人間ドック (Ningen Dock)
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26 巻 , 3 号
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巻頭言
総説
原著
  • 中村 保子, 森村 匡志
    2011 年 26 巻 3 号 p. 467-473
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:健診受診時に見られたわずかな症状・所見から診断に至る甲状腺中毒症の特徴について検討した.
    方法・結果:症例は,1日ドックないし学校検診で発見された甲状腺中毒症4例である.いずれも本人は異常を自覚していない.診断のきっかけは甲状腺腫2例,血清ALP増加と頻脈1例,低コレステロール血症1例であった.診断名は無痛性甲状腺炎3例,プランマー病1例である.無痛性甲状腺炎の3例は無治療・経過観察にて甲状腺機能は正常化したが,経過中に亢進,正常,低下を繰り返した.無痛性甲状腺炎は慢性甲状腺炎の進展経過中に生じた一過性の破壊性変化であると考えられている.繰り返すことも多く,症状は軽微なことが多い.したがって健診時検査異常や甲状腺腫などからたまたま破壊性変化に気づかれる機会はあると考えられる.プランマー病はホルモン産生腫瘤による機能亢進症であるが,本例は触診では腫瘤は明らかでなかった.抗甲状腺剤治療によるホルモン改善悪く,TSHレセプター抗体陰性のために施行されたシンチグラムで診断された.稀な疾患であるがホルモン増加が軽微であったために自覚症状なく健診検査異常から見出された.
    結論:健診時に気づかれる甲状腺中毒症は症状が軽く,甲状腺腫や臨床検査値のわずかな異常から診断に至ることが多い.無痛性甲状腺炎の頻度が高い.
  • 後田 節子, 川島 英敏
    2011 年 26 巻 3 号 p. 474-479
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:日本赤十字社熊本健康管理センターでは,2003年3月からご意見箱を設置し,受診者の意見(お客様の声)を収集して業務の改善に取り組んでいた.特に,医療に関する意見のうち,讃辞は減っているのに対し,苦情や提案は横ばいの状態であったため,苦情対応の位置づけを明確にし,組織としての取り組みを行った.これらの取り組みと顧客満足度向上の成果について報告する.
    対象:人間ドック受診者のうち,2009年4月~2010年9月までにご意見箱に寄せられた,意見1,537件を対象とした.
    方法:記述式アンケート用紙による意見に加え,人間ドック受診中の口頭での意見,受診後のメール,電話,手紙による意見を併せて,お客様の声としてデータベース化し,石川の分類に基づき分類した.これらのお客様の声をグループウェアで情報を共有化することで担当者が早急に対応できるようにした.
    結果:お客様の声の内訳は口頭1.9%,メール等1.7%,アンケート用紙96.4%(宿泊部屋68.4%,人間ドックフロア28.0%)であった.内容は医療58.9%,医療以外41.1%であり,苦情20.4%,提案25.3%,讃辞54.3%であった.お客様の声をデータベース化し情報の共有化を図ることで,周知と改善策が講じられるようになり受診者にフィードバックすることができた.
    結論:幹部が直接関与することで,リーダーシップを発揮し,対策の標準化が可能となった.結果,受診者へのフィードバックが可能となり,職員の意識改革においても効果があった.
  • 田邉 真帆, 荒瀬 康司, 辻 裕之, 謝 勲東, 大本 由樹, 天川 和久, 加藤 久人, 有元 佐多雄, 奥田 近夫, 小川 恭子, 岩 ...
    2011 年 26 巻 3 号 p. 480-484
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:糖尿病ではimpaired glucose tolerance(IGT)段階での拾い上げが重要視されており,空腹時血糖(FPG)やhemoglobin A1c (HbA1c,JDS値)検査値により糖尿病診断がどの程度正確に行えるかを検討した.
    対象と方法:人間ドック受診者1,036 名において同日に施行されたFPGおよびHbA1cと75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)との関係を比較した.
    結果:1. FPG 99 mg/dL以下の症例782例中9例(1.2%)ではHbA1c(JDS値)が5.9%以上でありFPGとHbA1cが解離する例がみられた.2. FPG 99 mg/dL以下かつHbA1c(JDS値)5.1%以下の症例470例ではOGTT基準に基づくとOGTT2時間値で≧200mg/dLは4例(0.9%),140≦OGTT 2時間値<200mg/dLは55例(11.7%)であった.3. FPG 100 mg/dL以上ないしHbA1c(JDS値)5.2%以上の症例326例ではOGTT2時間値で≧200mg/dLが11例(3.3%),140≦OGTT2時間値<200mg/dLは75例(23.0%)を占め,FPG 100 mg/dL以上かつHbA1c(JDS値) 5.2%以上の症例240例ではOGTT2時間値で≧200mg/dLが83例(34.6%)140≦OGTT2時間値<200mg/dLは87例(36.3%),つまり70%以上が耐糖能異常であることが示された.
