西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
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31 巻 , 5 号
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図説
症例
  • —特にその電顕像について—
    桑原 宏始, 木村 晴世, 坂梨 洋, 河南 憲太郎
    1969 年 31 巻 5 号 p. 453-469
    発行日: 1969/10/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    15才男子の右足関節に発生した血管芽細胞腫の1例を報告,併せて文献的,電顕的に考察した。すなわち自験例は臨床的,組織学的に北村らの述べる狭義の血管芽細胞腫に一致し,その誘因として外傷が挙げられる。また自験例の電顕所見はphogocytic fibroblastの存在,外皮細胞からphagocytic fibroblastまでの移行細胞の存在などKaposi’s sarcomaと類似した点が多いが血管形成の初期から外皮細胞がみられ,この外皮細胞が内皮細胞やphagocytic fibroblastに移行するところが異なる。一方phagocytic fibroblastは直接間葉系多分化能細胞と思われる細胞からも形成され,しかも血管外皮細胞から形成されたphagocytic fibroblastと形態的機能的に区別できない。以上の所見から自験例は北村らの述べる狭義の血管芽細胞腫として1つのclinical entityを認め,本腫瘍が間葉系多分化能細胞から発生することを示しているものと考えた。
  • 桑原 宏始, 吉永 愛子, 坂梨 洋, 荒尾 竜喜
    1969 年 31 巻 5 号 p. 470-486
    発行日: 1969/10/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    著者らは最近65才男子農夫の左耳介に発生したpseudosarcomatous dermatofibromaの1例を経験したので本邦第1例として報告,併せて組織学的,電顕的検索を行なつた。その結果本腫瘤は線維芽細胞,組織球,奇怪な巨細胞を主構成要素とし,比較的多数の新生血管,少数の肥胖細胞,淋巴球からなつており,ある刺激によつて障害された反応性腫瘤と考えた。また間葉細胞から個々の腫瘤構成細胞の分化過程についても考察した。
統計
  •  
    吉永 博幸, 吉住 正子, 田崎 高伸, 大曲 則之
    1969 年 31 巻 5 号 p. 487-508
    発行日: 1969/10/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    明治39年より昭和40年までの60年間のわが教室における湿疹—皮膚炎群患者は52646名で総外来患者の23.3%に当る。本群中高率を占めるものは急性湿疹(40.0%)慢性湿疹(24.1%)脂漏性湿疹(12.8%)である。初診月別分布では一般に3∼7月に多発し8·9月に減少する。しかしアトピー性皮膚炎は12·1月と5月の2峰性を示し,貨幣状湿疹は12∼2月に多発する。接触皮膚炎(広義)は6∼10月に多発する。年令別分布では,0∼10才と21∼30才にpeakがあり,疾患によつてどちらか一方,または両方をとる。男女差は全体としてはやや男性頻発であるが,慢性湿疹は男性に,接触皮膚炎,神経皮膚炎は女性に頻発する。
治験
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