日本語教育
Online ISSN : 2424-2039
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149 巻
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一般論文
調査報告
  • 山本 冴里
    原稿種別: 調査報告
    2011 年 149 巻 p. 1-15
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/02/17
    ジャーナル フリー

     本稿は,主に計量テキスト分析の手法によって,戦後国会の「日本語教育」言及会議における論点を調査し,また,そこで「日本語教育」に言及した人々(アクター)が誰であったのかを調べた結果を記したものである。調査の結果,アクターが文部省関係者を中心としていたことや,時期によって「日本語教育」言及会議数には大きな増減があったこと,また全時期の議論にほぼ通底する使用語彙と,各時期を特徴づける独特の語彙の存在が明らかになった。さらに「日本語教育」言及会議数急増期については,該当時期に特徴的な語を析出し,その特徴的な語と語の関係についてまとめた。

  • ヴォロビヨワ ガリーナ
    原稿種別: 調査報告
    2011 年 149 巻 p. 16-30
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/02/17
    ジャーナル フリー

     漢字学習の支援を目指して,非漢字系日本語学習者の漢字学習の問題点の一側面を明らかにするとともに,計量的なアプローチによって漢字字体情報処理システムを開発した。本研究は下記のような流れによって行った。①新常用漢字にもとづき書記素の種類を定義し,そのコード化の案を作成した。②新常用漢字にもとづき部首以外で使用されている最小意味単位である構成要素を抽出し,構成要素のコード化の案を作成した。③アルファベットと数字を用いた漢字のコード化の案を作成した。④漢字辞典の調べ方の効率化を目指し,漢字のコードにもとづいた新しいタイプの索引を開発した。⑤漢字の複雑さの判定規準を考察し,複雑さの指数を定義した。⑥複雑さの指数による新常用漢字の分類を行った。

研究ノート
  • 宮永 愛子, 大浜 るい子
    原稿種別: 研究ノート
    2011 年 149 巻 p. 31-38
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/02/17
    ジャーナル フリー

     本稿は,従来言い淀みや場つなぎ語などと言われてきたフィラーの中の「あの」に焦点を当て,談話構造が明快な道教え談話を用いて,「あの」のテクスト構成機能について検証するものである。道教え談話を,道順説明に相当する「現行部分」とコミュニケーション上の問題への対処に関わる「副次部分」から成るとした上で,「あの」の出現位置の特定を試みた。その結果,「あの」は,副次部分の導入と関係が深く,また,現行部分においては,現実との照合が必要な情報内容を導入する際に用いられることが多く,話し手が聞き手の理解ということに特に気を配る箇所で使用されるということを明らかにした。

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