, 4日間で体重が3kg増加した.性欲亢進,情動変化, oral tendencyはなく,肝不全で死亡.剖検では肝細胞癌を伴う甲型肝硬変で,門脈,肝静脈は腫瘍により閉塞されていた.右中脳上丘レベルで動眼神経核,赤核に腫瘍梗塞を認め,右視床下部腹内側核の神経細胞変性とグリオーシスがみられた.多食の起こり方から,その原因を梗塞部に軸索を出している腹内側核細胞の逆行性変性によるものと考えた.
  • 加藤 正孝, 橋本 修, 村瀬 全彦, 梅田 みどり, 山藤 正広, 寺倉 俊勝, 高井 哲, 武藤 泰敏
    1987 年 76 巻 3 号 p. 445-450
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    20年前に受けた乳房形成術(シリコン)後に発症したと考えられる,サルコイド様病変を有する人adjuvant病の1例を経験した.症例は41才,女性.嚥下障害,下肢脱力,易疲労感を主訴として入院.顔面に米粒大以下の紅斑~丘疹,下肢筋力低下があり,両側乳房内に硬い超鶏卵大腫瘤が触知された.血中CK, aldolase,尿中creatine値が高く,筋電図上myogenic patternが認められた.摘出されたシリコン周囲,皮疹,下肢筋にはサルコイド様結節が認められ,血中angiotensin変換酵素(ACE)とリゾチーム活性も高値なことより,サルコイド様病変と考えられる.乳房形成術後の人adjuvant病で筋炎(サルコイド様病変)を伴った例は,本例が最初と考えられる.
  • 桑原 英真, 三浦 進, 高橋 仁公, 高田 誠, 植原 政弘, 斎藤 昭三, 栗原 正英, 根本 俊和, 小林 節雄
    1987 年 76 巻 3 号 p. 451-452
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    肺癌患者の治療中に,合成抗菌剤により発作性ヘモグロビン尿症を生じたと思われた1例を経験した.本症例は3回にわたって著明なヘモグロビン尿が出現したが,合成抗菌剤の中止により消失した.クームス試験,手足冷却試験, Donath-Landsteiner抗体,さらにHam test, sugar water test等すべて陰性であった.本症例の溶血は何らかの赤血球膜の脆弱性亢進が薬物により生じた結果発症したものと考えられた.
  • 竹内 亮, 猪熊 哲朗, 日高 昭斉, 松田 かおる, 勝島 慎二, 谷口 敏雄, 大本 潤子, 川口 義夫, 加納 正
    1987 年 76 巻 3 号 p. 453-454
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    皮下アミロイド腫の多発を認めた多発性骨髄腫の1症例を報告する.症例: 37才,男性.最初に眼瞼に丘疹を認め,経過中に腸管壁へのアミロイド沈着を示唆する頑固な便秘が出現したほか,鼠径部,肛門周囲に結節が出現し,アミロイド物質(AL)の真皮層への大量の沈着を確認した.多発性骨髄腫の皮膚アミロイド症の各種病変を早期に発見する事は本症の予後との関連において重要な意義を持つ事を指摘した.
  • 新津 洋司郎, 大和田 稔, 漆崎 洋一, 小野寺 義光, 渡辺 直樹, 高後 裕, 漆崎 一朗
    1987 年 76 巻 3 号 p. 455-456
    発行日: 1987/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は腹膜炎を合併した活動性肺結核の63才,女性で,やせの改善のために施行したvitamin Dを含むIVHが契機となって高Ca血症が出現した.抗結核薬の投与により胸部異常影の消失,喀痰の結核菌培養陰性に伴い,再上昇していた血清Caの完全な正常化が認められたことから肺結核症に合併した高Ca血症と診断した.活動性肺結核にしばしば伴うvitamin DおよびCaの代謝異常がその基盤に存在したものと推測される.
  • 1987 年 76 巻 3 号 p. 496
    発行日: 1987年
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
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