日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
92 巻 , 6 号
選択された号の論文の26件中1~26を表示しています
  • 上田 龍三
    2003 年 92 巻 6 号 p. 931-933
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 栗山 一孝
    2003 年 92 巻 6 号 p. 934-941
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病の病型分類は,形態学を主体としたFAB分類が汎用されてきた.しかし,白血病の病因・病態研究が遺伝子レベルで進むにつれ,特異的遺伝子変異を有する病型の臨床的重要性が高まってきた. WHO分類は,特異的染色体・遺伝子変異を有する病型を独立させ,またFAB分類では除外されていた病型なども包括した造血器/リンパ組織の悪性腫瘍分類の一環として登場した. FAB分類と対比させつつWHO分類の特徴を解説した.
  • 谷脇 雅史, 上田 享司
    2003 年 92 巻 6 号 p. 942-949
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    染色体の転座や欠失は白血病の発症に関与し,再構成の切断点から数多くの腫瘍関連遺伝子が単離されている.それらは造血幹細胞の発生,分化,増殖あるいは細胞死に関与するものが多く,シグナル伝達の破綻が白血病化の原因と考えられる.遺伝子染色体異常は白血病の病型や予後と密接に関係し,治療法の選択に欠かせない.さらに,原因遺伝子の機能を阻害する分子標的薬の開発によって,白血病の治療法は根本的に変わる可能性がある.
  • 三輪 啓志
    2003 年 92 巻 6 号 p. 950-955
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    骨髄系,リンパ系それぞれの系統にそぐわない抗原の発現は,白血病の未分化性を示すものと考えられ,予後不良の指標としての可能性が追求されてきた.なかでもAMLにおけるCD7の発現は多くの議論を経て,予後不良因子として認められつつある.また,サイトカイン受容体の発現様式は病型特異的である.このような白血病細胞の特性への理解の深まりが新たな診断,分類の確立に寄与し,分子標的療法につながる可能性も考えられる.
  • 玉置 広哉, 小川 啓恭
    2003 年 92 巻 6 号 p. 956-962
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    微小残存病変(MRD: Minimal residual disease)とは,白血病治療後になお体内に残存する肉眼的には検出しえない白血病細胞のことである.ほとんど全ての白血病で過剰発現しているWT1遺伝子を,リアルタイムPCR (polymerase chain reaction)法で定量する方法は,多くの白血病患者に応用できる,簡便なMRD検出系として,有望視されている.
  • 今村 雅寛
    2003 年 92 巻 6 号 p. 963-968
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病の診断は他疾患のそれと同様に,先ず病歴聴取の後,臨床症状と身体所見をよく把握し,白血病が疑われれば末梢血検査を行う.各血球数の異常,白血球形態異常,白血球分画異常を認めた場合,骨髄穿刺.染色体検査,表面抗原検査,遺伝子検査を行い,確定診断をつける.
  • 松田 光弘, 金丸 昭久
    2003 年 92 巻 6 号 p. 969-978
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    急性白血病の治療戦略は,寛解導入療法と寛解後療法に分けられる.まず,個々の症例の薬剤反応性に応じたresponse-oriented individualized therapyの概念を取り入れた寛解導入療法により完全寛解を目指す.その後,患者の予後因子に基づいて決定された寛解後療法によって,微小残存白血病細胞をできるだけ減らし,白血病の再発予防に努め,治癒を目標とする.
  • 岡本 真一郎
    2003 年 92 巻 6 号 p. 979-985
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    慢性期慢性骨髄性白血病(CML)ではBCR/ABL蛋白質のチロシンキナービ活性を特異的に阻害するimatinib mesylateが治療の第一選択であり,同種造血幹細胞移植(SCT)の治療戦略上への位置づけを明確にすることが今後の課題である.一方,進行病期のCMLではimatinib mesylateによって病勢をコントロールし速やかにSCTを施行する事が勧められる.
    慢性リンパ性白血病(CLL)の治療の第一選択はfludarabineである. Fludarabineと他の薬剤あるいはモノクローナル抗体の併用療法も行われているが,現時点ではfludarabine単剤に対する優位性は明らかにされていない. SCTに関してはその有用性を示唆するデータが蓄積されつつある.
