2,4-ジヒドラジノー6-置換(R')-1,3,5-トリアジン(R'=アミノ基,ジメチルアミノ基,ジエチルアミノ基,ジプロピルァミノ基,ジブチルアミノ基,メチル基,フェニル基)と2,4-ジフェノキシー6-二置換アミノ(R2N-)-1,3,5-トリアジン(R=水素,メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基)のよう融重合によりポリ(ヒドラジノーL3,5-トリアジン)を合成した。1,3,5-トリアジン環にアミノ基をもたないポリ(ヒドラジノー1,3,5-トリアジン)の固有粘度(ギ酸,30℃)はo.07~o.73dJ/9であった。1,3,5-トリアジン環に噛アミノ基をもつポリマーの固有粘度はo,01~0.06dη9であった。これは2-アミノー4,6-ジヒドラジノまたはジフェノキシー1,3,5-トリアジンの3官能性化合物のためである。ポリマーは,ギ酸,酢酸,硫酸,硝酸,壇酸およびエチレンク饗ロヒドリンに溶解したが,獅-クレゾール,非プ貿トン系極性溶媒には不溶であった。1,3,5-トリアジン環にアミノ基またはメチル基を有するポリマーの溶解性は悪かった。このポリマーの窒素中の熱安定性をTGAおよびDTAで測定したところ310~340。Cで分解した。
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