西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
37 巻 , 4 号
選択された号の論文の27件中1~27を表示しています
図説
綜説
  • 船橋 俊行
    1975 年 37 巻 4 号 p. 489-499
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
  • 西尾 一方
    1975 年 37 巻 4 号 p. 500-512
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    The relation between clinical diagnosis and histopathological diagnosis were discussed with stress laid on the following two items.
    1. Statistic observation: Among 1253 patients who underwent a histopathological examination at the Dermatologic Clinic of Kyushu University during the 3 years from the 45 th to the 48 th of Showa (1970∼1973), a clinical diagnosis and a histopathological one agreed with each other in the case of 842 patients (67%), while a clinical diagnosis did not agree with a histopathological one in the case of 371 patients and making a final decision was withheld in the case of 40 patients. Almost the same result was obtained when I observed 531 histopathological examples at the Essen Dermatologic Clinic in West Germany about 1965. Each of the cases of diagnostic disagreements about skin disease was examined clinically and histopathologically. For example, the case which was diagnosed clinically as BCE was found to be histopahtologically Bowen's disease, N. pigmentosus, SCC, seborrheic keratosis, DLE, etc., while another case diagnosed histopathologically as BCE was shown to be clinically keratosis senilis, Bowen's disease, SCC, keratoacanthoma, malignant melanoma, lupus vulgaris etc.
    2. Histology of the efflorescence : In order to make a histopathological diagnosis practically we must be familiar with not only each of the histopathological findings of skin disease but also the histological structure of various efflorescences, which fact shows one of the peculiarities observed in histopathology of the skin. In this essay I took papulae as an example. Papulae, excepting true neoplasm, can be classified histologically into the following 3 groups ; (1) epide-rmal papula, (2) cutane papula, (3) mixed papula. I picked out typical histological figures of these 3 groups and explained some of them referring to the relations between clinical problem in practice and differential diagnostic one.
  • 水野 信行
    1975 年 37 巻 4 号 p. 513-521
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
症例
  • 清水 康之, 島雄 周平, 阿曽 三樹, 神戸 直登
    1975 年 37 巻 4 号 p. 522-527
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    生後2日目, 満期, 安産の女児の背部より側胸部にかけ, ほぼ左右対称性に幅約2cmの帯状の皮膚欠損を認めた。この女児は双胎であり, 他児は胎生4~5ヵ月で死亡し, ミイラ化したものをともに娩出した。羊膜の癒着の所見はまつたく認められなかつたが, 羊水の混濁と頸部の臍帯巻絡1回を認めた。生後ただちに全身的に合成ペニシリン剤の投与, 局所にはヒビテン消毒後ソフラチュールガーゼ処置で生後16日目に瘢痕治癒した。母親は28才, 初産で妊娠中を含めて現在まで著患をしらない, また特別な薬剤の投与も受けたこともない。本邦の報告例38例につき文献的考察をおこない, 子宮腔内狭小化, また胎生4~5ヵ月ごろに双胎のうち他胎の死亡を引き起こすような環境の変化がその発生要因のひとつになつたかもしれないと推論した。
  • 岡田 哲哉, 田代 正昭
    1975 年 37 巻 4 号 p. 528-531
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    73才女性の右下眼瞼から内眼角部にかけて辺縁には丘疹が提防状に並び, 中心部はわずかに陥凹し萎縮性で瘢痕様の局面を形成する臨床像を呈し, 組織学的にもその臨床像を良く反映する組織像を呈した。これらより本症例を基底細胞癌の中でも稀有な型に属するepithelioma planum cicatricansと診断した。治療として1%ブレオマイシン軟膏のODT療法を施行したが完治には至らずさらにX線治療をおこない良好な経過をえた。
研究
  • 池澤 善郎, 亀田 洋, 内山 光明, 中嶋 弘, 馬場 徹
