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内野 治人
1989 年 78 巻 9 号 p.
1255-1262
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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佐竹 辰夫, 大島 駿作
1989 年 78 巻 9 号 p.
1263
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
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牧野 荘平
1989 年 78 巻 9 号 p.
1264-1268
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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佐竹 辰夫, 滝 文男
1989 年 78 巻 9 号 p.
1269-1272
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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木野 稔也, 大島 駿作
1989 年 78 巻 9 号 p.
1273-1276
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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小林 節雄
1989 年 78 巻 9 号 p.
1277-1279
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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安藤 正幸
1989 年 78 巻 9 号 p.
1280-1283
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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川上 義和, 山口 悦郎, 岡崎 望, 伊藤 昭英, 国兼 浩嗣, 阿部 庄作
1989 年 78 巻 9 号 p.
1284-1287
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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可部 順三郎
1989 年 78 巻 9 号 p.
1288-1292
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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高林 克日己, 倉沢 和宏, 山崎 俊司, 杉山 隆夫, 松村 竜太郎, 吉田 恒, 小池 隆夫, 冨岡 玖夫, 吉田 尚, 大島 仁士
1989 年 78 巻 9 号 p.
1293-1298
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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自己免疫疾患患者にみられる肺日和見感染症のうち,肺結核,カリニ肺炎,肺真菌症のそれぞれの臨床像を比較検討した.カリニ肺炎と肺真菌症はプレドニゾロン60mg/日以上の投与の患者において投与後比較的早期にみられるのに対し,肺結核の発症は長期間投与後の低用量時にみられることが多く,また血清LDHはカリニ肺炎おいてのみ有意な高値を示し,鑑別診断上有用であった.パルス療法施行患者では26%と高率に肺感染症の発症がみられた.これらの患者に対しsulfamethoxazole-trimethoprim, isoniazidの予防投与によりカリニ肺炎と肺結核の発症を抑止することが可能であった.
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堀内 賢二
1989 年 78 巻 9 号 p.
1299-1307
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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経皮的冠動脈形成術(PICA)の際のballoon inflation (INF)による心筋虚血の再現性とINF直前における抗狭心症薬の冠動脈内投与の有用性について,狭心症41例で検討した. INFによる心筋虚血は良好な再現性を示した. nicardipine 0.1mgとtrinitroglyceride(TNG) 0.1mgの冠動脈内投与は両薬ともINF中の虚血性心電図変化の発現を遅延させ,その程度を縮小し,心筋乳酸摂取率も改善した.その機序として, INF前におけるpressure rate productの減少およびINF中の局所虚血心筋潅流圧を示すPerfusson indexの改善が示唆された. nicardipineとTNGのINF直前における投与はPTCA成功および再狭窄を減少するとされるINF timeの延長を可能とし,有用と思われた.
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永井 尚生, 清水 哲, 川本 広夫, 山野 上路夫
1989 年 78 巻 9 号 p.
1308-1314
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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広範肝細胞壊死と異なり,小葉中心性壊死や凝固壊死等の肝循環不全に基づく変化を強く認めた劇症肝炎1例を含む急性肝不全の4例について,その病理,臨床所見について検討し,広範肝細胞壊死の劇症解炎症例と比較した.肝循環不全例はいずれも腎不全を合併した.又,経過は短く,著明なDIC状態を呈した.腎不全やDICと肝循環不全との関係について考察した. DICは肝における微小循環不全の主体を成し,早期からのDICに対する積極的な治療の必要性が示唆された.肝循環不全は直接的肝細胞障害因子に加え,急性肝不全の成因に重要であると考えられた.
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小山 孝規, 兼岡 秀俊, 柳瀬 圭史, 車 忠雄, 大田 明英, 緋田 めぐみ, 山口 雅也, 只野 壽太郎
1989 年 78 巻 9 号 p.
1315-1318
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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CRRST症候群にPBCを合併した2症例と組織学的検査の機会は得られなかったが,同様の胆汁うっ滞型肝障害を合併した不全型CREST症候群の1症例を経験した.この3例について免疫学的側面より検討を行い,さらにHLA検査を施行した.その結果,従来,日本人においては強皮症とHLA-DRw8, PBCとDR2あるいはDR9と遺伝的相関があるとされているが,今回の症例は全例とも,このDRw8とDR2あるいはDR9とを有していた.このように,少数例ながら自験3症例は強皮症とPBCそれぞれの遺伝因子を共有しており,これが本邦においてはまれとされる強皮症とPBCとの合併の共通した免疫遺伝学的背景になっている可能性を示唆した.
