西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
60 巻 , 1 号
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図説
症例
  • 渡部 裕子
    1998 年 60 巻 1 号 p. 3-5
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    41歳の女性のeosinophilic cellulitisの1例を報告した。皮疹は両手の発赤腫脹と丘疹, 水疱, 膿疱で, 組織学的に真皮中層から皮下脂肪織にかけての好酸球浸潤が認められ, flame figureも散見された。胸部X線像で異常陰影が認められ, 経気管支肺生検で肺胞腔への好酸球の浸潤が認められた。ベタメサゾン内服により皮疹, 肺病変とも消退した。
  • 坂尾 佳久, 浦野 芳夫, 滝脇 弘嗣, 内田 尚之, 荒瀬 誠治, 武田 己広
    1998 年 60 巻 1 号 p. 6-10
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    65歳の男性。重い荷物の運搬後, 四肢に瀰漫性の皮膚硬化が生じ, 次第に躯幹にも拡大し, 硬化部にほぼ一致して紅斑, 鱗屑が出現した。四肢末梢には異常なく, レイノー現象, 内臓病変もなかった。末梢血好酸球増多, 赤沈亢進, 高γグロブリン血症, 病理組織学的にリンパ球の浸潤をともなう筋膜の肥厚が認められた。以上の所見より好酸球性筋膜炎と診断した。なお自験例では抗核抗体40倍陽性(homogeneous pattern), 抗1本鎖DNAIgG抗体19U/ml(正常10U/ml以下)であった。発症約1年後の前腕伸側の皮膚生検で, 真皮中層から下層に膠原線維の硝子化がみられた。これまでに硬化部に紅斑, 鱗屑を認めた好酸球性筋膜炎の報告例はほとんどない。
  • 黒瀬 浩一郎, 宮里 稔, 橋本 隆
    1998 年 60 巻 1 号 p. 11-14
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    15歳の女性, 再生不良性貧血でG-CSF投与後に下肢·躯幹に有痛性皮下硬結が出現するようになった。久留米大学医学部皮膚科初診時, 左大転子部に直径7cmの中心壊死傾向を示す扁平隆起性紫紅色結節が認められた。病理組織学的には真皮乳頭層から脂肪織にかけて血管炎を伴わない密な好中球の浸潤と核破壊像および赤血球の血管外漏出の所見を呈していた。皮疹はG-CSF投与後に白血球増多を伴って再発したこと, 同薬の投与量を減量することにより再発が認められなくなったことから, 自験例をG-CSF投与により誘発されたneutrophilic dermatosisと診断した。
  • 小寺 華子, 萱場 光治, 三砂 範幸, 成澤 寛
    1998 年 60 巻 1 号 p. 15-18
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    症例は25歳の女性。初回妊娠9ヵ月で腹部に紅斑が出現し, 次第に拡大して全身の紅斑局面上には膿疱の集簇が認められるとともに微熱·倦怠感などの全身症状を伴うようになった。膿疱の細菌培養は陰性で, 病理組織像でKogojの海綿状膿疱が認められた。乾癬の既往·家族歴はなかった。疱疹状膿痂疹の診断で入院したが, 入院当日に破水した。疱疹状膿痂疹に対しては無治療のまま自然分娩により健常な女児を出産した。分娩2日後には膿疱の再燃を認めたためステロイド内服を行い皮疹は消退し, 現在までに乾癬性病変などの出現はみられていない。
  • 久保田 由美子, 古賀 哲也, 利谷 昭治
    1998 年 60 巻 1 号 p. 19-22
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    51歳の男性。初診の1年前, 右側頚部の, 3ヵ月前には左耳後部の常色丘疹に気づいた。次第に環状に増大し, 増数した。病理組織学的にはannular elastolytic giant cell granuloma (AEGCG)の特徴を有する肉芽腫性病変が認められた。すなわち肉芽腫性病変部の弾力線維は欠如し, 多核巨細胞の胞体内に断片化した弾力線維の貪食像が認められたが, 膠原線維の変性, 類壊死像はあきらかでなくムチンの沈着も認められなかった。生検1週間後, 皮疹は消退傾向を示したが新生があった。空腹時血糖111mg/dl, HbA1c5.3%, 経口糖負荷試験で耐糖能異常があった。以上の所見よりAEGCGよりも環状肉芽腫と考えた方がよいと思われた。