    1975 年 37 巻 4 号 p. 532-540
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    臨床, 病理および螢光抗体所見より水疱性類天疱瘡とした4例と未確定例とした1例について検索し, 以下の結果をえた。
    1) 末梢血好酸球増多は水疱の汎発時に全例にみられ, ほぼ皮疹の消長に伴つて変化した。また病変局所への著明な好酸球浸潤が生検で5例中4例にみられた(eosinophilic papillary infiltrate)。
    2) IgGとIgEの抗基底膜抗体が螢光抗体法で患者血清中に認められたが, IgEについてはまだ例数も少なく, 一時的であるため症例を重ねた今後の検索が必要と思われる。
    3) Eosinophil chemotactic factor(ECF)は検索した3例中3例の水疱液中に認められた。血清IgE値が5例中3例で著明に上昇していることなどから, おそらくECF of anaphylaxis(ECF-A)がこのECFに関係しているように思われる。
    4) C3 proactivatorのconversionが検索した2例中2例の水疱液中に認められたことから, 水疱局所でalternate pathwayを介した補体系の活性化が起こつているように思われる。
    以上より, 水疱性類天疱瘡患者の水疱局所で, IgEによるchemical mediatorsの遊離ならびにclassical pathwayとalternate pathwayの両系を介した補体系の活性化が起こつていると推測することは合理的であるように思われる。
  • 石倉 多美子
    1975 年 37 巻 4 号 p. 541-552
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    扁平苔癬および扁平苔癬様薬疹においてみられる, いわゆるコロイド小体の主として電顕豫についてのべた。コロイド小体が細線維塊から成ること, 細線維の太さが約80Åでトノフィラメントの太さとほぼ同じであること, デスモソームが残存し, これに収斂するトノフィラメントと小体内部の細線維との連続所見があること, 小体内部にメラノソーム, その他の細胞内小器管がみられることなどの所見をえ, そのことからコロイド小体を構成する細線維がトノフィラメントであり, それは表皮細胞の変性過程において生じたものと推定した。なおコロイド小体とBowen病の異常内化との比較, また皮膚のコロイド変性, ヒアリノーシス, アミロイドーシスの3者における変化物とコロイド小体との比較についても考察した。
  • 阿曽 三樹, 井上 多栄子, 蓮尾 統子, 清水 康之, 三原 基之, 島雄 周平, 臼井 敏明, 河本 裕子
    1975 年 37 巻 4 号 p. 553-564
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    尋常乾癬2例, 種々の皮膚炎3例計5例の患者に0.05% clobetasol 17-propionate軟膏20~60g/day (clobetasol 17-propionate 10~30mg)を連日7日間単純塗布し, その前後を含めて毎日15日間, 血清11-OHCS, 尿中17-OHCS値を測定した。また第1, 3, 7, 11, 14日目に末梢循環好酸球数ならびに血糖値を測定した。
    1) 血清11-OHCS値は全例において本軟膏塗布後減量した。そして5例中3例では塗布中止後も回復が遅延する傾向が観察された。
    2) 尿中17-OHCS値は2例に減量が観察された。
    3) 末梢循環好酸球数ならびに血糖値は全例でそれぞれ減少, 上昇傾向が観察された。
    4) 以上より本軟膏 20~60g/day 単純塗布した場合副腎皮質機能抑制を惹起するに十分なclobetasol 17-propionateの経皮吸収が起こると考えられる。
    5) 臨床的効果はきわめて優れていて, 従来の外用剤によるODTの効果に匹敵する。
    6) 副腎皮質機能抑制の強い外用剤ほど臨床的効果が優れているというわれわれの従来の主張を裏づけた。
  • 安里 哲時, 武田 克之
    1975 年 37 巻 4 号 p. 565-572
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    0.05% Clobetasol 17-propionate外用剤の副腎皮質機能におよぼす影響を血中コーチゾル値, 末梢血好酸球数, 尿中17-OHCS値, 17-KS値の変動を指標として検討した。この外用剤の経皮吸収はきわめて迅速であり, 副腎皮質機能の抑制も速やかにおこるが, 外用を止めると副腎皮質機能はすみやかに回復した。以上の結果から, 乾癬など限られた疾患を除けば長期外用される症例は事実上きわめてまれとなることと相まつて, 諸種皮膚疾患の治療に供しうるすぐれたコルチコステロイド外用剤と考えた。
  • 安野 洋一, 前田 基彰, 佐藤 みち子
    1975 年 37 巻 4 号 p. 573-578
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    Dermadromeとしての脂漏性皮膚炎を検討するために京都府立医大皮膚科外来患者(昭和42~46年)で統計的観察をおこなつた。脂漏性皮膚炎は全体で3.32%にみられ, 疹型別(安田の分類に準ず)ではscalp type, facial type, flexural type, localized typeの順に多かつた。多発型と限局型の比は1:2.7であつた。つぎに全身性疾患との関係を糖尿病, 前糖尿病状態, その他の全身性疾患の3つに分けて検討した。全身性疾患を合併した脂漏性皮膚炎は18.9%にみられ, 40才以上で著明に増加した。高率にみられた疹型はflexural type, psoriasiforme, facial type, scalp typeの順で, とくにflexural typeは糖尿病, 胃腸疾患, 肝疾患で多い傾向がみられた。また全身性疾患を伴う症例では多発~汎発型が増加した。
  • 斎藤 蓉子
    1975 年 37 巻 4 号 p. 579-590
    発行日: 1975/08/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    1,300例の新生児にみられた皮膚変化についてその発生頻度, 初発日令, 経過日数あるいは発生率と児および母体の諸条件との関連性を推計学的に調査した。その結果, (1)もつとも早い初発日令の平均は紫斑, 鼻皮脂, 処女膜ポリープで0.9日, もつとも遅いのは水晶様汗疹の5.4日である。(2)平均経過日数は中毒性紅斑が2.0日ともつとも短く, 鼻皮脂の8.4日がもつとも長い。(3)早産児では中毒性紅斑, 斑状紅斑, 点状紅斑, 鱗屑, 粃糠疹, 網状皮斑の発生率が正期分娩児に比して低く, 推計学的に有意差がみとめられた。(4)すべての皮疹は糜爛をともなう肛囲皮膚炎をのぞき, 外用療法は不要である。
講座
治療
feedback
Top