實驗消化器病學

肝臟機能亢進状態(Hyperhepatismus)

松尾巖

1935 年 10 巻 12 号 p. 1759-1760
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1759

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糖尿病の病理並に治療に關する一新考察

飯塚直彦

1935 年 10 巻 12 号 p. 1761-1765
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1761

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腎臟障碍時ノ血清ノ組織呼吸ニ及ボス影響ニ就テ

第五篇實驗的賢炎ノ家兎血清ヲ附加セル場合

荒井作二

1935 年 10 巻 12 号 p. 1766-1782
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1766

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硝酸「ウラン」及ビ「ハブ」毒ヲ注射セル家兎ノ血清ヲ經過ヲ追フテ採取シ、之ヲ呼吸槽ニ附加シテ組織呼吸ニ及ボス影響ヲ檢セルニ、硝酸「ウラン」使用時ノ血清ニテハ腎及ビ脾ノ組織呼吸ハ極初期ノ血清ニテハ抑制セラル、モ、他ノ血清ニテハ促進セラレ、肝臟ハ最初三日間ノ血清ニテハ抑制セラル、モ四日目ノモノエテハ稍々亢進ス。「ハブ」毒血清使用時ニ於テハ腎及ビ脾ノ呼吸ハ稍々亢進シ後期ノモノニテ初メテ低下ニ向フ。コノ時ニ至リテ肝ノ呼吸ハ上昇シ來ル。脳髓及ビ心臟ノ呼吸ハ兩毒物ニヨリテ略々同樣ニ何レモ著明ナル呼吸障碍ヲ受ク。

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腎臟障碍時ノ血清ノ組織呼吸ニ及ボス影響ニ就テ

第六篇實驗的腎炎家兎及ビ昇汞中毒患者血清ノ酒精、「エーテル」各抽出物及ビ其ノ淺渣物注射時

荒井作二

1935 年 10 巻 12 号 p. 1783-1797
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1783

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硝酸「ウラン」、「ハブ」毒等ノ如キ腎臟毒ヲ注射シテ實驗的ニ腎炎ヲ惹起セシメタル家兎血清ノ酒精抽出部ヲ他動物ニ注射スル時ハソノ肝臟、副腎、脾臟、時ニ心臟ノ組織呼吸ヲ上昇セシメ、腦髓、時ニハ心臟ノ呼吸ヲ抑制セシムル物質移行スルコト、更ニコノ抽出殘渣部ヲ「エーテル」ニテ處理スル時ハ「エーテル」中ニハ腦髓、心臟ノ呼吸抑制物ノ移行スルコト酒精、「エーテル」移行物ヲ除去セル所謂殘渣部中ニハ腦髓・肝臟・心臟ノ呼吸ニ抑制的ニ、副賢ニ多少呼吸促進的ニ作用スル物質ノ含有セラル、コトヲ證明セリ。又昇汞中毒患者血清ヲ同樣ニ處理セル場合肝臟ノ組織呼吸ハ酒精及ビ「エーテル」ノ各抽出物ニヨリテ大トナルコトヲ確メタリ。

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胃液分泌ニ對到スル肝臟ノ態度(第一回報告)

第一篇總輸膽管結紮ノ胃液分泌ニ及ボス影響ニ就テ

林峻士

1935 年 10 巻 12 号 p. 1798-1806
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1798

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恒久性胃瘻ヲ有スル犬ニ就キ、總輪膽管ヲ結紮シ切斷セル後、膽汁成分ノ鬱積状態ガ胃液分泌機能ニ及ボス影響ヲ經過ヲ逐ヒテ檢索セリ。其成績ニ依レバ總輸膽管ヲ結紮シ切斷セル後、十八時間乃至二十四時間ニ於テハ、水刺戟ニ依ルモ、亦牛乳投與ニ依ルモ胃液分泌量著明ニ増加シ、又酸度ハ顯著ナル上昇ヲ呈ス。即チ總輸膽管結紮直後ニ於テハ、胃分泌機能ハ異常ナル亢進ヲ來シ分泌量及ビ酸度ノ増加ヲ呈スルモノナリ。而シテ日ヲ經過スレバ胃液分泌量次第ニ減少シ、酸度モ亦下降スルニ至リ、數日ニシテ正常酸度ニ移行スルヲ認メタリ。即チ膽汁成分鬱積状態ノ初期ニ於テ呈スル胃液分泌機能ノ亢進ハ續テ來几分泌減弱ノ前提ヲナスモノニシテ、肝臟及ビ膽道疾患ニ際シ認メラル、胃液分泌障礙ニ略々一致セル状態ナリ。

