日中言語文化
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18 巻
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 南開大学京劇伝承基地を例に
    劉 佳
    2025 年18 巻 p. 1-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    美育を含む文化教育は国際中国語教育において欠せない重要な部分である。本論は国際中国語教育と国際中国語教育人材を育成する需要に着目し、文化教育と言語教育の関係を分析することから、文化教育の重要な意義を論述し、それに南開大学京劇伝承基地の美育教育実践と結びつけ、文化教育の効果的な方法を探求する。
  • A Case Study of Injection Side Effects
    唐 磊
    2025 年18 巻 p. 9-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    This study explores the capability of the large language model GPT-4 in generating metaphors and attempts to guide it through the Conceptual Blending Theory. Experimental results indicate that without guidance, GPT-4 tends to produce metaphors with convergence, lacking logicality and creativity. Conversely, the Conceptual Blending Theory can effectively steer GPT-4 towards generating more logical and creative metaphors. By accessing and analyzing information related to the Conceptual Blending Theory, GPT-4 is able to comprehend and apply concepts such as input spaces, generic space, and blended space, thereby devising diverse metaphors. Differences exist in the generation of metaphors between Chinese and Japanese, yet commonalities also emerge, suggesting a consensus in medical knowledge across cultural boundaries. Although some of the metaphors generated by GPT-4 appear far-fetched, they demonstrate a certain level of creative potential. This research underscores that by incorporating cognitive linguistic theories and guidance strategies, the metaphor-generating capability of large language models can be enhanced, opening up new possibilities for their application in fields such as medical and cross-cultural communication.
  • Take Tone 1 and Tone 3 as an example
    温 宝瑩, 范 一鳴
    2025 年18 巻 p. 19-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    This study divided 30 children aged 5 to 8 into three age groups to conduct tonal perception experiments, exploring the auditory perception characteristics and developmental trends of the Mandarin Chinese tones Yinping (level tone) and Shangsheng (rising tone). The experimental results indicate: 1. Children’s ability to perceive the two tones improves with age. The perceptual pattern of Yinping—Shangsheng transitions from weak category perception to more typical category perception as children grow. By ages 7 to 8, children’s auditory performance is almost equivalent to that of adults, and in some tasks, they even outperform adults. 2. The position of the target word has a significant impact on auditory performance across all age groups. When the target word is presented first, the boundary position for recognition is later, and the perception range for Shangsheng is larger; when the target word is presented last, the situation reverses. This also indicates that the auditory space for the two tones is highly dynamic. 3. The impact of reference tone categories on auditory performance varies among age groups, but when the reference tone is a departing tone, its influence on the results is more pronounced across all age groups. When the reference tone is other tones, there is no significant impact. 4. Children’s auditory performance changes with age from males outperforming females to females outperforming males, though gender does not have a significant effect on overall auditory performance. 5. In the discrimination experiment, the effect of distinguishing stimuli from low to high pitch is better than from high to low pitch. The order of stimulus presentation significantly affects the discrimination performance of 7 to 8-year-old children, but has no significant effect on other age groups.
