自然環境復元研究
Online ISSN : 2759-2472
Print ISSN : 1347-5738
1 巻, 1 号
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巻頭言:創刊の辞に代えて
総 説
  • 品田 穣
    2003 年1 巻1 号 p. 4-8
    発行日: 2003年
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
    自然環境復元の概念は、自然の破壊があってはじめて成立する概念であり、復元の構造は破壊のプロセスを逆引きすることで見えてくるのではないかと考え、破壊の主体と目的、かかわりに着目できる。自然環境復元の動きは、変化してきた自然破壊と無縁ではなく、これらの変化に対応して多様化、複雑化してきたと考えられる。多様化した自然環境復元の構造は、自然破壊の構造の裏返しであり、同時にそれは主体である人間の自然環境への働きかけの構造そのものであるということである。そこで、自然環境の破壊と復元の特性、自然環境を復元した地域の利用と維持管理の2 つの視点から自然環境復元の動きを、レビューしている。
原著論文
短 報
事例研究
  • 関岡 裕明
    原稿種別: 事例研究
    2003 年1 巻1 号 p. 43-46
    発行日: 2003/04/10
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
  • 中野 裕司
    原稿種別: 事例研究
    2003 年1 巻1 号 p. 47-58
    発行日: 2003/04/10
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
    貯水層と薄層・軽量な人工土壌による二層構造の植物生育基盤を造成し、かつ、導入植物を乾燥立地条件で馴化させることにより、降水のみにより持続可能な屋上緑化システムを開発した。この無灌水屋上緑化システムと、小池や既設プールを浮島緑化・浮島水田と疑似溜池とするエコトーン、及び屋上菜園を造成する方法を組み合わせ、都市部屋上に野原や農空間による生物生息域・ビオトープを創出する施工事例を紹介し、併せて地温測定結果を示した。都市部屋上であっても、植物群落を創出することにより多様な生き物の生存が確認され、物質・栄養循環の元となる基盤整備ができたものと考えている。地温測定結果は、厚さ10cm 程度の薄層の植物生育基盤は温度格差が大きく草花類の着花は良好となり、植物生育基盤が20cm とし貯水能を向上させると蒸発散作用の増大により潜熱の移動が大きくなり地温が安定するために、大型植物の生育には有利となるものと考えられた。また、薄層植物生育基盤で生育するセダム類は、夜間の地温が低下する傾向が認められ、大きな面積を被覆することによりクールスポットを形成することに効果的なものであることが示唆された。屋上に降水のみで自活可能な草原状の植物群落を造成し、小池やプール浮島緑化を併用するならばビオトープネットワークが形成され、水辺を利用する生き物を含む質の高い都市環境再生が可能となるものと考えられる。また屋上緑化は、立地環境の厳しい更地に新たな生態系を創出する試みとして位置づけができ、生態系の安定性に関する実験・確認の場としての意義があるものと考えられ、今後の知見の蓄積が重要となる。
  • 木村 保夫, 鈴木 正幸 , 水沼 薫
    原稿種別: 事例研究
    2003 年1 巻1 号 p. 59-66
    発行日: 2003/04/10
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
    From the viewpoint of biodiversity, it is important to maintain plant communities on riversides and lakesides. In Japan, most of the living green on bank ecotones has been replaced by concrete. This paper summarizes an experimental study on an ecological bank using a green chain-bar-rivet method.
  • 吉川 宏一, 大野 博之
    2003 年1 巻1 号 p. 67-72
    発行日: 2003/04/10
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
    近年、学校ビオトープなど生物の生息空間の造成が盛んになってきている。その中で、ビオトープガーデンは人間中心のものであり、ビオトープの分類では創造型ビオトープに相当する。最近は評価の高いビオトープも増えてきているが、造成後の状況を把握することは余り積極的でない。ここでは、この造成後の維持管理について検討した。維持管理においては、地域固有の生態系を保全・創出するための市民との協働体制、市民意識の啓発、ある程度の自然ないしは人間による撹乱、維持管理のための経済的処置としての基金などの創設が重要であることを示した。また、こうした観点からの例として静岡県富士宮市と静岡市のビオトープガーデンをとりあげた。
  • 櫻井 淳
    原稿種別: 事例研究
    2003 年1 巻1 号 p. 73-81
    発行日: 2003/04/10
    公開日: 2026/01/13
    ジャーナル フリー
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