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胃液分泌ニ對スル肝臟ノ態度(第二回報告)

第二篇腸管内ニ注入セル「ヒスタミン」ニ依ル胃液分泌

林峻士

1935 年 10 巻 12 号 p. 1807-1820
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1807

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「ヒスタミン」ヲ直接腸内ニ注入スルニ、健康犬ニ於テハ肝機能並ニ腸内因子ニ依リテ其一般血行内移行ハ阻止セラレ吸收作用ラ呈セズ。然レドモ注入量甚ダ大ナルニ於テハ其胃液分液催進作用ヲ呈スルニ至ル。其腸内注入ニ依リテ吸收作用ヲ呈スルニ要スル「ヒスタミン」量ニハ一定ノ限界アリ。此限界ニ就キ實驗セル成績左ノ如シ。
一瓱ノ「ヒスタミン」ヲ腸瘻ヲ介シ直接腸管内ニ注入スルニ胃液分泌ハ惹起セラル、コトナシ。一〇瓱ノ「ヒスタミン」ヲ直接腸管内ニ注入スルニ、胃液分泌ハ一般ニ惹起セラル、コトナケレドモ、亦僅カニ胃液分泌ノ催進セラル、コトアリ。此量ヲ以テ腸内ニ注入シテ胃液分泌催進ナル吸收作用ヲ呈スルニ必要ナル「とスタミン」量ノ限界トナシ得可シ。二〇瓱ノ「ヒスタミン」ヲ直接腸管内ニ注入スルニ、胃液分泌ハ稍々高度ニ催進セラル。酵素量ニハ影響ナシ。「ヒスタミン」ノ大量四〇瓱ヲ直接腸管内ニ注入スル時ハ、之レニ依リテ胃液分泌ノ催進セラル、コト甚ダ旺盛ニシテ、其程度ハ凡ソ「ヒスタミン」一瓱ヲ皮下注射セル場合ニ比適セリ。

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胃液分泌ニ對スル肝臟ノ態度(第三回報告)

第三篇第二、肝機能障礙ノ存セル際腸内ニ注入セル「ヒスタミン」ノ胃液分泌ニ及ボス影響

林峻土

1935 年 10 巻 12 号 p. 1821-1840
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1821

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腸内ニ注入セル「ヒスタミン」ニ依ル胃液分泌ガ其吸收經路ニ介在スル肝臟ノ機能状態ニ關係ス可シトノ豫想ノ下ニ之レヲ證ス可キ實驗ヲ試ミタリ。即チ肝臟ヲ障礙スル毒物ヲ使用シ、又ハ輸膽管ヲ結紮スルコトニ依リテ肝機能ヲ障礙セル犬ニ就キ、直接腸管内ニ作用限界量以下ノ「ヒスタミン」ヲ注入シテ其胃液分泌催進作用ヲ檢セル成績左ノ如シ。
「クロ、フオルム」、四塩化炭素、及ビ燐ノ如キ肝臟障碍劑ヲ以テ肝機能ヲ障礙スル時ハ、夫レゾレ一定ノ時日ノ後ニ於テハ「ヒスタミン」ノ作用限界量一〇瓱以下ノ腸内注入ニヨリテ顯著ナル胃液分泌惹起セラル。即チ肝臟機能ノ低下ニ依リテ腸内ニ存スル「ヒスタミン」ハ容易ニ胃粘膜ニ作用シ得ルニ至ルコト明瞭トナレリ。而シテ右實驗ニ於テ「ヒスタミン」胃液分泌ノ現ハル、程度ハ及ビ時期ニ彼之差違ヲ認ムルモ、ソハ肝機能ノ障礙セラル、程度及ビ時期ニ關係セルガ如シ。從ツテ肝機能障礙後時日ヲ經過シ漸次機能恢復スルモノニアリテハ遂ニ「ヒスタミン」吸收作用ヲ呈セザルニ至ルナリ。毒物投與後七十二時間トナレバ、一〇瓱ノ「ヒスタミン」ヲ腸内ニ注入スルモ、多クハ胃液分泌ヲ見ズ。殊ニ總輸膽管ヲ結紮セル實驗ノ如キ其直後ヨリハ却ツテ時日ヲ經過シ、肝機能愈々障礙セラル、ニ及ンデ「ヒスタミン」腸内注入後胃液分泌催進セラルヽヲ認メタリ。即チ腸内ニ存スル「ヒスタミン」ノ胃液分泌催進作用ニ對シ、肝機能ガ重要意義アルヲ證セルモノナリ。