  • 「Bilibili」弾幕動画サイトを例に
    曽 勝香, 唐 磊
    2025 年18 巻 p. 33-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    従来のこころの健康に関する知識の普及の方法と比べ、オンラインメディアで公開される科学知識普及関連の動画は独特の長所を持ち、科学知識普及の新しいチャネルとなる。先行研究によると、動画におけるアイデンティティの構築やマルチモーダルの活用などは、動画の影響力を高める重要な要素である。ただし、情報を伝達する重要な媒介であり、動画に欠かせない要素であるディスコースの分析にはほとんど注目が集まっていない。本稿では、「Bilibili」動画サイトからテーマが類似する5本のこころの健康に関する知識の普及関連のショート動画を抽出し、アンケートの形で、「Bilibili」動画サイトの心の健康に関する知識の普及関連の動画のディスクールが若者の動画視聴選択に与える影響に関する考察を行う。「プレイン・ランゲージ」の理論的視点に基づき、調査結果を分析し、各影響要因と心の健康に関する知識の普及関連の動画の言語との関係を明らかにし、動画の影響力を高めるためのディスコースストラテジー(Discourse Strategies)を導き出し、こころの健康に関する知識の普及のショート動画の制作者に理論的な参考を提供することを目指す。
  • 学習者の持続的動機づけを支える教師の役割
    劔重 依子
    2025 年18 巻 p. 43-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    学習動機は、言語学習をスタートさせる際の第一推進力であり、その後長く持続させていくための原動力でもある。教師と学生の間で形成されるような教学体制や授業運営の実現には、持続的な学習動機づけが必要であり、それが教師側に与えられた課題である。 授業運営をプロデュースする立場の教師は、学習者にとって学習動機を高めてくれる重要な人的環境であるといえる。学習者の価値観や能力、気質などにも気を配りながら、第二言語学習への知的興味意識を常に刺激する授業運営の工夫も必要となる。筆者は、主に以下のポイントに注目すべきではないかと考える。 1)教師と学生との信頼関係の形成 2)学生を褒める 3)記憶リズムに合わせて訓練する 4)学生の心理を読む 5)目標は段階的に持たせる。 このような取り組み方策は、教師が高い認知力と豊かな教授経験、専門知識を有していることが前提となる。多くの知識を獲得するためには自律的学習が重要である一方、経験と知識を有する専門家から学ぶことは効率的でより重要なことであり、その学びを実践・指導するのが教師の役割である。 教育現場における教学目標や教学活動と学習評価を一体化させるということは、学習者のモチベーションをより高める重要な手段である。要するに教学目標を明確にし、その教学目標と学習者の学習目標を一体化させることで学習者の持続可能な学習動機づけが高まると確信している。教学活動を展開する過程では、教師の教学認知力と教授テクニックが問われてくる。その教学活動の結果が学習者の学習評価として現れ、その評価が再び教師にフィードバックされるというサイクルが、外国語教授法の重要な循環構造である。
  • 日本の大学初級教科書の調査分析を例として
    賀 南, 馬 叢慧
    2025 年18 巻 p. 58-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/28
    ジャーナル オープンアクセス
    日本人学習者にとって、“把”構文は難易度の高い文法項目である。“把”構文は、 使用場面や文脈を理解した上で、 語順を覚えるだけでなく、 付加成分に使われる関連文法が多いため、 学習意欲を低下させ、 学習者が“把”構文を避ける傾向も見られる。 従来の研究では中級以上の学習者に焦点が当てられており、初級段階での教材の改善やどのように“把”構文の難易度を下げ、よりわかりやすく教えるかについては、 まだ十分に検討されているとは言えない。本研究では、 日本大学初級教材を背景に、 初級で必要とされる“把”構文のパターンを再分類し、段階的に導入することを提案したい。
  • 唐群英を中心に
    唐 寅霖
    2025 年18 巻 p. 69-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    日清戦争後、日本に留学した中国の女子学生たちは、民主自由の思想の影響を受け、女子教育の発展を推進する重要な力であると自覚した。彼女たちは西洋のフェミニズムの影響を受けて、女性の独立に対する意志と要求を伝える文章を執筆した。当時、書籍や雑誌は知識層が自己意識を表現する主要な手段であり、これらの女性たちは多くの困難を克服し、女性向けの新聞や雑誌を創刊した。その中で、唐群英は中国の女子留学生の代表として、積極的に雑誌を創刊し、男女平等の思想を広め、中国の近代女子教育においても指導的な役割を果たした。本稿では、唐群英が創刊した『留日女学会雑誌』や『女子白話報』などの出版物の原本を収集し、女子教育に関する文献や意見を精選して、これらの文章に表れる女子教育思想の特徴を考察・分析し、その先進性と不足点を評価することで、唐群英の女子教育思想をより全面的に理解することを目的としている。