  • 藤山 幹子, 鉾石 真理子, 村上 信司, 新盛 英世, 佐山 浩二, 橋本 公二
    1998 年 60 巻 1 号 p. 23-26
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    メソトレキセート, プレドニゾロンを投与中の慢性関節リウマチ患者と, シクロスポリン, アザチオプリン, メチルプレドニゾロンを投与中の腎移植後患者に発症した汗孔角化症を報告した。免疫抑制剤を投与中に発症した汗孔角化症の報告は, 国内外で63例あり, 臓器移植後の患者およびステロイド剤に加えてアザチオプリン, シクロスポリンを投与されている患者の報告が多い。臓器移植後の患者に多く合併する皮膚癌の発症には, アザチオプリンやシクロスポリンの関与が考えられているが, 汗孔角化症の発症にもこれらが関与している可能性について検討した。
  • 森村 司, 野口 昌子, 三原 基之, 手島 佐知子, 入江 隆
    1998 年 60 巻 1 号 p. 27-30
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    手掌の黄色線条を主訴に受診した49歳の女性。高脂血症を疑い精査した結果, コレステロール, 中性脂肪が共に高く, 電気泳動法でbroad βリポ蛋白が認められ, アポE蛋白の表現型がE2/2であったことからIII型高脂血症に黄色腫を合併した症例と診断した。黄色腫は手掌線条黄色腫のほかに肘頭, 膝蓋, 臀部, 足背部, アキレス腱部に結節性黄色腫を認めた。両側卵巣摘出後に高脂血症, 黄色腫の臨床症状が発現したことから本症例の発症に血漿エストロゲン濃度の低下が関与していることが疑われた。食餌療法, 高脂血症用剤, エストロゲン補充療法により高脂血症は改善し, 黄色腫も消退した。
  • 木下 美佳, 石原 剛, 中村 徳志, 小野 友道
    1998 年 60 巻 1 号 p. 31-33
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    48歳の女性。陳旧性瘢痕部に限局性粘液水腫が続発した症例を報告した。患者は10年前に甲状腺機能亢進症を治療されており, 脛骨前粘液水腫が認められていた。受傷後45年経過した右手関節背側の熱傷瘢痕が徐々に隆起し始めたが, これは脛骨前粘液水腫の発症と同時期であった。右手関節背側の肥厚性瘢痕部は, 病理組織学的に真皮上層から中層にかけてヒアルロン酸の沈着を認め, 瘢痕部に粘液水腫が続発したものと考えられた。
  • 力久 航, 桐生 美麿
    1998 年 60 巻 1 号 p. 34-36
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    症例は66歳の女性。4年前, 右足底の腫瘤に気付いたが自覚症状がなく放置していた。徐々に増大したため手術目的で北九州市立医療センター皮膚科を受診した。右足底に5×4cmの弾性硬で可動性不良な腫瘤が認められ, 外傷性嚢腫を疑い硬膜外麻酔下に腫瘍を摘出した。病理組織学的検索で線維性被膜に包まれた境界明瞭な腫瘤が認められ, 粘液と軟骨様基質に富む間質の中に, 小型の核と小空胞構造を有する細胞質をもつ軟骨細胞が増殖しており, 骨外性(軟部)軟骨腫extraskeletal chondroma (chondroma of soft part)と診断した。軟骨腫は整形外科領域においては多くの報告があるが, 皮膚科領域での報告は少ない。足底に弾性硬の腫瘤が認められた場合, 表皮嚢腫などとともに軟骨腫も念頭に置いて診断する必要があると思われた。
  • 楊 憲勲, 中山 樹一郎, 利谷 昭人, 寺尾 浩, 堀 嘉昭, 大島 孝一, 菊池 昌弘
    1998 年 60 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    64歳の男性。左口角部に42×38×16mmの半球状, 表面に毛孔性角栓を多数伴う淡紅色腫瘤が生じた。病理組織学的, 免疫組織化学的, 免疫関連遺伝子の検索および腫瘤組織細胞分離培養による真皮浸潤リンパ球表面マーカーなどからlymphocytoma benigna cutisと診断した。電子線20Gyの局所照射により腫瘤は退縮, 以後再発はなく現在経過観察中である。
  • 下平 峰子, 元木 清久, 三砂 範幸, 成澤 寛
    1998 年 60 巻 1 号 p. 42-45
