日本橋学館大学紀要
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12 巻
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 西垣 語人
    原稿種別: 本文
    2013 年 12 巻 p. 3-15
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    防災気象情報の研究者・作成者(防災官庁や民間気象会社)、伝達者(マスコミ)・利用者・アドバイザー(防災コンサルタント)が一体となった、防災マネジメントを確立しなくてはならない。特に、防災気象情報の研究者・作成者は、スコアの正しい認識を持った上で、予測対象とする気象現象の発生確率(観測率)、および統計的予測性能を本質的に表す「捕捉率と誤警報率の定量的トレードオフ関係(信号検出理論におけるROC曲線)」を別個に明確に把握しなくてはならず、発生確率に対する統計的予測性能を明示すべきである。
  • 宮入 小夜子
    原稿種別: 本文
    2013 年 12 巻 p. 17-31
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    学生と社会人で「何のために働くのか」について対話を通して考える「ハタモク」のワークショップ(3時間)を2回実施し、事前、1回後、2回後の変化について、準実験的な方法による調査を行った。その結果、学生の社会人に対するイメージは、事前のネガティブなものが43.0%、ポジティブなものが18.5%だったのが、2回目終了時にはそれぞれ、24.6%と43.8%と逆転し、「実際に見た社会人」が大きな影響を与えている事がわかった。分散分析の結果、「職業進路成熟」「話し方」「特性的自己効力感」の各因子について調査時点の主効果が認められ、多重比較の結果、これらの各因子は事前の時点よりも1回後、および2回後の時点において有意に高かった。社会人との直接的な相互作用を通じて「気づき」を促進させるハタモクは、ポジティブな社会人イメージを形成し、自分の将来について考え、自分の言葉で話し、自信を持てるようになることが示唆された。大学のキャリア教育におけるプログラムとして、社会人との対話が学生の意識(社会人イメージ、キャリア成熟、対人スキルに関する自己認知、および特性的自己効力感)に影響を与え、学生たちの進路選択行動の遂行可能感を高めるのに有効であると考えられる。
  • 宮下 智, 和田 良広, 鈴木 正則
    原稿種別: 本文
    2013 年 12 巻 p. 33-41
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    近年、体幹部の安定性を求めるトレーニングは、アスリートの強化や腰痛治療を進める上で不可欠である。体幹の安定性を得るためには、Cresswell らによって提唱された、体幹を固定する筋群(Local Muscles)と体幹の動きに関わる筋群(Global Muscles)の内、いかにLocal muscles の活動性を高めるかが重要であるとされている。我々は先行研究で、高負荷運動でのLocal muscles 活性化に有効な運動方法の報告を行った。しかし、この方法はアスリートに対してのトレーニングとしては有効なものであるが、体力低下者や高齢者、疼痛を伴う人には、その負荷量が強すぎて実践しにくい方法であった。そこで今回、振動刺激によるLocalmuscle に対する活性化を検討した。対象は、健常男性52 名(17.0 ± 0.8 歳、171.0 ± 5.5 cm、63.2 ± 5.4 kg)。筋の活性化を判断する評価は、超音波診断装置を用い、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の筋厚を測定し、3 筋合計厚から各筋の比率を算出した。振動刺激装置は、Redcord Stimula(Redcord.co 社製)を使用し、振動周波数は30 Hz で、振幅は弱とした。運動課題は上下肢を空中に腕立て肢位で静止姿勢をとらせ、上肢、下肢、それぞれから振動刺激を入力した時の体幹筋厚を計測した。その結果、外腹斜筋、内腹斜筋の収縮を抑え、腹横筋収縮を増大する方法は2 台のRedcord trainner を用い、上肢から振動刺激を加えることによって、腹横筋を効果的に収縮させることが可能であったことが確認された。低運動負荷におけるLocalmuscles を活性化させる方法は、振動刺激によって効果があることが確認できた。
  • 國弘 保明
    原稿種別: 本文
    2013 年 12 巻 p. 43-52
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    授業見学あるいは期末試験前の指導を通じて、留学生が十全にノートを取れていない実態に気付いた。これを解決すべく、模擬講義をビデオ収録し、それを練習素材とする教育実践を行った。模擬講義を視聴させてノートを取らせ、それをもとに質疑応答し、ノートの講評を行うというものである。外国語である日本語で講義を受けるという難しい作業を留学生は行わなければならない。さらにノートテイキングは講義のポイントを自分自身で探り、素早く筆記するという高度な技能が必要となる。ノートを取ることは大学での学びに不可欠な技能であることから、本実践を行うことにした。結果は、ノートを取ることに関して学生の意識を高め、講義を受けることに慣れさせたという点では効果を見た。しかし、実際のノートが効果的・効率的なものになったと断ずるには及ばなかった。今後の課題としては、より基本的な練習から実践を行うこと、専門用語の導入を初めとして学生の日本語力を醸成すること、他教員の協力を得て様々な講義スタイルを体験すべきこと、講義に用いられる談話の分析である。
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