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胃液分泌ニ對スル肝臟ノ態度(第四回報告)

第四篇エック氏瘻孔ヲ有スル犬ヲ以テセル實驗及ビ全篇ノ總括

林峻士

1935 年 10 巻 12 号 p. 1841-1852
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1841

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エツク氏瘻孔ヲ有スル犬ニ於テ微量「ヒスタミン」ヲ腸内注入後旺盛ナル胃液分泌ノ惹起セラルルコト、及ビ斯カル犬ニ於テハ胃液分泌ノ一般ニ亢進ヲ來シ居レルコト等ヲ證明シ得タリ。
肝臟及ビ膽道疾患ニアツテ認メラル肝機能障礙ニハ「パラフンクチオン」及ビ機能減弱ヲ別チ得可ク、肝機能ノ減弱ニ基キテ腸内分解産物ガ胃粘膜ニ作用シ得ルニ至リ分泌ノ異常、特ニ初期亢進ヲ來スコトハ余ノ實驗ノ示ス處也。而シテ肝臟ノ「パラフンクチオン」ガ胃液分泌ニ及ボス影響ニ就テハ膽汁成分ノ血中鬱積ヲ惹起セル實驗ニ依リテ窺知スルコト不可能ニアラザル可シ。
膽汁成分ノ血中鬱積ニヨリテ胃液分泌ノ催進並ニ分泌機能亢進ヲ呈スルコトハ余ノ實驗ニヨリテモ明瞭ニ認ムルコトヲ得タリ。
從ツテ、肝臟、膽嚢及ビ膽道疾患ニ際シ、初期胃液分沁亢進ヲ呈シ、後分泌減弱スル原因トシテハ、膽汁成分ノ血中鬱積重要ナリト雖ドモ、尚ホ肝臟ノ機能減弱ニ基キテ一般血行内ニ移行シ胃粘膜ニ作用スル腸内分解産物ガ一原因タルコトハ明瞭ナリ。
即チ肝臟機能ノ減弱ヲ以テ胃障礙ノ一原因ト認ム可キモノ也。

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諸多「ホルモン」ノ胃分泌機能ニ及ボス影響

第一編「ヒスタミン」、菠薐草塩酸抽出液、「スピナチン」ノ胃液分泌作用ニ及ボス影響

岡崎規矩一

1935 年 10 巻 12 号 p. 1853-1877
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1853

