・Metabolic syndromeに対する運動療法の目的は,根幹をなすインスリン抵抗性の改善をはかることにある.
・運動療法は,食事療法,禁煙,節酒などの生活習慣の是正の一環であり,これらの併用により,有効性が一層発揮される.
・運動療法指導前には,メディカルチェックを行い,潜在する疾患の存在を把握する.
・1回10~30分, 1日15分~30分,週3日以上の歩行で代表される軽度の有酸素運動の継続が中心である.
・有酸素運動のみで効果が得られない時, Valsalva呼吸(力み)を伴わないレジスタンス週動の併用が効果的である.
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