新地理

リーメス境界線「ダーネヴィアケ」とその意味

村井誠人

1973 年 20 巻 4 号 p. 1-19
発行日: 1973/03/25
公開日: 2010/02/26

DOIhttps://doi.org/10.5996/newgeo.20.4_1

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In the 9th century the Danes built a rampart called “Danevirke” in the South of Slesvig aiming to prevent the Saxons and the Wends from invading their land. It had a great deal effect as “Limes” owing to existence of an uninhabited foreland (frontier) between Danevirke and the Ejder. But in time Danevirke lost its first meaning in history. The biggest reason of abolishment of its function as Limes is that the Danes allowed immigration from Holstein into the foreland in the 13th century, which means the first tendence of “Schleswig-Holstein” s fatal partnership.
Though Slesvig's Dane had long been without the spirit of Danevirke's construction, they found themselves “the Danes” again in the wave of liberalism and nationalism in the 19th century. They used the word “Dannevirke” in their nationalism “for being Danish” in Slesvig. They and the Danes in the Kingdom eagered to build a Danish national-state aiming to separate Holstein from the Danish “Helstat, ” -it caused two wars (1848-50, 1864).
In course of Danish modern history we can often see the word “Danevirke, ” which was vivid as a symbol of Danish nationalism.

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発展途上国の教育問題と経済開発 (その1)

小栗宏

1973 年 20 巻 4 号 p. 20-29
発行日: 1973/03/25
公開日: 2010/02/26

DOIhttps://doi.org/10.5996/newgeo.20.4_20

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外国教科書における地誌の訂正

石田龍次郎

1973 年 20 巻 4 号 p. 30-41
発行日: 1973/03/25
公開日: 2010/02/26

DOIhttps://doi.org/10.5996/newgeo.20.4_30

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観光産業の成立松本における工芸発達をめぐって

織井文雄

1973 年 20 巻 4 号 p. 42-50
発行日: 1973/03/25
公開日: 2010/02/26

DOIhttps://doi.org/10.5996/newgeo.20.4_42

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フィールドワークを生かした校外学習

天井勝海

1973 年 20 巻 4 号 p. 51-61
発行日: 1973/03/25
公開日: 2010/02/26

DOIhttps://doi.org/10.5996/newgeo.20.4_51

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「修学旅行否定論」にみられるように, 遠足, 林間学校, 修学旅行などの校外学習に対する批判の声は依然として強く残されている。これは, 校外学習の教育的効果が, 期待したほど上らず, 教育的計画になればなるほど生徒はなじまなくなるといった傾向がみられるためでもある。
本校 (東京都立羽田高等学校) では, このような校外学習に対して, 校外学習の意義を, 再確認して, 活発化されたホームルーム活動を通して, 現地で学習する校外学習を計画した。現地での学習は, いわゆるフィールドワークであり, 授業の中で実施されているフィールドワークとは, 違った地域 (今回は, 山口県萩市と長野県白馬村塩島) でのものであり生徒の関心も高かった。
この計画では, 多くの問題を残しつつも, とくに, 事前の準備に相当の時間をかけて実施されるように計画した。そのため, 生徒一人一人は現地の理解には, 大いに役立ったし, 地理の教科からこの計画を評価すれば, 地理的見方, 考え方を伸ばすのに, 大いに効果があった。
また, 班活動, ホームルーム活動を通しての事前の準備-実施-事後の処理にあたったため, 各ホームルームでの協力体制や友情を深めるとか, 集団で調査や行動してみる経験などを得ることができ, ホームルーム経営といった面からの評価も見のがせない。

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