農産加工技術研究會誌
Print ISSN : 0369-5174
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  • とうがらしの開花期および果実熟度と果実の辛味成分含量
    小菅 貞良, 稲垣 幸男
    1961 年 8 巻 6 号 p. 281-284
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    国内産とうがらしの代表品種であるタカノツメおよびヤツフサを選び,開花期および果実熟度と辛味成分含量との関係について研究した。その結果,開花期の早い果実は,遅いのに比し,辛味成分含量がやや大である。また成熟するに伴ない,開花結実期の早いものにあっては,辛味成分含量がむしろ減少し,遅いものでは増加する傾向を示した。しかしながら,種子を除いた果肉中の含量に換算すれば,果実の熟するのに伴ない,辛味成分含量が大となる傾向を示した。
    終りにのぞみ,御指導を賜わった東京農工大学長井上吉之,またとうがらしの栽培上いろいろ御助言御助力を賜わった岐阜大学助教授香川彰の両氏に厚く感謝の意を表します。
  • γ線照射に対する化学成分の変化について
    榛葉 良之助, 鎌野 節子, 中山 明子
    1961 年 8 巻 6 号 p. 285-288
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    1. 川野夏柑果汁にC060γ線を照射して,その成分におよぼす影響を検討した。
    2. 一般成分については,原果汁と照射果汁との間に幾分の相違は認められたが,はたして放射線の影響であるかどうかは,今一度検討の必要がある。
    3. 官能検査については,期待した苦味感の減少は認められず,わずかの照射によつても特別の放射能臭を生じ,ジュースへの放射線利用の困難を感じた。
    4. ビタミンCについては,照射による影響は大きいが,単独ビタミンC溶液よりはその変化が少ない。
    5. アミノ態窒素におよぼす影響はなく,DAVIS法によるフラバノンの量は照射量の増加につれて漸減している。
    6. ペーパークロマトグラフ上においては,有機酸,糖,およびアミノ酸の各成分へのγ線照射(150×104rep)の影響は全くないことが認められた。
    7. 本実験を総括するに,小原ら7)による冷凍柑橘濃縮果汁を使用してγ線を照射したさい「ビタミンCを除く各成分については,あまり大きな変化はない。」という結論とほとんど同じ結果を得たが,官能検査における臭味の変化のみは全く相違しており,夏柑果汁特有のものかどうか,今一度実験を行ないたいと考える。
    本実験を行なうにあたり,御協力を頂いた静岡大学放射線研究室の方々に,深く感謝の意を表します。
  • 渡辺 篤二, 中山 修, 阿部 和可, 宮永 節子
    1961 年 8 巻 6 号 p. 288-293
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • 小川 敏男, 小畑 正行, 山崎 健彦
    1961 年 8 巻 6 号 p. 294-297
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • 施肥と辛味成分含量
    小菅 貞良, 稻垣 幸男
    1961 年 8 巻 6 号 p. 297-302
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    とうがらしヤツフサ種を用い,肥料要素の施肥量を変えて栽培して得られた果実中のカプサイシノイドを定量し,施肥量による辛味成分含量の変化について研究した。なお,あわせて生育状態,果実収穫量および種子含量を測定し,それらと施肥量との関係を調査した。
    カプサイシノイド含量は窒素施肥量の増加に伴ない増加し,また果実収穫量も増加するので,カプサイシノイド全量も増加する傾向を示し,リン酸施肥量によってはむしろ減少するが,果実収穫量が増加するので辛味成分全量としてはいちじるしい差異がなく,加里施肥量の変化による含量および全量には明らかな傾向を見いだすことができなかった。
    終りにのぞみい,ろいろ有益なる御助言を賜わった岐阜大学農学部高橋梯蔵前教授,岩井巌教授ならびに香川彰助教授に厚く感謝の意を示します。またビニールハウスに用いた農芸用塩化ビニールの御寄贈を賜った三菱モンサント化成KK名古屋営業所に厚く御礼申し上げます。
  • 凍結乾燥ヒラメ肉の貯蔵中における品質変化について
    黒木 柾吉, 木村 進
    1961 年 8 巻 6 号 p. 302-306
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • E.M. MRAK
    1961 年 8 巻 6 号 p. 307-315
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • 1961 年 8 巻 6 号 p. 316-323
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
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