  • 松岡 雅雄
    2003 年 92 巻 6 号 p. 986-991
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia: ATL)はヒトT細胞白血病ウイルスI型(human T-cell leukemia virus type I: HTLV-I)の感染により惹起される末梢性Tリンパ球の腫瘍性疾患である.その臨床像は多彩であり,慎重に治療法を選択する必要である.ヘアリーセル白血病は比較的稀な疾患でありエビデンスに基づき治療方針を決定する必要がある.
  • 通山 薫
    2003 年 92 巻 6 号 p. 992-998
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    骨髄異形成症候群(MDS)は骨髄機能不全や急性白血病に至る予後不良の造血障害である.現状では有効な治療法に乏しいが,的確な検査診断と予後予測評価を行い,慎重な経過観察から薬物療法,造血幹細胞移植に至るいくつかの治療選択肢の中で,最も適切な手段を選択することが患者の生命予後のみならずより良いQOL (quality of life)を保持することにつながる.また病院・病態のさらなる解明と試験的治療の今後の展開が期待される.
  • 原田 実根
    2003 年 92 巻 6 号 p. 999-1006
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    造血幹細胞移植は,造血幹細胞ソース(骨髓,末梢血,臍帯血)やドナー(自己,血縁,非血縁)の違いによって多様化している.同種骨髓移植は,白血病に対する治癒的治療法として確立され,治療原理として同種移植に伴い抗白血病効果であるgraft-vs-leukemia (GVL)効果が注目されている.同じ治療原理を有する同種末梢血幹細胞移植は,急速に普及しつつあるが,その適応と限界は明らかにされておらず,科学的および倫理的に適正な臨床試験による検討が不可欠である.
  • 横澤 敏也, 直江 知樹
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1007-1012
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    治療関連白血病とは化学療法や放射線が要因になった白血病を示し,主な一次腫瘍は血液悪性疾患や乳がんや婦人科がんなどである.染色体異常をもとにしてアルキル化剤が原因の欠失型のタイプと, topoisomerase II阻害剤の投与に関連する転座型の新しいタイプの2種に分けられる.後者ではMLL遺伝子の存在する11q23を含む転座が特徴的である.化学療法後に長期生存を得られる疾患の経過観察において,治療関連白血病は最も留意すべき晩期合併症である.
  • 脇田 充史
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1013-1017
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    高齢者白血病は近年増加しつつあり,確立した標準療法が未だになく治療成績は悪いのが現状である.高齢者白血病の治療成績向上のためには,強力な寛解導入が可能な症例を正しく層別化し,強力治療群にはG-CSFの有効な投与法などの好中球減少期の感染症を回避する方法の確立が必要である.さらに低形成性白血病などの予後不良群については,治療の標的となる新しい分子の同定による治療法の確立や治療効果モニタリング可能なマーカーを指標として,患者のQOL (quality of life)向上を目指した治療法の確立が急務である.
  • 矢野 邦夫
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1018-1024
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病患者は極めて厳しい顆粒球減少状態にあり,同種移植患者においては免疫抑制剤も投与されている.このような状況下では適切な感染対策が不可欠であることは言うまでもない.造血器疾患における重要な感染源は患者自身や患者に直接接する医療従事者・面会者であり,環境が感染源となることはアスペルギルスを除いて殆どない.最近は環境からの感染について情報が整理されてきており,白血病診療における感染対策もまた児直されてきた.
  • 坂倉 美穂, 和田 英夫
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1025-1029
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病における出血傾向の原因には,血小板減少によるものと,播種性血管内凝固症候群(DIC)などの凝固異常によるものとに大きく分かれる.血小板減少に対する唯一の治療は血小板製剤の輸血であるが,血小板抗体産生などの副作用を防ぐ意味から,今後輸血基準は低くなる傾向にある.白血病に合併するDICは線溶優位型が多く,抗凝固療法とともに補充療法が有効である.前骨髄球性白血病のDICにはレチノイン酸が有効であるが,レチノイン酸症候群には注意を要する.