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著者ハ二頭ノバウロフ氏小胃犬ニ就キテ「ヒスタミン」、菠薐草塩酸抽出液、「スピナチン」ノ一定量ヲ空腹時、試食投與前後一時間及ビ試食投與ト同時ニ皮下注射シ、空腹胃液分泌並ニ食後胃液分泌作用ニ及ボス影響ヲ檢シ次ノ成績ヲ得タリ。
一、「ヒスタミン」ハ空腹時、試食投與前一時間、試食ト同時或ハ試食投與後一時間ニ於テ皮下ニ注射スルトキハ、何レモ皆注射後一〇分乃至一五分ヲ經テ胃液分泌量、遊離塩酸及ビ總酸度ノ上昇ヲ來シ、注射後一時間ヲ經テ最高頂ニ達シ其後漸次下降シ、注射後約三時間ヲ經テ注射以前ノ状態ニ復舊ス。
二、菠薐草塩酸抽出液及ビ「スピナチン」モ亦常ニ注射後約一〇分乃至一五分ヲ經テ胃液分泌量、遊離塩酸及ビ總酸度ノ上昇ヲ來シ、注射後四五分乃至六〇分ニシテ最高頂ニ達シ、其後急速ニ下降シテ注射後三時間乃至四時間後ニ於テハ却テ對照ノ試食ノミヲ投與シタル場合ヨリモ減少ス。
三、「ヒスタミン」、菠薐草塩酸抽出液及ビ「スピナチン」皮下注射ノ胃液分泌僅進作用ハ一過性ニシテ注射後約三時間ニ亙リテ其作用ヲ持續スルニ過ギズ。
四、「ヒスタミン」、菠薐草塩酸抽出液及ビ「スピナチン」皮下注射ニヨル小胃々液分泌量、總酸度、游離塩酸ノ上昇度ハ殆ド同一ナリ。
五、「ヒスタミン」、菠薐草塩酸抽出液及ビ「スピナチン」皮下注射ニヨリ胃液分泌持續時間ヲ檢スルニ、「ヒスタミン」ハ試食ノミヲ投與シタル對照ノ場合ト殆ド異ナラズ、菠薐草塩酸抽出液及ビ「スピナチン」ハ對照ヨリモ短縮ス。

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諸多「ホルモン」ノ胃分泌機能ニ及ボス影響

第二編肝臟「アルコホール」抽出液、肝臟解毒「ホルモン」即チ「ヤクリトン」膽汁酸ノ胃液分泌作用ニ及ボス影響

岡崎規矩一

1935 年 10 巻 12 号 p. 1878-1906
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1878

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著者ハ二頭ノ「パウロフ」小胃犬ニ就キテ肝臟「アルコホール」抽出液、肝臟解毒「ホルモン」則チ「ヤクリトン」及ビ膽汁酸ノ一定量ヲ空腹時、試食投與前後一時間及ビ試食ト同時ニ皮下注射シ、空腹胃液分泌並ニ食後胃液分泌作用ニ及ボス影響ヲ檢シ、次ノ結果ヲ得タリ。
一、肝臟「アルコール」抽出液ハ空腹時試食投與前後一時間、或ハ試食投與ト同時ニ皮下注射スルトキハ注射後直チニ胃液分泌ヲ催進シ、分泌量總酸度、遊離塩酸度ハ漸時上昇シ、注射後四五分乃至六〇分ニシテ最高頂ニ達シ、其後徐々ニ下降シ、注射後五時間乃至七時間ニシテ注射前ノ状態ニ復歸ス。
二、肝臟解毒「ホルモン」則チ「ヤクリトン」ハ之ヲ空腹時ニ注射スルトキハ空腹時ニ於ケル胃液分泌ヲ抑制ス。之レヲ試食ト同時或ハ試食投與前後一時間ニ注射スルトキハ、試食後ノ胃液分泌景總酸度及ビ遊離塩酸度ハ對照ノ試食ノミヲ投與シタル場合ト殆ト異ナラズ。
三、膽汁酸ハ之レヲ空腹時、試食投與前後一時間或ハ試食投與ト同時ニ皮下注射スルトキハ、其何レノ場合ニ於テモ胃液分泌ヲ抑制シ、分泌量、總酸度、遊離塩酸度ハ對照ノ夫ニ比シ蓍シク減少ス。

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諸多「ホルモン」ノ胃分泌機能ニ及ボス影響

第三編甲状腺、腦下垂體前葉及ビ後葉抽出液ノ胃液分泌作用ニ及ボス影響

岡崎規矩一

1935 年 10 巻 12 号 p. 1907-1938
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1907

