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橋場 邦武
1988 年 77 巻 12 号 p.
1789-1800
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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吉永 馨, 荒川 規矩男
1988 年 77 巻 12 号 p.
1801
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
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小町 喜男
1988 年 77 巻 12 号 p.
1802-1805
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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日和田 邦男, 西山 誠一
1988 年 77 巻 12 号 p.
1806-1810
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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築山 久一郎, 大塚 啓子
1988 年 77 巻 12 号 p.
1811-1815
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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降圧薬休薬の可能性と心肥大のregression
今鷹 耕二, 藤井 潤
1988 年 77 巻 12 号 p.
1816-1819
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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五島 雄一郎, 玉地 寛光
1988 年 77 巻 12 号 p.
1820-1825
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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水野 忠興, 進藤 邦彦
1988 年 77 巻 12 号 p.
1826-1829
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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仁保 喜之
1988 年 77 巻 12 号 p.
1830-1836
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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発症と環境要因
田村 昌士
1988 年 77 巻 12 号 p.
1837-1841
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
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大庭 建三, 春山 勝, 中野 博司, 山下 直博, 野崎 太矩祠, 妻鳥 昌平, 板垣 晃之, 早川 道夫, 大友 英一
1988 年 77 巻 12 号 p.
1842-1846
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
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老年期にみられる軽度耐糖能異常と剖検所見による脳梗塞病変との関連を高血圧症の影響を加味し検討した.生前に明らかな神経巣症状を認めた脳梗塞の合併頻度は,耐糖能正常例に比較し軽度耐糖能異常例に高率にみられ,高血圧症の合併はこれをさらに高率にする大きな要因であった.一方,明らかな臨床症状がなく剖検にてはじめて発見されるような小梗塞およびその多発例の合併頻度増加には耐糖能異常の影響はなく,高血圧症の影響が大であった.これら軽度耐糖能異常および高血圧症による脳梗塞合併頻度の増加傾向は加令とともに軽度となることが示唆された.
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板垣 信生
1988 年 77 巻 12 号 p.
1847-1851
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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慢性腎不全状態の免疫能を末梢血におけるT細胞コロニー形成能とInterleukin-1および-2産生能から検討した. T細胞機能の指標であるT細胞コロニー形成能は,慢性腎不全症例では健常人に比較して有意に低下していた.また,腎不全症例の血清を添加すると,健常人のT細胞コロニー形成能が抑制された.一方, Interleukin-1産生能は,腎不全症例と健常人の間では,有意差はみられなかったが, Interleukin-2産生能は,腎不全症例で有意に低下していた.したがって,慢性腎不全症例における免疫能の低下には, T細胞機能の障害が関与し,また慢性腎不全症例の血漿中に免疫能を抑制する因子が存在することが考えられた.
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小濱 章夫, 李 龍植, 松崎 圭輔, 吉川 正洋, 坂谷 光則, 北谷 文彦
1988 年 77 巻 12 号 p.
1852-1858
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は63才,男性.昭和57年に胸部異常陰影の精査目的で当院受診し,前斜角筋リンパ節生検等より肺サルコイドーシスと診断された.この時既に心電図で低電位と陰性T波を認めたが,その後徐々にR波減高が進行し,昭和61年4月には胸痛を伴わないで異常Q波が出現し,下壁梗塞に類似した.心エコーでは左室下後壁の菲薄化と壁運動低下,左室造影でも心尖部を中心とした下後壁のasynergyを認め,冠動脈造影では狭窄病変は認めなかった.左室心内膜心筋生検では線維化等の高度な病変を認めた.このように, R波が減高して遂には異常Q波が生じるというまれな心電図経過を観察しえた心サルコイドーシスの1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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杉本 博之, 長坂 一三, 桜井 誠司, 酒井 弘巳, 薗部 光一, 佐藤 則之, 木村 徹, 山路 達雄, 山田 昇司, 小林 節雄
1988 年 77 巻 12 号 p.
1859-1862
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
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症例は44才,男性. 37才より発熱を伴う腹痛発作を繰り返していた.発作時には著明な腹部膨隆と腹部単純X線写真上腸管内の著明なガス像を示した.消化管を中心に精査したが異常なく,開腹術を施行するも試験開腹に終った.周期熱の一種である家族性地中海熱を疑いレセルピンやコルヒチンを投与したところ発作が消失し,メタラミノール投与により発作が誘発され,この発作はコルヒチンにより抑制された.以上より,家族性地中海熱と診断した.診断にあたって,白血球数, CRPや血沈などの検査値は一定しなかったが,メタラミノール発作誘発試験が陽性で有用であった.