  • 間野 博行
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1030-1035
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    ヒトゲノム配列の解明に伴い人間の持つ全遺伝子情報が開示される日も近い. 21世紀の医学・医療はこれら膨大なヒトゲノム情報の応用無くして成り立たないであろう. DNAチップはゲノム情報を利用した網羅的遺伝子発現定量システムであり,これまでとは異なった観点からの疾患の診断および病態解明が可能になると期待される.注意深くデザインされたDNAチップ実験によって白血病の根治に向けた臨床研究が加速されると予想される.
  • 平井 久丸
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1036-1042
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    分子標的療法は腫瘍化の分子機構や腫瘍細胞のバイオロジーに基づく,より生理的な治療法であり,従来の化学療法と比較して毒性が少ない.すでに,分化誘導剤,チロシンキナーゼ阻害剤,抗体医薬などが白血病治療に用いられ,優れた効果を発揮している.チロシンキナーゼからRAS/MAPキナーゼを介するシグナル伝達系は細胞増殖シグナルを伝達するため,これらの分子を標的とした有用性の高い薬剤が開発されつつある.
  • 仲野 徹
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1043-1047
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    細胞が持つ再生能力を活かして医学に利用する,という再生医学が注目を浴びている.白血病の治療には,造血幹細胞移植が用いられ始めてすでに半世紀近い歴史を有している.造血幹細胞移植は,体外における増幅というステップを経ないが,造血幹細胞の持つ再生能を利用した治療法であり,再生医学のプロトタイプと考えることができる.ここでは,まず,再生医学全体から見た造血幹細胞の位置づけを考え,白血病治療における細胞移植の将来的な展望と期待を論じてみたい.
  • 金子 鎮二, 篠田 政典, 井関 淳, 神谷 宏樹, 吉田 朋寛, 金山 均
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1076-1078
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    動悸を主訴に来院し, wide QRS tachycardiaとnarrow QRS tachycardiaを認めた.電気生理学検査の結果,潜在性WPW症候群であり,一拍のみCoumel現象を認め, wide QRSはfast-Kentで心室内変行伝導を伴い, narrow QRSはslow-Kentであり,何れもatrioventricular reciprocating tachycardia (AVRT)であった.
  • 岩見 寿美子, 柳 富子, 笠井 昭吾, 徳田 均, 斉藤 寿一
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1079-1081
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は67歳,女性.特発性間質性肺炎(IIP)の急性増悪時に自己免疫性溶血性貧血(AIHA)を合併した.ステロイドパルス療法及びエンドキサンパルス療法が無効であったが,経口ステロイドとシクロスポリン(CyA)併用療法が有効であった.両疾患が合併することはまれであるが,免疫学的機序の関与が推定された.重症例にはステロイドとCyA併用療法は選択されるべき治療と考えられ,興味深い症例であり報告した.
  • 丹波 祥子, 桐山 和雄, 園田 隆, 古林 孝保, 加藤 哲也, 椿尾 和美, 沈沢 尚恵, 松嶋 伸好, 金山 良男, 姫野 誠一
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1082-1083
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は80歳,男性. 38°Cの弛張熱を主訴に入院した.白血球増加なく,胆汁うっ滞型肝障害を認めたが,腹部画像上著変認めなかった.肝生検により類上皮肉芽腫が検出されたが,抗酸菌染色や培養では結核菌陰性であった.肝ホモジネートを対象としたPCR法にて結核菌の存在を同定し肝結核と診断しえた. PCR法は菌数の少ない場合でも検出可能であり,肝結核の診断に有用と考える.
  • 斎藤 新, 鎌田 孝篤, 石坂 浩, 花田 裕之, 奥村 謙
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1084-1085
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は67歳,男性.起坐呼吸と発作性夜間呼吸困難を主訴に救急搬送された.うっ血性心不全の診断で加療を開始し,症状改善に至った.しかし心不全の原因検索のために行われた精査では,心臓自体には異常所見を認めなかった.入院経過中に睡眠時の無呼吸があり,その後に行われた精査により心不全の原因が睡眠時無呼吸症候群に起因するものと考えられた.文献的考察を加えながら報告する.
