西日本皮膚科
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41 巻 , 5 号
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図説
綜説
症例
研究
  • 野崎 憲久
    1979 年 41 巻 5 号 p. 891-897
    発行日: 1979/10/01
    公開日: 2012/03/22
    ジャーナル 認証あり
    Halo nevusにおいてcentral moleを切除し, 再びもとの位置に戻し, 放置しておくとmoleの退色をきたすがそれよりの色素再生はない。同様の操作でその後8-MOPと日光照射を行なうと, moleよりの色素再生はなく, ある場合にはhaloの周囲より縮小している例がある。つぎにmoleをそのままにhalo領域に健常皮膚片を移植することにより移植片の周囲に色素再生を認めるが, 速度は遅く, central moleも健常皮膚片で置換することにより再生色素斑の拡大速度は速やかになる。またcentral moleをそのままに, halo領域に2個の健常皮膚片を移植し, 4年半後haloが消失した時点でやや退色したcentral moleを切除し組織学的にみると, 真皮内に母斑細胞巣があり, 浅層にわずかにメラニンが残存するがほかになく, また母斑巣の周辺に細胞浸潤をみとめず, 母斑中心部に母斑細胞の崩壊過程を思わせる所見を得た。
  • 久保 範也
    1979 年 41 巻 5 号 p. 898-905
    発行日: 1979/10/01
    公開日: 2012/03/22
    ジャーナル 認証あり
    Sporothrix schenckiiの培養濾液を抗原とし, 沈降反応により, 1) スポロトリコーシス患者の血中抗体の検出, 病勢にともなう抗体の変動, 2) 抗原価におよぼす培養期間の長短ならびに抗原における加熱操作の影響を追求し, 以下の結果をえた。1) 血中抗体は本症患者23例中22例に陽性で, 対照では836例中陽性は28例にすぎなかつた。血清学的には概して固定型ではlabile, リンパ管型ではstableな動きを示したが, 臨床症状と抗原価は必ずしも並行しなかつた。2) 抗原の培養期間は1週では抗原性がなく, 5週≤9週≤13週≤17週≤14週の強さの順で反応し, また抗原に加熱操作を加えても反応の低下は認められなかつた。すなわち本抗原は耐熱性を示した。なおスポロトリキン反応は全例陽性で, 病型ではリンパ管型より固定型の方がよく反応する傾向にあるものの, 両者の反応陽性率に差はみられなかつた。またS. schenckii加熱死菌で免疫した家兎においても免疫終了後1年半まで本反応陽性が持続した。
  • 須貝 哲郎, 高木 喬, 高橋 洋子, 早川 律子, 小林 美恵, 東 禹彦
    1979 年 41 巻 5 号 p. 906-920
    発行日: 1979/10/01
    公開日: 2012/03/22
    ジャーナル 認証あり
    中山らのACSに基づく新製剤CLINICA ‹OX›シリーズ(オリリー社)の皮膚安全性検討を名古屋大学分院, 関西医科大学および大阪回生病院の3施設共同で行ない, 本製剤の皮膚安全性にたいする評価をするとともに, その使用にさいしての必要最小限のテストの標準化を決定した。
    1) CLINICA各品目のパッチテストおよび光パッチテストを176例に施行し, 光パッチテストは全例陰性で, 皮膚刺激指数は1.1から16.5にわたり, 許容域30.0をこえる製品はなく, 低刺激性化粧品であることを確認した。
    2) 使用テストは29品目150例に施行し, 20例(13.3%)に皮膚障害を認めた。品目ではのべ1,727件中, 皮膚障害は52件, 3.0%であつた。
    3) CLINICA ‹OX›シリーズ製剤使用にさいし, 少なくともパラベン感作のないこと, 本製剤使用のタール系色素に感作を有しないことをパッチテストで確認し, 使用は1品目ずつ毎週ふやしていくのが望ましい。
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