西日本皮膚科
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32 巻 , 1 号
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図説
症例
  • 松本 忠彦
    1970 年 32 巻 1 号 p. 3-7
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    16歳男子に発症したToxic Epidermal Necrolysis (Lyell)の1例を報告した。薬剤アレルギー検索の結果,バルビタールを原因薬剤と判定したが,本例は(1)1回の内服で発症した点,(2)薬剤内服後きわめて短時間(約10分)で発症した点,の2点が特異であつた。本邦既報告例をLyell(1967)のReviewによつて考察し,英国との若干の相違を指摘した。また,薬剤の検索方法について簡単に言及した。
  • 金出 明子, 幸田 弘, 隅田 松子
    1970 年 32 巻 1 号 p. 8-14
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    32才,女。20才頃,腹部に豌豆大までの半球状にやや隆起した皮疹ができているのに気づいたが,自覚症状がないので放置していた。31才の時,第1子出産後急に皮疹が胸部,背部に拡つた。経過中,紅斑,水疱,膨疹の発生はなかつた。皮疹は正常あるいはやや白色がかつた皮膚色で嚢状を呈し表面に縮緬様の皺襞を有す。触れると柔かく指先きで押すとあたかもヘルニア門のごとく触れる。組織学的にはH.E.染色で表皮の萎縮扁平化,附属器の消失,Weigert染色で真皮上層の弾力線維の消失がみられた。著者らはこの症例を紅斑,水疱,膨疹の前行を欠くことからSchweninger-Buzzi型特発性斑状皮膚萎縮症と診断し,現在までの本邦報告例10例とあわせて統計的観察および文献的考察を行なつてみた。
研究
  • 竹内 信親
    1970 年 32 巻 1 号 p. 15-29
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    健康人112例,各種皮膚疾患患者449例の血中セロトニン値,とくに薬疹患者の誘発テスト時における血中セロトニン値およびヒスタミン値の動態について,セロトニンはUdenfriend,ヒスタミンはShoreの方法に準じて測定し,つぎのような結果をえた。
    1.健康人の血中セロトニン値は0.077±0.02μg/mlであり,病的異常値を認めたものは,皮膚癌,膿疱性乾癬,尋常天疱瘡,水疱性類天疱瘡であつた。
    2.薬瘍患者の誘発テストにおいては,血中セロトニン値は内服30分~90分後の間に,すなわち発疹出現前に上昇,発疹出現時にはすでにおおむね正常範囲内に復していた。
    3.ヒスタミンは薬疹出現時に上昇し,ヒスタミンの血中への遊離はセロトニンより時間的おくれが認められた。
    4.前処置として副腎皮質ホルモン剤を投与して,誘発テストを行なつた場合には,血中セロトニン値の上昇および薬疹の発生は認められず,副腎皮質ホルモン剤により,セロトニンの血中への遊離は抑制されたものと思われる。
  • 篠 力
    1970 年 32 巻 1 号 p. 30-53
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    掌蹠膿疱症48例から採取した86標本,汗疱状白癬1,汗疱疹3,手の貨幣状湿疹1例につき,組織学的検討を行ない,つぎの結果をえた。本症の成り立ちは乾癬型皮膚反応であつて,表皮内に特徴のある単房性膿疱の存在と,その周囲にspongiosisが見あたらないか,あるいは,極めてわづかしかないという点から湿疹と区別できる。本症の表皮の変化は滲出性炎症をもつ乳頭上の表皮中に生ずるspongiosis,altération cavitaireから水疱,膿疱,と,その強さに段階があり,これは真皮炎症の強さに対応する。乾癬に見られる不全角化,乳頭の延長,浮頭体上の表皮の菲薄化,乳頭の拡張,乳頭毛細管の拡張などは本症においても見られ,ただその程度が乾癬に比べて軽く,いわば量的の差である。膿疱の形成は,恐らくはじめに乳頭からの滲出液の侵入により,表皮細胞の変性,壊死をおこし,ついで白血球遊走,海綿状膿疱の段階を経て,これに強いexoserosisが加わつて膿疱が形成されると思われ,汗管は一次的には関与しないと思われる。汗疱状白癬の膿疱と本症のそれと区別できない像があつた。汗疱疹は,汗管と無関係な湿疹型反応で,本症とは明らかに区別できる。
統計
  • 樋口 謙太郎, 利谷 昭治, 都外川 幸雄, 中垣 謙一, 安川 典宏, 末永 義則, 金出 明子
    1970 年 32 巻 1 号 p. 54-59
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
    ジャーナル 認証あり
    A statistical study of the treatment of hemangiomas and keloids, containing preventive irradiation against the post-operative keloids, with “Dermopan” (Siemens) for recent five years in our clinic was reported. In total 551 cases, 150 cases could be followed up. Good results were obtained in 80 per cent (60/75) cases of hemangioma, in 54 per cent (27/50) cases of keloid and in 53 per cent (40/75) cases of preventive irradiation. The side effects, such as erythema, pain or erosion, were observed in 20 per cent (30/150) of cases. These results were given through the answers from the patients by request of our clinic.
  • 都外川 幸雄, 菊池 武英, 西尾 武, 幸田 弘
    1970 年 32 巻 1 号 p. 60-67
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/03/26
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    Von 1907 bis 1966 hatten wir im unsere Hautklinik die 1347 Hauttuberkulose Patienten diagnostitiert. Diese zahl sind 0.57% aller ambulants Patienten. Von 1907 bis 1916 batten die echte Hauttuberkulose Patienten gleich Ratio zum die Tuberkulid Patienten. Von 1957 bis 1966 hatte die Hinter ein Viertel zum die Vorder Im echte Hauttuberkulose Gruppe waren die Tuberkulosis verrucosa und Skrophuloderma allmählich abgenommen. Im die tuberkulid Gruppe waren Lupus miliaris disseminatus faciei und Erythema induratum Bazin Allmählich aufgenommen. Die echte Hauttuberkulose war mehr häufiger männlichen Geschlecht als beim weiblichen (1:0.68). Die Tuberkulid war mehr häufiger beim weiblichen Gesehlecht als m&aml;nnlichen (1:2.06). Aller Hauttuberkulose war mehr häufiger beim weiblichen Geschlecht als männlichen (1:1.36).
治験
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