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増田 健二郎, 川井 尚臣, 瀬部 俊彦, 西田 善彦, 竹田 勝則, 増田 寿志, 山崎 正行, 斎藤 史郎
1988 年 77 巻 12 号 p.
1863-1867
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
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常染色体優性の遺伝性を示す家族性特発性大脳基底核石灰化症(FIBGC)の1家系3症例を報告した.発端者16才,女性で, 12才時に拍動性の頭痛を訴えるようになり, 16才で軽度の小脳性運動失調を認めた.そして,頭部X線像および頭部CT像で両側の大脳基底核部と視床に石灰化像を認めた.不随意運動や筋緊張の異常はなく,副甲状腺機能も正常であった.母と母方祖父にも大脳基底核の石灰化像がみられたが,神経症状はみられなかった.本家系では石灰化像の軽い若年の発端者にのみ神経症状が出現しているのが特徴であり,従来のFIBGCの報告例と異なっている.また,錐体外路症状はなく,基底核部石灰化による神経障害は少ないと考えられた.
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清水 潤, 山門 実, 竹内 弘明, 田川 一海, 鵜沼 直雄, 清瀬 闊
1988 年 77 巻 12 号 p.
1868-1872
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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成人発症型OTC欠損症の1家系を経験したので報告する.症例: 20才,女.主訴:悪心,軽度意識障害.家族歴:母の男性同胞1名生後1カ月以内死亡.現病歴:生来健康であったが,昭和61年5月より悪心,嘔吐出現. 8月当科入院す.軽度意識障害を認め,血中NH
3は, 172μmol/
lと著明に高値.脳波:徐波.蛋白負荷テストで尿中orotic acidの上昇を認めた.肝生検:核糖原をもつ明るい胞体の肝細胞を認めた.肝組織OTC活性は,正常の17%に低下していた. NH
4Cl負荷テストを,母を含む母系血縁者におこなった結果,母を含む数人に血中NH
3の上昇をみた.
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時田 元, 清水 勝, 大島 健次郎, 小林 成禎, 西川 佳秋, 高井 哲, 高橋 善彌太, 山岡 一清, 渡辺 邦友, 上野 一恵
1988 年 77 巻 12 号 p.
1873-1878
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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意識障害で緊急入院した74才,男性で肝画像診断上特異なガス腫瘤像を呈し,剖検の結果横行結腸癌の肝転移巣に
Clostridium septicumの感染を認めた1例を報告する.入院時の血液培養で同菌が同定されており,これは本邦で初めてのことである.大腸癌に合併した
C. septicum感染症の報告例は欧米では散見されるが本邦では極めてまれである.本症例では
C. septicumの侵入経路として横行結腸癌部が考えられ,経門脈的に肝転移巣に達したと推察されたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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門野 聡
1988 年 77 巻 12 号 p.
1879-1883
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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妊娠後期に褐色細胞腫による高血圧crisisを発症したが,母児ともに救命しえ, adrenalectomy前に高calcium,高renin血症を呈したGraves病合併von Recklinghausenneurofibromatosisの1例を報告する.高calcium血症,高renin血症はadrenalectomyにより消失した.高calcium血症の原因としてhyperthyroidism, PTH産生過剰, adenylate cyclasestimulating factorの存在は否定的であり,高renin血症の発現機序として腎動脈狭窄, hypovolemia, vasoactive intestinal polypeptide過剰分泌を認めなかったことよりcate-cholamine刺激により高calcium,高renin血症が発現した可能性が示唆された.
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有村 義宏, 中林 公正, 北本 清, 長沢 俊彦, 田中 宇一郎, 中村 弥, 藤田 親徳, 滝本 雅文
1988 年 77 巻 12 号 p.
1884-1887
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は64才,透析歴4年の女性.腎性貧血のため輸血を繰返し,鉄過剰症を認めるも安定した外来血液透析を施行していた.ところが髄膜炎症状を呈し緊急入院.種々の治療に反応せず,意識障害が進行し入院第7病日に死亡した.剖検上,汎発型ムコール症による多臓器の出血性梗塞およびヘモジデロ一シスを認めた.透析患者におけるムコール症の報告例は少なく,また鉄過剰症を合併し, Deferoxamineの投与のない透析患者に本症を生じた報告例は,我々の検索した範囲ではない.透析患者のムコール症の発症要因に鉄過剰の関与が推測され,今後留意すべきと思われ報告した.
