日本橋学館大学紀要
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6 巻
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 宮入 小夜子
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 3-13
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は、組織メンバーが観察可能な組織内の状況や行動を調査することによって、その組織の風土的な特性を明らかにし、企業変革において実現すべき課題を促進するような組織風土のあり方について課題を明確にするための測定尺度を開発することであった。2002 年と2006 年にX 社を対象に行われた組織風土調査の結果、8 つの因子が抽出された。それらは大きく分けると、(1)経営層や経営方針に対する信頼度に関するもの、(2)上司のマネジメントに対する信頼度に関するもの、(3)職場の活性度に関するもの、(4)自己の自律度に関するものと解釈1することができるようなものであった。それぞれの因子について2002 年および2006 年の尺度得点の平均値を比較すると、X 社においてその後の組織風土改革的な取り組みを通して、ほとんどの因子項目に関して改善された様子が伺えた。また、部門別の組織風土特性を把握することによって、業務課題と組織風土面の課題について組織メンバーが関連を認識し、変革の取りくみの動機となる可能性を示唆するものと考えられた。
  • 安田 比呂志
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 15-27
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ディヴィッド・ギャリックの改作版『ロミオとジュリエット』は、「恋人としてのロミオ像」を確立し、1748 年の初演以降、97 年にわたってイギリスの劇場で高い人気を誇っていた。その一方で、18 世紀には、「恋愛」という主題が非倫理的・反社会的な性質を伴うものであり、したがって悲劇には不適切であるという認識が浸透していた。本稿の目的は、当時の倫理的規範に反するとさえ考えられる「恋人としてのロミオ像」の確立を、ギャリックがどのようにして可能にしていたのかを、18 世紀の『ロミオとジュリエット』を巡る議論と彼のテキストの分析を通して明らかにすることにある。ギャリックのテキストには、18 世紀当時『ロミオとジュリエット』が抱えるとされていた様々な問題に対処しようとする改作意図が具体化されている。「韻文と言葉遊び」の多くを削除し、プロットや登場人物の性格付づけを簡潔かつ明瞭にし、性的な言及を減らすことで、語法的・構造的・倫理的な問題を解消しているのである。ギャリックは、更に、恋人たちの恋愛の周辺に親たちの争いという枠組みを設定し、親たちの争いのために恋愛の成就を妨げられるロミオの苦しみを明確にすることで、ロミオの「恋愛」を純化、英雄的な行為にまで高めると同時に、恋人たちを死へと導いた争いをやめない親たちの愚かさを強調することで、観客の批判の対象を恋人たちの「恋愛」の性質から親たちの愚行へと向けている。こうしてギャリックは、「恋愛」という主題を悲劇に相応しい主題へと変貌させていたのである。ギャリックの改作は、台詞を大幅に削除し、プロットにも改変を加えているために、19 世紀末以降過小評価されて来た。しかし、彼の創意工夫なしには、「恋人としてのロミオ像」はもちろん、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』さえ、18 世紀の観客に歓迎されることはなかったのである。ギャリック版『ロミオとジュリエット』の上演史における貢献の大きさは、改めて評価される必要がある。
  • 金山 弘昌
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 29-49
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ジョヴァンニ・ルチェッラーイは有名な『雑記帳』の中で、「人の一生で一番重要なことはふたつある。第一は子を産むこと。そして第二は家を建てること」と記している。この言葉はルネサンスの有力者たちが自分たちの邸館に期待していた社会的な重要性について明らかにしている。本稿では、このテーマ、すなわちルネサンス期フィレンツェの パラッツォが持つ社会的機能と意義について概観を試みる。この目的のため、ゴールドスウェイト、F・W・ケント、プレイヤーらの主要な研究に沿いつつ、とりわけこのような活発な建設事業を許した、あるいは推進した倫理的基盤について、そして中世のコンソルテリーア解体後にルネサンス社会が被った、社会や家族の絆の劇的な変動の影響について検討する。社会的変動の影響については、とりわけゴールドスウェイトの仮説に関わる論争についての検証を試みる。すなわち、巨大な規模と豊かな装飾をもつルネサンスのパラッツォは、本当に「施主とその核家族のためのプライヴェートな隠れ家」なのか、それともケントが考えるように、「隣人、友人、親戚」、つまりクリエンテーラの政治的・社会的中核なのか、という論議である。パラッツォの建築的特徴と同時代の史料の検討から、ケント説の妥当性を認めることができる。さらに、パラッツォの大きさや芸術的性格は、中世のコンソルテリーアの基盤となっていた血縁と共住による物理的な絆の代替となって、個人間の関係として成立した新たな社会的ネットワークを表象する、象徴的な価値となっていたと考えられるのである。
  • 田中 二郎
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 51-62
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ネットワーク・サーバを効率よく稼動させ、パフォーマンスを向上させることは、システム構築・維持においての重要な目標のひとつである。そのために、アプリケーションレベルでのベンチマーク・プログラムや解析ソフトが数多く考案されている。一方、CPU、メモリ、ネットワーク、ディスク・ドライブといった個々のハードウェアの構成要素についても、多くのベンチマーク・プログラムが考案されている。ただ、こうした測定結果は、アプリケーション的な観点からの平均値の測定であって、ハードウェアの限界性能を検証したものは少ない。本研究では、まず個々のハードウェアの構成要素の限界性能を計測し、その計測値とデータシートより計算される理論値とを比較し、計測方法の妥当性を検証する。次に、個々のハードウェアの構成要素が限界となるような環境でのパフォーマンス測定をおこない、アプリケーション全体のチューニングへの一助とする手法を提案する。
  • 小林 大二, 庄子 洋平, 山本 栄
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 63-75
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
    人間を構成要素とするシステムの中には、大型船舶のように、入力操作時からその出力(効果)が現れるまでの時間が比較的長いものがある。このようなシステムを制御するには、人間が常に制御対象の動きを予測し操作のタイミングや操作量を判断しなければならない。このような制御は「予測制御」と呼ばれ、システム応答が遅れるものほど挙動の予測が困難となり、制御が難しいと言われている。本研究では、人間のパフォーマンスはスキルの獲得、つまり操作に対する習熟による効果と操作者の精神変動との関係を精神変動が表出する脳波に基づいて明らかにすることを目的としている。シミュレータ実験を通して、操作者の予測制御のパフォーマンスと脳波の関係を調べた結果、操作者が予測制御のスキルを獲得していく段階に応じて、正中線前頭部におけるθ波電位に特徴的な変化が現れることが判った。正中線前頭部に表出するθ波はFmθと呼ばれ、人間の精神集中との関係が示唆されている。この知見に基づいて考察すると、スキルのレベルに応じて、大脳での「予測制御」に関する認知処理への負荷が変化したと言える。人間のスキルレベルと認知処理過程については、Rasmussen が"SRK-model"を提唱しているが、本研究での結果は、このモデルの妥当性を裏付けるものであり、予測制御におけるスキル獲得と脳波との関係がある程度明らかになったと言える。
  • 古山 英二
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 77-84
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 佐々木 由利子
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 85-95
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 末松 渉, 柴原 宜幸, 小林 大二
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 97-106
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 伊藤 礼子
    原稿種別: 本文
    2007 年 6 巻 p. 107-113
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
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