    結論:FPGおよびHbA1cの同時測定はIGT スクリーニングに重要であった.FPG100 mg/dL以上あるいはHbA1c(JDS値)5.2%以上の際にはOGTTを施行する必要があると考えられた.
  • 柄澤 宏, 名和 健, 村長 道子, 南波 亮一, 山本 祐介, 佐々木 伸夫, 平井 信二
    2011 年 26 巻 3 号 p. 485-490
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:2009年6月より慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期診断を目的に,「人間ドック健診,判定及び事後指導に関するガイドライン」に従い,呼吸機能検査判定にCOPDの診断基準を導入した.本判定基準の有用性を評価すること,および適切な運用について考察することを目的に検討した.
    対象と方法:2009年6月から2010年5月までの1年間に当センターで人間ドックを受診し,呼吸機能検査を実施した16,744例(男性10,108例,女性6,636例)を対象とした.1秒率70%未満,かつ%1秒量80%未満の場合は受診勧奨とし,2009年9月からは喫煙歴と病歴を加え総合的に判定した.受診勧奨基準該当者数,病院紹介者数,臨床診断の内訳,ならびにCOPDと診断された者の臨床病期について調査した.
    結果:16,744例中475例(2.8%)が受診勧奨と判定され,235例が病院紹介となり,前年比20倍の紹介者数となった.診断結果判明例200例のうち,144例(72.0%)がCOPDと診断され,うち21例に投薬治療が開始された.COPDと診断された者のうち,25%がI期,67%がII期,8%がIII期であった.
    結論:COPDの早期診断と治療に本判定基準は有用と考えられた.
  • 川田 和昭
    2011 年 26 巻 3 号 p. 491-497
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:経鼻内視鏡検査に用いる極細径スコープにはcharged coupled device(CCD)の小型化による画像解像度の低下,管路系が細くなったための送気・送水性能やレンズ洗浄性能の低下,反転での生検が困難といった問題がみられる.今回は当院人間ドック・健診における経鼻内視鏡胃検診の現状を報告するとともに,筆者らが行っている経鼻内視鏡の診断能を向上させるための工夫の検討を行った.
    対象と方法:2004年10月の経鼻内視鏡導入後の人間ドック・健診における受診者の動向を評価した.ガスコン水150mL法や生検鉗子の把持法の工夫,経鼻専用鉗子の採用といった工夫を加え,2006年4月1日より2010年3月31日までの4年間に行った9,834件について胃がん発見率と偽陰性率で診断能を検討した.
    結果:胃エックス線検査は漸減,経鼻内視鏡検査が49%を占めるに至った.胃がん発見率は0.21%,早期胃がん率76.2%,偽陰性率は28.6%であった.
    結論:極細径スコープ性能の診断能を向上させる工夫を加えていけば,胃がん発見率・偽陰性率に経口内視鏡との差はないと考えられた.その受容性の高さと相俟って,経鼻内視鏡はスクリーニングに積極的に活用すべきデバイスと考えられる.
  • 東 輝一朗, 児玉 章子, 豊永 哲至, 島川 明子, 嶋田 さやか, 高橋 毅, 一瀬 康浩, 江角 誠, 久田 正直, 鶴田 敏久
    2011 年 26 巻 3 号 p. 498-505
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:人間ドックにおいて高カルシウム(Ca)血症を呈した受診者から原発性副甲状腺機能亢進症のスクリーニングを行った.
    方法:1995年7月より2010年12月までの人間ドック受診者を対象とした.血清Ca,リンおよびアルブミン(Alb)値は自動分析機を用いて測定した.原発性副甲状腺機能亢進症のスクリーニングは,血清Ca値が高値(≧10.4mg/dL)を呈する症例に対して行った.このうち血清Alb値による補正Ca(cCa)値が高値(≧10.4mg/dL)を呈した症例に副甲状腺ホルモン(PTH)の測定を行った.また2001年7月から2010年12月までの人間ドック受診者について原発性副甲状腺機能亢進症と高Ca血症との関係について分析した.
    成績:1995年7月から2010年10月までの人間ドック受診者総数は1,936例,男性1,324例,女性612例で男性/女性比2.2であった.高Ca血症かつ高cCa血症を示した症例は2例あり,第1例は人間ドック開始時より817例目,第2例は1,737例目(症例1より920例目)で,2例ともPTH高値より原発性副甲状腺機能亢進症と診断した.2001年7月から2010年12月までの人間ドック受診者は1,615例で,高Ca血症を24例(1.5%),高cCa血症を3例に認めた.高cCa血症の中には原発性副甲状腺機能亢進症の2例(症例1および症例2)の他に多発性骨髄腫の1例が含まれていた.