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    74歳の女性。数年前より右前頭部に自覚症状のない小豆大の丘疹が出現し徐々に増大し, 小指頭大の腫瘤を形成してきた。生検組織では, 真皮上層から皮下組織にかけて表皮向性を欠く異型性の強いリンパ球が瀰慢性に浸潤していた。濾胞形成は認められなかった。浸潤細胞は, B細胞性のマーカーを有し, 免疫グロブリンの遺伝子再構成は認められなかった。全身検索では皮膚病変以外に異常所見はみられなかった。皮疹は生検直後より急速な自然消退を示した。以上の臨床経過, 検査所見からcutaneous B cell pseudolymphomaと診断した。十分な経過観察が必要であるが, 現在までの3年間再発を認めない。
  • 大滝 倫子
    1998 年 60 巻 1 号 p. 46-49
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    蜂, トコジラミ, クラゲ, サンゴなどによる刺咬あるいは接触後6∼15日後に再燃あるいは初発した8例を報告した。3例(24歳の男性, 28歳および29歳の女性)はスズメバチに多数の箇所を刺され, 7日後に局所再発し, さらに13∼15日後に蕁麻疹を生じ, うち1例は関節炎を伴った。スズメバチの毒に対するIgE抗体は1例は疑陽性, 2例は陰性であった。29歳の男性はトコジラミに刺され7日後に初めて紅斑を発症した。一方トコジラミ刺咬の既往のある妻は数時間後に発症した。23歳の男性と27歳の女性はクラゲ接触直後に皮疹を生じ2∼3日で消退したが, 1例は6日後, 1例は8日後に再燃し, 紅斑, 小水疱を生じた。最後の2例(21歳と63歳女性)はサンゴに接触して, 数日で軽快後, 1例は6日後, もう1例は8日後に再燃し紅斑性小丘疹を発症した。局所反応のみを示したクラゲやサンゴと, 局所再発のみでなく蕁麻疹を生じたスズメバチの場合とでは皮内に残された抗原量に差があるためかと思われた。いずれにせよ皮膚内に残存した抗原に対するアレルギーの成立に6∼15日の期間を要したものと推定した。
  • 渡辺 憲, 西岡 清, 加藤 卓朗
    1998 年 60 巻 1 号 p. 50-53
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    23歳の白人男性に生じた生毛部急性深在性白癬を報告した。タイへの旅行中に前腕の蚊に刺された部位に発症し, ステロイド外用後に悪化した。病理組織学的には壁の破壊を伴う毛包周囲の化膿性炎症像を呈しており, PAS染色では真皮内の真菌要素は認められなかった。病変部から得られた体毛には毛外性の菌寄生がみられ, 生検組織培養ではTrichophyton mentagrophytesが分離された。グリセオフルビン375mg/dayの内服3週間とクロトリマゾールクリームの外用9週間で瘢痕を残して治癒した。自験例は, 近年本邦で報告された症例と同様にステロイド外用が悪化に関与していると考えられる。一方欧米では, 本症に相当する病型は外傷を受けやすい部位に生じやすく, 家畜を扱う農業関係者にみられ, 原因菌は侵襲性, 病原性の強い動物寄生菌であることが多く, 高温多湿な環境が増悪因子となることが知られている。自験例はこうした欧米型の特徴も有しており, 人種による皮膚の性状や白癬菌に対する感受性に起因するものであることが推測される。本症の発症機序を解明するために, 本邦においても家畜との接触, 外傷の有無, 気候などの環境因子についても, より詳細に調査する必要があると考えられる。
  • 辻 淳子, 石井 則久, 佐々木 哲雄, 中嶋 弘
    1998 年 60 巻 1 号 p. 54-57
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    45歳の女性。43歳時に慢性骨髄性白血病と診断され, 約5ヵ月後に実兄から骨髄移植を受けた。移植約7ヵ月後に運動性失語が出現し, 約19ヵ月後には両前腕部に強皮症様皮膚硬化が出現したが, 肺, 食道病変は認められなかった。抗核抗体640倍陽性(discrete speckled), ループスアンチコアグラント陽性を認めた。抗Scl-70, Sm, SS-A, SS-B, カルジオリピン, ミトコンドリア抗体はいずれも陰性であった。以上の所見および前腕皮膚生検所見からGVHDに伴う強皮症様変化と診断された。頭部CTでは急性脳梗塞の所見があり, 移植約21ヵ月後には腸間膜動脈血栓症も生じ抗リン脂質抗体症候群の合併と診断された。本症例のような慢性GVHD患者の検討は全身性強皮症や抗リン脂質抗体症候群の病因, 発生機序を解明するために有用と思われる。
研究
  • 神野 義行, 滝脇 弘嗣, 津田 英隆, 荒瀬 誠治, 阪口 弾
    1998 年 60 巻 1 号 p. 58-61