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著者ハ四頭ノパウロフ小胃犬ニ就キテ甲状腺抽出液「チロプロテイン」、腦下垂體前葉抽出液「ヒポホリン」、腦下垂體後葉抽出液「アトニン」ノ一定量ヲ空腹時、試食投與前後一時間及ビ試食投與ト同時ニ皮下注射シ、空腹胃液分泌並ニ食後胃液分泌作用ニ及ボス影響ヲ檢シ次ノ成績ヲ得タリ。
一、「チロプロテイン」、「ヒポホリン」、「アトニン」ノ一定量ヲ空腹時皮下注射スルトキハ胃液分泌ヲ全然停止ス。
二、「チロプロテイン」、「ヒポホリン」、「アトニン」ノ一定量ヲ試食前一時間ニ皮下注射スルトキハ注射後三時間乃至四時間迄試食投與ニ依ル胃液分泌作用ヲ抑制シ、胃液分泌量、酸度ノ減少ヲ來シ、其後ハ反動的ニ胃液分泌作用ヲ亢進ス。
三、「チロプロテイン」、「ヒポホリン」、「アトニン」ノ一定量ヲ試食投與ト同時皮下注射スルトキハ注射後二時間半乃至四時間迄試食投與ニ依ル胃液分泌作用ヲ抑制シ、胃液分泌量、酸度ノ減少ヲ來シ、其後ニ於テハ胃液分泌作用ヲ亢進ス。
三、「チロプロテイン」、「ヒポホリン」、「アトニン」ノ一定量ヲ試食投與後一時間ヲ經テ皮下注射スルトキハ胃液分泌作用ヲ著明ニ抑制シ、胃液分泌量、酸度ノ減少ヲ來シ、「チロプロテイン」ノ場合注射後二時間半ヲ經テ胃液分泌停止シ、「ヒポホリン」及「ビアトニン」ニアリテハ注射後三時間乃至四時間半ヲ經テ反動的ニ胃液分泌作用ヲ亢進ス。

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諸多「ホルモン」ノ胃分泌機能ニ及ボス影響

第四編葡萄糖ノ胃分泌機能ニ及ボス影響

岡崎規矩一

1935 年 10 巻 12 号 p. 1939-1963
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1939

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著者ハ二頭「ノパウロフ」小胃犬ニ就キ諸多濃度ヲ有スル葡萄糖水溶液一定最ヲ空腹時、試食投與前或ハ後一時間及ビ試食投與卜同時ニ靜脈内ニ注射シ、血糖量ノ時間的變化ヲ檢スルト共ニ之レガ空腹時並ニ食後胃液分泌ニ及ボス影響ヲ檢査シ、次ノ成績ヲ碓認シタリ。
一、葡萄糖水溶液ノ靜脈内注射ハ空腹時並ニ食後胃液分泌ヲ抑制ス。
二、葡萄糖水溶液ヲ空腹時ニ靜脈内ニ注射スルトキハ空腹時胃液分泌ヲ著明ニ抑制シ、小胃々液ノ分泌ヲ停止ス。
三、試食投與前後一時間或ハ試食投與ト同時ニ靜脈内ニ注射スルトキハ、注射後六〇分ヨリ二四〇分ニ至ル期間則チ血糖量増加ヲ認ムル期間食後胃液分泌ヲ抑制シ、分泌量、總酸度、遊離塩酸度ノ下降ヲ招致ス。
四、葡萄糖水溶液靜脈注射ニヨル胃液分泌抑制作用ノ強弱ハ葡萄糖液ノ濃度ニ從ヒテ惹起セラルベキ血糖量増加ノ程度ニ正比例ス。

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特異ノ皮膚症状ヲ伴ヘル慢性骨髓性白血病ノ一例

神前武和, 説田周策, 間嶋春男

1935 年 10 巻 12 号 p. 1964-1977_2
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1964

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開腹術の前後(一一三)

松尾巖

1935 年 10 巻 12 号 p. 1979-1982
発行日: 1935/12/10
公開日: 2010/03/19

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.10.1979

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