    結論:人間ドックにおいて原発性副甲状腺機能亢進症のスクリーニングを行い817例目および1,737例目に本症を認めた.人間ドックにおいては約1/1,000の頻度で原発性副甲状腺機能亢進症が発見される可能性がある.
  • 久野 洋子, 星 幸恵, 後藤 明子, 後藤 保代, 藤森 静香, 坂田 真理, 石坂 裕子, 山門 實
    2011 年 26 巻 3 号 p. 506-510
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:糖尿病治療中の人間ドック健診受診者の治療状況の実態調査を行い,人間ドック健診受診後の服薬方法の指導を検討した.
    方法:2010年1月4日から3月31日までの人間ドック健診受診者2,613名から,糖尿病で薬物治療中の受診者を抽出し,その治療状況を問診票から調査をした.
    結果:2,613名のうち糖尿病で薬物治療中の受診者は64名で,そのうちインスリン皮下注射が10名(経口糖尿病薬併用者7名),内服治療が53名,使用薬剤不明1名であった.そのうち1名がインスリン皮下注射をして来院しており,また1名が薬を服用して来院していた.2名ともに低血糖症状は認められなかった.
    結論:人間ドック健診には様々な医療機関で,治療・指導を受けている人たちが来院するため,どのような指導内容を受けているか事前に把握するのは難しく受診当日に,受診者に対する問診で確認することが必要となる.ことに禁食を伴う人間ドック健診では,受診後の内服・注射の指導をしていくことも重要であり,人間ドック健診に関わる看護師としては常に知識を学び,エビデンスに基づいた受診者への個別に応じた指導,援助をすることにより,糖尿病受診者のアドヒアランスを高めることにもつながるのではないかと考える.
  • 田村 陽子, 戸田 まみ子, 沖本 由紀子, 宮本 裕二
    2011 年 26 巻 3 号 p. 511-514
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:特定保健指導がその参加者の家族に与える健康行動上の影響を明らかにする.
    対象:2009年12月から2010年4月に,当健康管理センターで実績評価を実施した特定保健指導参加者33名(積極的支援17名,動機付け支援16名)の家族.
    方法:実績評価後に特定保健指導参加者の家族にアンケート調査を実施し,特定保健指導における家族協力の有無と,家族の健康行動上の変化について比較した.
    結果:22名の家族から回答を得た(回収率67%).11名の家族が参加者より協力を依頼されていた.そのなかで,健康行動に変化がみられた家族は9名,変化がなかった家族は2名であった.協力依頼を受けなかった家族のなかで,健康行動に変化がみられた家族は3名,変化がなかった家族は8名であった.参加者に何らかの協力をした家族ほど,家族に健康行動上よい変化がみられた.家族の健康行動の内容は,野菜を多くとるようにしたなど,食事について7名,参加者と一緒にウォーキングをしたなど,運動について7名であった(複数回答).
    結語:特定保健指導は参加者のみでなく,生活を共にする家族にも健康行動上のよい影響を与えていた.
  • 海老沢 雅子, 高橋 秀理, 小川 房子, 大竹 真一郎, 鈴木 理香, 真次 隆之, 平塚 卓
    2011 年 26 巻 3 号 p. 515-522
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:当施設で実施している上下部消化管内視鏡検査を含んだ一日(日帰り)人間ドック(消化器コース)の現状の問題点を検討したので報告する.
    方法:当施設の受診者を対象に2週間(実質稼働日としては11日間)の期間で,内視鏡検査や人間ドックコース全般の苦痛に関するアンケート調査を行った.また,アンケート実施期間中,当施設スタッフにより各検査毎の受診者の入退室時刻を記録し,各種検査前のおよその待ち時間を算出した.
    結果:消化器コース受診者は,一般コース(上部消化管内視鏡検査のみの日帰り人間ドックコース)受診者と比べ,施設内滞在時間が平均約2時間上回っていた.内視鏡検査の苦痛度調査では,消化器コースと一般コースで苦痛の程度はほぼ同等の印象であった.コース全般の苦痛のウエイトは,内視鏡検査自体よりも前処置や待機時間の方が大きかった.
    結論:我が国の大腸がんの罹患数は増加傾向にあり,労働者の多忙さも増している現状を考えると,本コースの有用性は今後も十分あると想定されるため,今回掌握できた受診者の負担・苦痛を配慮し,よりよい運用を目指していきたいと考える.
