農研機構研究報告
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表紙・目次・編集委員会・奥付
原著論文
  • 喜多 正幸, 根角 博久, 吉岡 照高, 國賀 武, 太田 智, 濱田 宏子, 瀧下 文孝, 野々村 睦子, 吉田 俊雄
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 2022 巻 12 号 p. 1-
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2022/11/30
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    ‘あすみ’は1992 年にオレンジタイプのカンキツ興津46 号(‘スイートスプリング’בトロビタ’オレンジ)を種子親とし,‘はるみ’(‘清見’×ポンカンF-2432)を花粉親として作出した品種である.2003 年よりカンキツ第9 回果樹系統適応性・特性検定試験に系統名カンキツ興津58 号として供試した.同試験には公設試験研究機関28 ヶ所および農研機構2 か所(カンキツ研究興津拠点,カンキツ研究口之津拠点)が参加し,その結果,2011 年に新品種候補としてふさわしいとの合意が得られ,種苗法に基づき,2014 年9 月30 日付けで第23723 号として品種登録された. 系統適応性検定試験および特性検定試験の結果では,本品種の樹勢は中程度で,樹姿は開張性と直立性の中間となる.枝梢からは長いトゲが発生する.葉は紡錘形である.かいよう病には弱く,そうか病には強い.隔年結果性は中程度,果実の後期落果はほとんどない.カンキツトリステザウイルス(CTV)によるステムピッティングの発生は中程度である.果実は170 g 程度で,扁平形である.果皮は橙色であり,果面は滑らかである.果皮厚は2.3 mm 程度で薄く,剥皮はやや難しい.果汁の糖度は15% 程度と非常に高く,酸度は1.15 g/100 mL 程度になる.含核数は平均1.5 粒程度と少ない. 成熟期および収穫期が2 月上旬を中心とした時期となるため,これまでの中晩生カンキツ栽培で,冬季の低温で特に甚大な被害を受けたことがない温暖な地帯での栽培が望ましい.また,かいよう病に弱いため施設栽培を推奨する.露地栽培では風当たりが強くない園地を選び,防風垣の設置が望まれる.

  • 上田 達己
    原稿種別: 研究論文
    2022 年 2022 巻 12 号 p. 13-
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2022/11/30
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    農業分野において脱炭素化に貢献する技術開発を進めるにあたっては,まず慣行農業の温室効果ガス排出量などを定量的に把握し,今後目指すべき農業との比較のためのベンチマークとすることが求められる.そこで,本研究では,都道府県内産業連関モデルに基づくライフサイクルアセスメントにより,慣行農業を主な対象として,温室効果ガス排出量,エネルギー消費量および経済波及効果を,地域経済の構造を反映したかたちで,一括してWEB 上で評価できるツールを開発した.事例分析により,本ツールは,系統電力や化石燃料をはじめとする,市場取引される投入財の量を増減させた場合の環境影響や経済波及効果を比較できることを示した.

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