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中村 雄二, 宇都 宮宏子, 吉本 恵子, 岡田 雅彦, 斉間 恵樹
1988 年 77 巻 12 号 p.
1888-1889
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
58才男性,高血圧および蛋白尿の精査のため入院.血圧142/90mmHg,尿蛋白0.5g/日,脊椎の前屈不能,脊椎X線写真ではbamboo spine像を呈した.血清IgAは765mg/dlと高値を示した. HLA typingではB-27が証明された.腎生検ではメサンギウムへのIgA沈着と著明な細小動脈の硬化を認めた.強直性脊椎炎とIgA腎症の合併例は本邦では極めてまれである.
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加納 正, 西村 浩一, 泉 孝英, 大島 駿作
1988 年 77 巻 12 号 p.
1890-1891
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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タイプの異なる2種のBence Jones蛋白(BJP)が証明された多発性骨髄腫例について報告した.症例: 66才男性.軽度の肝脾腫と末梢リンパ節腫大(+),貧血(-),栓球数正常,白血球増加(14000).骨破壊像(+).血清中にIgG (κ)+BJP (λ),尿中にBJP (κ)+BJP (λ)を証明.骨髄形質細胞数6.8%, λ鎖陽性細胞の11.8%にκ鎖陽性, κ鎖陽性細胞の66.7%はλ鎖陽性で,形質細胞の一部は両者を産生していた.腫瘍に伴ってアイソタイプ排除の原則がきわめてまれに破綻すると考えられる.
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藤元 昭一, 住吉 昭信, 山本 良高, 田仲 謙次郎, 松山 明彦, 脇坂 治
1988 年 77 巻 12 号 p.
1892-1893
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
症例は47才,女性.全身性エリテマトーデス(SLE)に伴うネフローゼ症候群の経過中,急性肺水腫を合併して死亡.剖検所見で悪性リンパ腫を確認した. SLEの経過中に悪性腫瘍,特に悪性りンパ腫が発症してくることが免疫抑制薬の使用と絡んで問題にされてきている. lupus lymphadenitisと悪性リンパ腫の鑑別は臨床症状のみでは困難な例があり, SLEにリンパ節の腫大を伴った際にはリンパ節生検により診断を確定する必要がある.
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木下 郁夫, 長郷 国彦, 柴山 弘司, 松尾 秀徳, 本村 政勝, 冨田 逸郎, 佐藤 聡, 中村 龍文, 長瀧 重信, 辻畑 光宏
1988 年 77 巻 12 号 p.
1894-1895
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は40才,女性.昭和56年より眼瞼下垂,複視,四肢筋の易疲労性出現し,当科へ第1回目の入院.諸検査にて重症筋無力症(MG)の診断を受け胸腺摘出術を行なった.昭和59年10月よりレイノー現象,抗核抗体陽性,免疫複合体高値,全補体価の低値などが出現し,昭和61年5月胸膜炎を伴い第2回目の入院となり全身性エリテマトーデス(SLE)の診断を受けた. MGの胸腺摘出後にSLEが発症した報告はまれで本例は貴重な症例と考えた.
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阿部 和夫, 博野 信次, 宇高 不可思, 亀山 正邦, 藤田 真佐之
1988 年 77 巻 12 号 p.
1896-1897
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
我々は,脊髄小脳変性症の症例で,本人,母親,妹に血清vitamin B6濃度の低下を認め, vitamin B6静脈内投与により,症状の一過性の改善を認めた. vitamin B6と脊髄小脳変性症の関連について述べた報告はほとんどなく,貴重な症例と考えられる.
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東 輝一朗, 島田 達也, 紫藤 忠博, 森田 三雄, 梅田 照久, 佐藤 辰男
1988 年 77 巻 12 号 p.
1898-1899
発行日: 1988/12/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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原発性副甲状腺機能亢進症24例を対象に,種々の非侵襲的部位診断法の有用性について検討した.腫瘍の触診可能例は, 2.0g以上の症例に限られた.超音波検査と
201Tl・
99mTc併用シンチ検査では, 0.5g以上の副甲状腺腫のほぼ全例を,それ以下の例では,いずれも約半数ほどを検出しえた.またCT検査による検出率は,画像診断法のなかで最も低値を示した.なお甲状腺疾患を29%に合併しており,確定診断の際に注意を要した.
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