脳血管内治療
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早期公開論文
早期公開論文の8件中1~8を表示しています
  • 梶浦 晋司, 福光 龍, 重安 将志, 樋上 真之, 今村 博敏, 小柳 正臣, 後藤 正憲, 春原 匡, 福井 伸行, 髙野 裕樹, 春山 ...
    論文ID: cr.2022-0004
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/04/13
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】左後大脳動脈の分枝を栄養血管とする脳動静脈奇形(AVM)の塞栓術において,Onyx注入終了後に対側の右後大脳動脈閉塞を来し,ステントリトリーバーで血行再建術を行った症例を報告する.【症例】15歳男性.AVMの出血による左後頭葉皮質下出血を来し,Onyxによる塞栓術および放射線治療を行うこととした.DeFrictorを栄養血管に誘導し,plugを作成してOnyxを注入し,部分閉塞を得た.DeFrictorを抜去した後に撮影を行うと,2回目の撮影で対側の右後大脳動脈の閉塞が認められた.ただちに血行再建術を行うこととし,Tron FX 2×15 mmを使用して血行再建術を行い,完全再開通が得られた.【結論】AVM塞栓術中にOnyxの迷入による対側後大脳動脈の閉塞を来した症例を経験した.迷入したOnyxに対しては,ステントリトリーバーを使用した血行再建術が有効であった.

  • 「JSNETデータベース事業開始1年の現状と課題」
    坂井 千秋, 根木 宏明, 神山 信也, 本田 敦子, 坂本 誠, 千葉 千晶, 牧村 知美
    論文ID: nr.2022-1000
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/04/06
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開
  • 岸田 健吾, 村上 守, 村上 陳訓
    論文ID: cr.2022-0001
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/04/01
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】コイル塞栓術後亜急性期に前脈絡叢動脈内へコイルが突出し,虚血性合併症を来した稀な1例を経験したので報告する.【症例】内頚動脈前脈絡叢動脈分岐部動脈瘤破裂によるくも膜下出血を発症した49歳男性.コイル塞栓術後8日目に一過性の失語,右麻痺症状を呈した.術後20日目に同様の症状が再燃し,内包後脚の急性期脳梗塞および前脈絡叢動脈へのコイルの突出の診断となった.抗血小板薬での保存的加療を行い,神経症状の再燃なく経過した.【結論】脳動脈瘤塞栓術後は,亜急性期にも分枝を含めた親血管へのコイルの突出が起こり得る.抗血小板薬での保存的加療で,コイルの突出に伴う虚血性合併症を回避できる可能性がある.

  • 丸尾 知里, 辻 篤司, 齋藤 実, 中島 正之
    論文ID: cr.2021-0034
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/03/31
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】遺残性原始舌下神経動脈に脳底動脈窓形成を合併し,窓近位部に発生した脳動脈瘤の破裂により,くも膜下出血を来した症例を経験したので報告する.【症例】48歳,女性.左内頚動脈から分岐する遺残性原始舌下神経動脈と脳底動脈窓形成を合併し,窓近位部に発生した小型動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を発症した.急性期にNeuroform Atlasを使用したステント併用コイル塞栓術を行うも,治療4時間後に再出血を来し,転帰不良となった.【結論】今回,ステント併用コイル塞栓術で瘤先端部の止血を計画したが,窓形成部の親動脈近傍に出血点が存在した可能性がある.出血点の評価には,十分な検討が必要である.

