西日本皮膚科
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46 巻 , Suppl 号
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症例
治療
  • 浪花 志郎, 白石 達雄, 岡崎 泰典
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 272-277
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    免疫抑制剤HE-69をアトピー皮膚炎, 慢性湿疹, 慢性単純痒疹, 尋常天疱瘡および水疱性類天疱瘡の治療に試みた結果, 1) アトピー皮膚炎では, ステロイド剤の外用や内服ならびに抗ヒスタミン剤内服などと併用することにより, 寛解期間が延長される傾向が認められた。2) その他の皮膚疾患では明らかな有用性は認められなかつたが, 今後も投与の方法や量などに関する検討を行うことによつて, 治療成績の改善される可能性が考えられた。3) 副作用に注目して血液検査やPPD皮膚反応の変動ならびに臨床症状について検討したが, 赤血球数, 血小板数, リンパ球数, 白血球分画, IgG, IgD, IgEおよびPPD皮膚反応に関して症例による増減はみられたが, HE-69の投与量に依存した特定の変動ならびに臨床症状は認められなかつた。
  • 浪花 志郎, 岡崎 泰典, 山本 俊比古, 永井 純子, 内田 寛
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 278-280
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    ネオラミン3B(ビタミンB1, B6およびB12含有)を帯状疱疹8例, 脂漏性湿疹3例, 口角炎および尋常乾癬各1例に投与し, 帯状疱疹の神経痛の軽減や他の3疾患における皮膚症状の改善に一定の効果が認められた。また, ビタミンB群の欠乏をきたしやすい抗生剤投与中の各種皮膚疾患6例に本剤を投与したところ, ビタミンB群欠乏症状の発現阻止に有効であつたと考えられた。
  • 山口 康則, 原 紀正, 安野 秀敏, 倉田 三保子, 今村 英一
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 281-283
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    局所用トロンビン生食水(1,000単位/ml)を熱傷, 熱傷瘢痕およびその他の皮膚疾患, 計38例, 57件の手術時の止血に用い, 以下の結果を得た。
    1) 毛細血管性ないし小静脈性の出血に対しては, 止血効果が認められた。
    2) 全例において, 局所的および全身的のいずれの副作用も認められなかつた。
  • 安野 秀敏, 浪花 志郎, 西山 和光, 今村 隆志
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 284-286
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    新しい経口合成セファロスポリン系抗生物質cefadroxil(CDX)を, 各種皮膚感染症および当科における手術患者の術後の感染予防に使用して, その臨床効果ならびに副作用の検討を行い, 以下の成績を得た。
    1) 各種皮膚感染症14例では, 有効12例(せつ6例, 蜂窩織炎4例, 膿痂疹2例), やや有効1例(せつ), 無効1例(せつ), で, 有効率は85.7%であつた。
    2) BA-PC投与が無効であつたせつの2例では, いずれもCDXに変更後症状が軽快した。
    3) 菌検査を行つた4例中, S. aureusおよびS. epidermidisの培養された3例では, CDXの効果は有効と判定されたが, Ent. cloacaeの培養された例では, CDXの投与によつて症状の軽快はみられたが, 排膿は持続し, やや有効と判定された。
    4) 有効例のCDX平均投与日数は, 4.8日と短かかつた。
    5) 術後の感染予防のためCDXを投与された32例中, 明確な感染所見を示した症例は, まつたくみられなかつた。
    6) 副作用としては, 投与46例中の1例に麻疹型薬疹を認めたが, 他の45例では, 副作用と考えられる自·他覚所見をまつたく認めなかつた。
  • 山田 健一, 山口 康則, 越智 敬三, 久本 和夫, 今村 朋子
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 287-288
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    新抗ヒスタミン剤mequitazineを蕁麻疹4例, 皮膚そう痒症10例, 湿疹·皮膚炎群3例, 酒さ様皮膚炎および中毒疹各1例, 計19例のそう痒性皮膚疾患に使用して, その有効性および安全性を検討し, 以下の結果を得た。
    1) 各疾患における有効率は, 蕁麻疹で75%(3/4), 皮膚そう痒症で70%(7/10), また湿疹·皮膚炎群で66.7%(2/3)であつた。
    2) 副作用は19例のいずれにも認められなかつた。
    3) 各種の臨床検査は4例に施行したが, 特記すべき異常は認められなかつた。
    以上より, mequitazineはそう痒性皮膚疾患に対して有用な抗ヒスタミン剤と考えられた。
  • 今村 隆志, 西岡 和恵, 山田 健一, 浜中 すみ子, 金子 信幸
    1984 年 46 巻 Suppl 号 p. 289-291
    発行日: 1984/01/01
    公開日: 2012/03/21
    ジャーナル フリー
    フルオシノニドを0.05%含有するシマロンの軟膏, クリームおよびゲルを慢性湿疹8例, 脂漏性皮膚炎3例, 自家感作皮膚炎3例, 貨幣状湿疹3例, 手湿疹2例, うつ滞性湿疹2例, ならびに急性湿疹, 乳児湿疹, 接触皮膚炎, 間擦性湿疹, 急性痒疹, 小児ストロフルスの各1例, 合計27例に使用した。著効18例(67%), 有効6例(22%), やや有効1例(4%)と, すぐれた臨床効果が認められた。なお無効例が2例(7%)あり, そのいずれもゲルであつた。悪化例は認められなかつたが, 副作用としてゲルで脂漏性皮膚炎1例に刺激感をみた。
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