  • 志賀 智子, 森吉 百合子
    2011 年 26 巻 3 号 p. 523-530
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:一般健常者における逆流性食道炎の危険因子をメタボリックシンドロームを含めた生活習慣病,逆流症状との関係を中心に検討したので報告する.
    方法:対象は2003年1月から2008年11月までに人間ドックを受診し,上部消化管内視鏡検査を施行した1,531人(男性:884人,女性:647人).上部消化管術後症例,上部消化管疾患,高血圧,脂質異常症,糖尿病,高尿酸血症の内服治療症例,ウィルス性肝疾患,慢性肝疾患は除外して検討した.
    結果:逆流性食道炎は男性に多く認められ,中心性肥満,メタボリックシンドローム,喫煙が危険因子であった.逆流症状と逆流性食道炎の検討では,胸やけを有する症例に有意に逆流性食道炎を認め,上部消化管症状の数が多い症例ほど有意に逆流性食道炎を認めた.
    結論:胸やけ等の症状を有する場合は上部消化管内視鏡検査で逆流性食道炎の有無の確認が望ましいと考えられる.逆流性食道炎と診断され,中心性肥満,メタボリックシンドロームを認める場合は,栄養指導や運動指導が重要と考えられる.また,禁煙指導も併せて重要であると考えられる.
  • 岩崎 武輝, 奥村 次郎, 山本 嘉昭, 松井 薫, 水口 善夫, 宇野 正敏
    2011 年 26 巻 3 号 p. 531-538
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:今までの子宮頸部細胞診のいわゆる日母分類からベセスダ新分類の移行に伴い,成績判定及び事後指導に関する日本人間ドック学会のガイドラインを再考する必要が出てきた.武田病院グループ健診施設の婦人科部門の子宮頸がん検診において,ベセスダ新分類を導入した判定基準を作成し,それを基に今後事後指導を実施したいと考える.
    方法:武田病院グループ5健診施設のうち,同一検査所に依頼している4施設の,2010年2月初めから6月末までの子宮頸がん検診受診者4,948人について,受診者年齢・ベセスダ分類・日母Class分類を行った.新分類に基づいて,健診施設としての判定及び診断をつけ,それに対応した事後指導表を新たに作成した.
    結果:武田病院グループの4健診施設における最近5ヵ月間の子宮頸がん検診受診者数は4,948人であった.ベセスダシステム2001分類では,異常なしを示すNILMは4,853人であった.従来の日母Class分類では,異常なしを示すClass I,IIは4,914人であった.異常なしに関して,単純に計算すると新分類(ベセスダ分類)では従来分類(日母分類)に比べて61人の減少,総受診者数の1.23ポイント減となった.主な原因は,採取方法による細胞数の不足によるものと考えられた.新分類では,NILMは異常なしの結果報告でよく,それ以外の診断のついた受診者はすべて受診勧奨となり,要精密検査の紹介状を必要とする事後指導が必要であった.新分類の結果に対する受診者への平易な説明文が重要と思われた.
    結論:NILM以外に判定された区分は,すべてD判定となり,事後指導が必要である.今後,現在学会で分類されているA,B,C,D,Eと子宮頸部細胞診結果の対応を,新しくベセスダ分類に対応した判定区分の新ガイドラインを学会としても設定すべきと考えられた.
  • 長岡 芳, 鍵小野 美和, 藤田 紀乃, 和田 昭彦, 松井 寛, 大橋 儒郁, 飯田 忠行
    2011 年 26 巻 3 号 p. 539-546
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:メタボリックシンドローム(以下,MSとする)の診断基準について,腹部CTにおける内臓脂肪面積を至適基準として腹囲判定および腹囲判定後の診断基準の妥当性を検討した.
    対象と方法:男性194名を対象とした.検査項目は,年齢(歳),身長(cm),体重(kg),BMI,腹囲(cm),最高血圧(mmHg),最低血圧(mmHg),HDLコレステロール(mg/dL),トリグリセリド(mg/dL),空腹時血糖(mg/dL),内臓脂肪面積(cm2),皮下脂肪面積(cm2)とした.内臓脂肪面積を至適基準として腹囲判定の感度・特異度・陽性尤度比を計算し,妥当性を検討した.また,腹囲が異常でかつMS診断基準のうち2つ以上の異常値について,内臓脂肪面積を至適基準としてMS診断基準の感度・特異度・陽性尤度比を計算し,妥当性を検討した.
    結果:腹囲判定は見落とし率が低く,感度は高値であった.MS診断基準と内臓脂肪面積との関連は見出されなかった.
    結論:内臓脂肪面積とMS診断基準の関連において,腹囲判定は見落とし率が低く,感度からも有用と考えられる.腹囲判定後の診断基準については検討の必要性が示唆された.
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