  • 山田 拓見, 加藤 貴之, 秋 達樹, 石黒 光紀, 白紙 伸一, 今井 秀
    論文ID: cr.2021-0035
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/03/31
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】COVID-19に合併した虚血発症頭蓋内内頚動脈解離に対し,急性期脳血管内治療を施行した症例を報告する.【症例】20代男性.意識障害,右片麻痺,失語を主訴に救急搬送され,頭部MRIでは頭蓋内左内頚動脈解離による左大脳半球散在性脳梗塞が疑われた.入院時SARS-CoV-2抗原定量で陽性が確認されCOVID-19と診断,COVID-19専用病床での抗血栓療法を開始した.第3病日に脳梗塞の進行を認めたため,緊急で頭蓋内ステント留置術を施行し,順行性血流の改善を得た.【結論】COVID-19に合併する動脈解離は,SARS-CoV-2による血管内皮機能障害の関与が示唆されている.虚血発症頭蓋内内頚動脈解離の治療では,内科的治療が優先されるが,症状悪化時は時機を逸せぬ脳血管内治療が有効である.

  • 前川 秀継, 岡本 知也, 村上 敏春, 至田 洋一, 藤本 憲太, 橋本 宏之
    論文ID: tn.2021-0038
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/02/25
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】アクセス困難例で有効な,大腿動脈から大動脈分枝起始部に留置した8F Neuro EBUカテーテルから吸引カテーテルを標的動脈に誘導して行う血栓回収手技を報告する.【症例】8F Neuro EBUを大動脈分枝に留置し,吸引カテーテルを0.035 inchのガイドワイヤーを用いて標的動脈に誘導する.ここからマイクロカテーテルを軸に吸引カテーテルを閉塞部まで進めて血栓吸引をするか,ステントリトリーバーを用いたcombined techniqueによる血栓回収手技を行う.【結論】バルーンガイディングカテーテル留置に難渋するアクセス困難例において,この方法で容易かつ迅速に標的動脈に到達することができた.症例によっては再開通までの時間短縮に大きく寄与するものと考えられる.

  • 井上 佑樹, 海老瀬 広規, 横佐古 卓, 新居 弘章, 木附 宏
    論文ID: cr.2021-0033
    発行日: 2022年
    [早期公開] 公開日: 2022/02/22
    ジャーナル オープンアクセス 早期公開

    【目的】内耳道内の前下小脳動脈meatal loopに生じた破裂脳動脈瘤に対してcoilによるinternal trappingを施行した1例を経験したので,文献的考察を含めて報告する.【症例】92歳女性,突然の頭痛,めまい,嘔吐を発症し,頭部CTでくも膜下出血,脳血管造影と頭部3D-CTAで左内耳道内に3.6 mm大の紡錘状左前下小脳動脈瘤を認めた.動脈瘤の位置・年齢・全身状態などを考慮してコイルによるinternal trappingを施行した.【結論】内耳道内前下小脳動脈瘤は瘤頚部クリップや瘤内塞栓が困難な場合があり,時にtrappingが選択される.Coilによるinternal trappingは遂行可能な治療選択肢だが,前下小脳動脈灌流域の梗塞に注意する必要がある.

  • 大山 裕太, 山根 文孝, 朝見 正宏, 大貫 隆広, 後藤 芳明, 宇野 健志, 安心院 康彦, 三宅 康史, 坂本 哲也, 辛 正廣
    論文ID: cr.2021-0026
    発行日: 2021年
    [早期公開] 公開日: 2021/12/22
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    【目的】鈍的外傷性椎骨動脈損傷は,稀な病態である.今回,われわれが治療介入した椎骨動脈損傷を 3 例経験したため報告する.【症例】症例 1:42 歳男性.頚椎(C6)骨折と骨折部に一致した右椎骨動脈に高度狭窄を認めた.症例 2:68 歳女性.頚椎(C2)に骨折と,骨折部に一致した右椎骨動脈閉塞を認めた.この 2 例では,抗血小板薬による保存的加療を行った.症例 3:38 歳男性.頚椎(C3-6)に骨折と,骨折部に一致した左椎骨動脈閉塞を認めた.本患者では,頚椎骨折の整復術前に,椎骨動脈の再開通に伴う合併症の予防を目的とした,左椎骨動脈のコイル塞栓術を施行した.【結論】外傷性椎骨動脈損傷を早期に診断し,必要に応じて血管内治療の選択が望まれる.

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