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伊在井 みどり, 今井 龍幸, 藤岡 均, 琴尾 泰典, 花林 隆裕, 高橋 誠一郎, 矢野 好弘, 宮下 剛彦
1989 年 78 巻 9 号 p.
1319-1323
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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卵巣甲状腺腫は奇形腫全体の2.7%~13%と極めてまれな腫瘍で,悪性化率1%以下である.症例は44才の経産婦で, 10年来の頚部腫瘤を主訴に来院した. 9カ月前に右卵巣腫瘍および両側附属器摘出術を受け,悪性卵巣甲状腺腫(甲状腺乳頭癌)と診断されている.頚部腫瘤は画像診断,吸引細胞等の結果から甲状腺悪性腫瘍が疑われ,甲状腺右葉切除術を施行し,組織は甲状腺〓胞癌であった.本例では甲状腺機能は正常で,摘出された正常甲状腺部には著変を認めず,両者は独立して生じたものと考えられた.悪性卵巣甲状腺腫と原発性甲状腺癌の重複例の報告は無く,極めてまれで興味深い例と考えられた.
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吉田 裕樹, 原 陽子, 佐藤 孝子, 犬尾 元, 荒井 純子, 湯村 和子, 二瓶 宏, 杉野 信博
1989 年 78 巻 9 号 p.
1324-1328
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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腎への形質細胞の浸潤およびlgA沈着を認めたidiopathic plasmacytic lymphadenopathy with polyclonal hyperimmunoglobulinemia (IPL)の1例を経験した.症例は65才の男性で,リンパ節腫脹,および蛋白尿,高グロブリン血症の精査目的で入院となった.リンパ節生検にて多クローン性の異型性のない形質細胞の増生が認められ, IPLと診断した.また腎生検では,腎実質に形質細胞の浸潤が認められた. IPLではリンパ節以外の臓器に形質細胞が浸潤することが知られているが,腎実質への浸潤例の報告はない.また糸球体には少量のlgAの沈着が認められ,蛋白尿の原因として,血液粘稠度の亢進に加え免疫異常を基礎とした腎症の発現が考えられた.
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高島 洋, 池田 昭夫, 音成 龍司, 柿木 隆介, 黒田 康夫
1989 年 78 巻 9 号 p.
1329-1332
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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臨床的には再発性脳神経炎のみを呈し, MRI-CTにて大脳に多発性白質病変を認めた2症例を報告した. 1例は, 17才,女性で, 12才時より3回視神経炎を繰り返した. 1例は, 48才,女性で,左側下位脳神経炎を2回繰り返した.両例とも中枢神経障害を示唆する臨床的所見はなく,誘発電位,髄液所見も正常であった.しかし,両例でMRI-CTで大脳に多発性白質病変を認め,多発性硬化症と診断した.本2症例は原因不明の脳神経炎に際してはMRI-CTは必修の検査項目であることを強く示唆している.
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高折 洋, 北澤 康秀, 谷口 智行, 伊藤 嘉敏, 武山 直志, 田中 孝也
1989 年 78 巻 9 号 p.
1333-1338
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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3回にわたり大量の喀血を繰り返した31才男性のBehcet病患者に合併したHughes-Stovin症候群を経験した.血管造影検査にて肺動脈瘤と下大静脈狭窄を認めたことより本症候群と診断した.それまで行っていた抗凝固療法を中止し, colchicineとステロイド薬を併用したところ,喀血は軽快し寛解を得た. Hughes-Stovin症候群はきわめてまれな症候群であり,その報告例は自験例も含めわずか20例にすぎない.多くは喀血により死亡していた.最近本症候群とBehcet病との関連性がとりざたされており,本症例もそのような1例であると考えられる.
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森 茂紀, 青柳 豊, 大野 隆史, 渡辺 俊明, 野本 実, 上村 朝輝, 市田 文弘, 村松 公美子, 伊藤 陽
1989 年 78 巻 9 号 p.
1339-1343
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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症例は43才の男性で,意識障害を主訴に,新潟大学附属病院に入院となった.血液検査では,肝機能異常は認められなかったが,血中アンモニアが高値であった.脳波では,典型的な三相波が認められた.経皮経肝門脈造影でも,大循環系との側副血行路は認められなかった.尿中および血中アミノ酸分析を施行したところシトルリンの高値を認めた.腹腔鏡下肝生検にて, argininosuccinate sythetase (ASS)の欠損を認めたが,他の四つの尿素サイクル関連酵素は,正常範囲であった.死亡後,剖検腎にてASS活性を調べたところ,正常であり, ASS欠損症TypeIIと診断された.治療は, 1日40g以下の蛋白制限と,分岐鎖アミノ酸製剤や安息香酸Naの投与を行ったが,効果を示したのは初期のみで次第に効かなくなり,発症より約5カ月後に,高度の脳浮腫を合併して,死亡した.