  • 吉田 周郎, 牧野 茂義, 杉尾 康浩, 上田 章
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1086-1088
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は53歳,男性.胸腹水にて発症し,腹水細胞診にて, CD20陽性のび漫性大細胞型リンパ腫で腫瘤を形成しないPrimary effusion lymphoma (PEL)と診断した.患者はHTLV-IおよびHIVとも陰性で,腫瘍細胞はHHV-8, EBVとも陰性であり,欧米でのHIV/HHV-8陽性例とは異なっていた.化学療法後に速やかに胸腹水は消失したが,中枢神経に再発し永眠された. PELは一般に予後不良のため,積極的治療の検討が必要である.
  • 中西 洋一, 高山 浩一
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1089-1095
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    肺癌の最大の原因はタバコである.この事実は,多くの疫学研究から明らかにされ,今では疑問を挟む余地のない常識である.一方,肺癌は遺伝子異常に由来する疾患である.喫煙などによる気道細胞のDNA傷害を原因として遺伝子異常が生じ,これに環境や遺伝的素因を含む多くの因子が影響を与えて肺癌が発生する.原因と結果が明らかであるから,それを繋ぐもの-すなわち,肺癌ができる機序も簡単にわかりそうなものであるが,実はよくわかっていない.
    ただし,分子生物学の進歩に伴い,ようやくタバコ発癌の分子機構に光が当てられるようになった.そのアプローチは,発癌化学物質のDNA結合量の測定から,発癌化学物質の代謝・解毒機能,細胞周期へ与える影響, DNA修復能,遺伝子変異と多方面にわたっている.
    これらの解析を通じて,「タバコを喫うとなぜ肺癌になるのか」,「癌になりやすい家系や体質の正体は何か」,「どうすれば肺癌を予防できるのか」といった疑問に対する解答が少しづつ出てきた.
  • 熊谷 俊一, 信原 由実子, 三枝 淳
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1096-1103
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    ヒト自己免疫疾患は多因子疾患であり,その発症には遺伝素因と環境因子が複雑に係わっている.過剰な酸化ストレスは,炎症の増強やアポトーシス誘導による組織障害,トレランスの破綻による自己免疫応答の惹起などにより,自己免疫の病態形成に深く関与している.
    関節リウマチ患者の血中チオレドキシン(TRX)レベルは健常人に比し有意に高く,その関節液中には末梢血の数倍のTRXが含まれていた.患者関節滑膜細胞は抗TRX抗体で強く染色され,酸化ストレスの負荷が示唆された.また我々は,酸化ストレスがSS-A抗原のケラチノサイト細胞表面への発現を誘導する事を証明した.さらにシェーグレン症候群の疾患感受性遺伝子として,酸化ストレスに関連するグルタチオンS-トランスフェラーゼ遺伝子欠損を同定した.酸化ストレスの研究が,自己免疫疾患の病因解明とともに,発症や再燃の予防,新しい治療法開発へと結びつくことを願っている.
  • 西原 利治, 大西 三朗, 円山 英昭
    2003 年 92 巻 6 号 p. 1104-1109
    発行日: 2003/06/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    食生活の変化に伴う肥満人口の増竣と共に,高度の脂肪肝に肝実質の炎疲・壊死,線維化所見が加わつた非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の増加が注目されている.本症はウイルス性肝疾患,自己免疫性肝疾患,既知の先天性代謝性肝疾患を除外した原因不明の慢性肝障害であり,飲酒歴に乏しいのに組織像はアルコール性肝障害に類似するのが特徴である.肥満や糖尿病,高脂血症を基礎疾患として有する場合には,発症頻度が増加するため生活習慣病の側面も有する.本症は遣伝的素因を背景に,脂肪肝とインスリン抵抗性を基礎病態として発症する症候群であり,しばしば肝硬変に進展し,米国では肝細胞癌の温床のーつとまでみなされている.予後良好との先人観が強い脂肪肝や高脂血症・糖尿病を準備状態とするため,日常診療において本症は看過されることが多いと懸念される.飽食の時代を迎えた今日, NASHの疾患概念の普及による早期発見と治療が求められる.
feedback
Top