  • 飲食と文学文化の視角からの谷崎潤一郎の中国旅行
    陳 雲哲, 劉 珈序
    2025 年18 巻 p. 85-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    日本の大正時代、交通機関や宿泊設備の発達、旅行代理店の手配で、中国一周旅行が可能になった。谷崎潤一郎は1918年と1926年二回、中国旅行をして、十数篇の游記、随筆と小説を創作したうえ、その後の中日文学交流の架け橋にもなっている。地域と空間の開放は、ただ交流における利便さをもたらしただけではなく、また文化における推移でもある。美食は谷崎にとって人生と文学における欠かせない存在であり、谷崎の中国旅行は、中国料理の旅でもある。谷崎の味覚の原点は「偕楽園」に遡ることができ、それは谷崎の文学に多大な影響を与えた。幼少時代の生活体験と記憶は無視できない存在であり、作家の創作の唯一の源になることさえある。「偕楽園」はそんな存在である。その幼少時代の記憶は、中国旅行において蘇り、ひいては中国関連作品に映し、谷崎の飲食哲学をも体現している。
  • 『水死』を中心に
    楊 華
    2025 年18 巻 p. 93-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    2009年、大江健三郎は長編小説『水死』を発表した。本論文では、作品に登場する主要な人物である父親の長江先生、弟子の大黄、髻発子、古義人などを詳細に分析し、『教育勅語』(1890年)、『教育基本法』(1947年)、およびその改正(2006年)までの一連の変遷を踏まえ、大江が晩年に国家主義をどのように再考したかを考察する。大江は日本国民に内在する二つの時代精神を深く認識し、国民精神の底に残る国家主義の影響を批判し、民主主義に対する右翼勢力のさまざまな脅威に断固として抵抗することを訴える。
  • 「睡眠」と「覚醒」のメタファーをめぐって
    宋 婷
    2025 年18 巻 p. 103-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    辺見庸は代表作『自動起床装置』の中で「睡眠」と「覚醒」というメタファーを巧みに用い、現代社会における人間とテクノロジー、自然と人工の間の矛盾と衝突を深く探求し、現代文明の弊害を鋭く暴露した。小説における、「睡眠」と「覚醒」は単なる生理的状態ではなく、現実や自己認識のメタファーでもある。テクノロジーの発展に伴い、人々は覚醒している時間の大部分を外部の事物に奪われ、睡眠が最後の「プライベート領域」となっている。テクストの登場人物や物語の展開は、「目覚め」という、「睡眠」と「覚醒」の臨界点を中心に描かれている。最後の小説の結末は人間の不可欠性と時代の変革における、機械が人間を取って代わる不可逆的な傾向を暗示している。このように、辺見庸の現状への皮肉と無力感が如実に表れ、現代文明に対する批判も浮かび上がってくる。これにより、読者に現代社会における人間の立場について考えさせる役割も果たした。
  • 梁 相楠
    2025 年18 巻 p. 111-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    今井正が 1953 年に撮影した映画『にごりえ』は、樋口一葉の三つの小説『おおつごもり』『にごりえ』『十三夜』を題材にしている。これらの作品に対してインターテクスチュアリティ分析を行うことにより、共建インターテクスチュアリティ、共向インターテクスチュアリティ、共構インターテクスチュアリティの観点から、作者と監督のフェミニズム叙述に対するイデオロギーを垣間見ることができる。また、これが明治時代における日本近代フェミニズムの構築に深い影響を与えたことをさらに深く分析し、中国の女性文学の叙述や女性映画の語りにも文化的詩学の視点から示唆を与えることができる。
  • 楊 蕊
    2025 年18 巻 p. 119-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/03
    ジャーナル オープンアクセス
    日本は「漢字文化圏」の中で中国以外唯一漢字を使い続いている国である。中日両言語は千年を超えた文化交流の歴史の中で、漢字を媒介とした語義交渉という現象が発生した。本稿は漢字「耽」と和語「フケル」をその一例として考察した。結果として、「耽」と「フケル」は「程度が甚だしくなる」という共通の意味合いで対応されていた。その後、「フケル」は「耽」の影響を受けて、「物事に心を奪われ、専念する」という語義が生じた。この語義で使われた「フケル」の例は平安末期から現れ、中世に用例数が少しずつ増えたが、文体、文法、内容においてはまだ漢文の影響が残っていた。近世になってからようやく漢文調の強い文体枠を突破し、広く使われるようになったと考えられる。
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