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大浦 孝, 仲宗根 安樹, 三村 悟郎
1989 年 78 巻 9 号 p.
1344-1345
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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四姉妹の中,三姉妹が全身性エリテマトーデス(SLE)である家系を報告し,その姉妹についてHLA抗原の検索を行った.発症した長女と四女がhaplotype identicalで,発症した次女と発症していない三女がhaplotype identicalであった.從ってSLEの発症因子をHLAと連鎖した単一の遺伝子で説明することは困難であった.また三人三様に発症年令,臨床症状,検査所見に差異がみられることから,共通の遺伝子以外に環境因子も考慮する必要がある.
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熊谷 功, 佐々木 徹, 高取 克彦, 四方 賢一, 池田 修二, 高岡 道夫, 愼野 博史, 太田 善介
1989 年 78 巻 9 号 p.
1346-1347
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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フリー
症例は58才,女性. 43才より慢性関節リウマチ(RA), 53才で強皮症(PSS)と多発性筋炎(PM)を併発し加療中,昭和62年蛋白尿と浮腫が出現した.ネフローゼ症候群と腎機能低下を認め,腎糸球体と血管壁にアミロイド(AAtype)が沈着していた.ステロイド薬とdimethylsulfoxide (DMSO)を併用し,炎症反応は改善し蛋白尿と腎機能は約半年間は増悪しなかった. RA, PSS, PMのoverlap症候群に伴う続発性amyloidosisは従来報告がないので報告する.
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石原 隆, 日野 恵, 黄 俊清, 永井 謙一, 池窪 勝治, 森寺 邦三郎, 倉八 博之, 松本 茂男, 伴 貞彦
1989 年 78 巻 9 号 p.
1348-1349
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
フリー
64才,男性.主訴は複視と右眼瞼下垂.トルコ鞍を中心に下垂体を上方に圧迫する腫瘍像と,血清・尿中でBence Jones型M蛋白を認めた.尿崩症はなく, TSH・FSH・GH・ACTHの低下とPRLの軽度増加を認めた.トルコ鞍近傍の多発性骨髄腫による汎下垂体機能低下症と診断した.化学療法と放射線療法により脳神経症状と下垂体機能障害の改善をみた.多発性骨髄腫の経過中に,下垂体機能障害を伴う可能性を示唆する貴重な症例と考えられる.
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吉田 裕樹, 稙田 太郎, 丸山 明子, 横山 宏樹, 宇治 原典子, 平田 幸正, 佐中 孜, 山中 寿, 中嶋 ゆう子, 西岡 久寿樹
1989 年 78 巻 9 号 p.
1350-1351
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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痛風,痛風腎を合併したBartter症候群の1例を経験した,症例は17才の女性で,手指関節の変形腫脹にて入院,高尿酸血症・低K性アルカローシス,アンジオテンシン-IIに対する昇圧反応の低下が認められた,腎生検では,傍糸球体装置の過形成および遠位尿細管内尿酸結晶が確認された,本症候群では高尿酸血症,痛風の合併頻度が高いとされているが,本邦での報告例は少なく,また組織学的に痛風腎を証明しえた症例の報告はない.
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松本 美富士, 片田 栄一, 上村 晶代, 日比野 宣幸, 松原 充隆, 山本 正彦
1989 年 78 巻 9 号 p.
1352-1353
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
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56才の主婦が夫婦間感染によると思われる成人T細胞白血病(ATL)ウイルス(HTLV-I)感染後, HTVL-I associated myleopathy (HAM)とSjögren症候群(SjS)を発症した. HAMと同一疾患である熱帶性痙性麻痺とSjSの報告はあるが, ATL多発地域である本邦で両疾患の合併の報告はない. HTLV-IはATLのみならず神経系,呼吸器,関節疾患などの発症と深くかかわつていることから,両疾患の合併はHTLV-Iの病因的意義を考える上で興味ある.
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坂爪 実, 吉岡 光明, 深川 光俊, 関 剛
1989 年 78 巻 9 号 p.
1354-1355
発行日: 1989/09/10
公開日: 2008/06/12
ジャーナル
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症例は57才の女性,主訴は意識障害,精査の結果インスリノーマ診断し,腫瘍局在診断を試みた,血管造影と経肝門脈カテーテル法で陽性所見を呈し,血管造影では膵体部と脾に濃染像を認めた.多発性か異所性,あるいは転移性である可能性が考えられた.術後,前者がインスリノーマで,後者は脾過誤腫であるこどが判明した.インスリノーマに脾過誤腫を合併し,その局在診断と予後の判定が困難であった1例を報告する.
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