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    8-methoxypsoralen(8-MOP)塗布条件を変えたときの光毒性の差違をスキンタイプIIIの健常成人7名の背部皮膚で検討した。UVA照射量は2時間前に0.3% 8-MOPを塗布した条件での最小光毒量の2倍とし, PUVA紅斑強度は照射48時間後にテスト部位の画像解析により定量した。(1)8-MOPを, 30分∼2時間前に塗布すると紅斑強度はほぼ同等かつ最大で, 15分前および4∼6時間前では紅斑強度はその50∼70%に減弱した。24時間前塗布では紅斑は生じず, 直前の塗布では紅斑は被験者の一部で軽微に認められるのみであった。(2)8-MOP濃度と紅斑強度の関係は線形でなく, 0.03∼0.1%で紅斑強度が急激に変化するS字状を呈した。(3)8-MOPの重ね塗りを行った場合では外用回数による紅斑の差はほとんどなかった。PUVAの光毒性と治療効果は必ずしも一致しないが, 白斑など皮膚のbarrier機構が正常と考えられる疾患の8-MOP外用PUVA療法に際して, これらの情報は有益と考え報告した。
  • 清水 昭彦, 古賀 哲也, 利谷 昭治
    1998 年 60 巻 1 号 p. 62-66
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    われわれは臨床的に白癬と診断し, 直接検鏡により白癬菌を確認した33歳から93歳までの26名(男性20名, 女性6名, 平均年齢58.5歳)を対象に, 白癬菌抗原であるトリコフィチンを用いたリンパ球刺激試験(LST)およびトリコフィチンの刺激による末梢血リンパ球のIFN-γ産生, トリコフィチン特異IgEの測定をおこない, また患者群を年齢別, 爪白癬の有無, 重症基礎疾患の有無によって分け, 群間の比較検討をおこなった。その結果, 全患者についてLSTとIFN-γ産生の間には正の相関関係がみられた。また, LSTとIFN-γ産生に関し, 重症基礎疾患を有する患者群は, ない患者群より低い値を示した(P<0.05)。一方, 年齢別, 爪白癬の有無によるLSTとIFN-γ産生の差はみられなかった。トリコフィチン特異IgEで高値を示したものは, 全患者26名中2例のみで, この2例に共通する特徴は認められなかった。一般に, 重症基礎疾患を有する患者に生じた白癬病巣は難治性であることが知られているが, これらの患者においてトリコフィチンの刺激によるLSTおよびIFN-γ産生が有意に低下していることが臨床的に難治性を示すことと何らかの関連があることを示唆しているものと思われた。
  • 松永 若利
    1998 年 60 巻 1 号 p. 67-71
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    ポートワイン母斑には思春期以降になってその局面上に腫瘤が出現することがあるが, その発症機作についてはほとんど知られていない。今回, 腫瘤の表面皮膚血流量をレーザードップラー血流計を用いて測定し, また病理組織学的にも検討を加えた。その結果, 腫瘤は周囲のポートワイン母斑局面よりも血流量が増加しており, 病理組織学的には細動静脈吻合の増生が観察された。これらの結果から, ポートワイン母斑上の腫瘤の出現には細動静脈吻合が関与するものと考えた。
講座
治療
  • 松村 都江, 海老原 全, 中山 秀夫
    1998 年 60 巻 1 号 p. 79-87
    発行日: 1998/02/01
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル 認証あり
    アクトシン®軟膏はジブチリルサイクリックAMP(DBcAMP, 一般名ブクラデシン)をマクロゴール中に3%含有する水溶性軟膏である。局所血流改善作用を有し, 線維芽細胞, 血管内皮細胞, ケラチノサイト増殖および血管新生を直接賦活化して, 肉芽形成および表皮形成を促進する褥瘡, 皮膚潰瘍治療剤として1993年4月に発売され, 広く皮膚潰瘍治療に使用されている。今回, 市販後の臨床効果について褥瘡, 皮膚潰瘍におけるその有効性, 安全性を調査した。調査対象は褥瘡, 難治性皮膚潰瘍43例で, 総合効果判定において改善以上が81.4%で, 有用度においては有用以上は79.1%であり良好な結果が得られた。本薬剤と因果関係があると考えられる副作用はなかった。不変例は3例で, いずれも難治化因子をもつ患者であった。以上よりアクトシン®軟膏は褥瘡, 皮膚潰瘍の治療において有用性の高い薬剤と考えられた。
世界の皮膚科学者
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