大分工業高等専門学校紀要
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50 巻
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 南相馬市でのボランティア体験から
    工藤 康紀
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 1-3
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        東北地方太平洋沖地震とそれに続く大津波によって,関東から東北地方の広い地域は未曽有の被害を受けた.さらに,津波によって全電源を喪失した福島第一原子力発電所では,3つの原発がメルトダウンを起こし,多量の放射性物質を大気中に放出した.そのため周辺の多くの住民が緊急に非難を余儀なくされ,多くの地区で今でもその避難生活が続いている.それら地区の一つである福島県南相馬市で5回にわたってボランティア活動に従事したので,今回はそこで体験したことを中心に報告する.
  • 坂本 裕紀, 安部 隼人
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 4-7
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        チタンは軽量で生体との親和性も高く,近年では生体材料として用いることを目的とした多孔質チタンの研究が行われている.チタンおよび多孔質チタンが広く普及するためには,生産コストの大きさや加工技術の開発等,いくつかの課題を残している.チタンは難削材とされるが,多孔質チタンではより切削の難易度が増す.組織中に多数の孔が形成されるため,純チタンに比べると脆さが増すことが要因として挙げられる.現在,純チタンとチタン合金の切削特性の研究は進んできてはいるものの,多孔質チタンの研究は進んでいない.本研究では多孔質チタンの切削特性を解明するため,振動切削による切削試験を行った.さらに,振動切削によるねじ切り試験を行い,ねじ切りが与える多孔質チタンへの影響を考察した.その結果,振動切削は平均切削力が通常切削より低く,脆性の高い多孔質チタンの切削に期待が持てることが明らかになった.
  • 平岡 基, 靏 浩二
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 8-13
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        脳波を用いた生体認証は,成りすましや生体データの盗難が困難という利点がある.また,脳波には多様性があるため,被害に遭ったとしても別種の脳波を認証に用いることが可能である.特徴抽出には,フーリエ変換といった周波数解析が通常用いられるが,時間成分が失われる.また,短時間フーリエ変換では,広範囲の周波数帯域を観測するのに適していない.本研究では,低周波数帯域では高い周波数分解能を,高周波数帯域では高い時間分解能を有する離散ウェーブレット解析を用いて,特徴抽出を行った.
  • 平岡 透, 宮下 啓, 久保田 健太, 佐藤 龍治
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 14-17
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        バイラテラルフィルタの段階効果を利用して,写真からモアレ風の画像を生成するノンフォトリアリスティックレンダリングの方法を提案する.提案法の特徴は,モアレ模様の向きや間隔がエッジや濃淡勾配によって自動的に適応することである.同様なモアレ模様を他の方法で生成しようとすると,エッジや濃淡の等高線などを検出し,それらの向きに応じてモアレ模様の向きや間隔を変えなければならないため,それらを画像全体で整合させるためには煩雑な最適化処理を要するものと予想される.バイラテラルフィルタを用いる提案法は,計算コストが高いが,煩雑な処理を必要とせずにモアレ模様を生成できるという利点がある.
  • 平岡 透, 野中 尋史, 久保田 健太, 佐藤 龍治
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 18-23
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        結合特異値分解を用いてDEM(Digital Elevation Model)の未知点を補間する方法を提案する. 結合特異値分解は,多重画像での画像内と画像間の両方の冗長性を圧縮する方法である.本稿でこの多重画像の圧縮をDEMに応用するに当たり,DEMをブロック分割して,各ブロックを多重画像の各画像に対応づける.このとき,ブロック内の冗長性はブロック内の相関に基づいた特異値分解によって圧縮され,地形の主要な特徴を表現することになる.一方,ブロック間の冗長性はブロック間の相関に基づいて圧縮され,類似したブロックが多いほど地形の特徴を表現しやすくなる.一般的に,冗長性の圧縮と再現性はトレードオフの関係にある.提案法は,結合特異値分解を用いてDEMの冗長性を圧縮し,その後復元したDEMの未知点の標高を求める.提案法によって再現される未知点の標高は,主要な地形の特徴によって補間されることになる.     提案法の有効性を評価するために,国土地理院発行の「数値地図5mメッシュ(標高)」を用いた実験を行った.このとき,DEM の未知点を8近傍平均で補間する方法,距離重み付き平均で補間する方法,特異値分解を用いて補間する方法による実験も行い,提案法の実験結果と比較した.
  • 平岡 透, 佐藤 龍治, 久保田 健太, 幸 弘美, 陸 旻皎
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 24-29
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        本稿で用いる分布型洪水流出モデルはパラメータの数が多く,その設定には熟練した技術者と多くの時間が必要である.もし予めある流域で推定したパラメータを別流域で再利用できれば,作業の効率化に寄与できるという利点が生じるが,流出計算の精度が十分なものである必要がある.そこで,本稿では,各種パラメータの中で最大貯水能力と最終浸透能に注目し,羽越荒川流域で得られた土地利用の比率による重回帰式を梯川流域の最大貯水能力と最終浸透能の設定に適用して,流出計算の精度を検証する.
  • 函館高専, 明石高専, 松江高専および大分高専を対象として
    松下 明寿香, 名木野 晴暢, 足立 忠晴, 渡辺 力, 石丸 和宏, 柴田 俊文
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 30-35
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        本調査では,全国の土木工学系の学科を配置する高等専門学校の構造力学科目の実施状況と学習項目を把握することを目的としている.本稿では,まず,函館工業高等専門学校,明石工業高等専門学校,松江工業高等専門学校および大分工業高等専門学校を対象として,各機関から公開されているシラバスを基に構造力学科目の実施状況と学習内容を調査・分析した.また,四つの高等専門学校の構造力学科目の授業を受けている本科学生を対象として,構造力学科目に対する意識調査も実施した.
  • 名木野 晴暢, 衛藤 賢一, 足立 忠晴
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 36-41
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        本稿では,タブレット型多機能情報端末であるiPadを活用した構造力学の授業および情報処理の実験実習の実施を試みたので,これについて報告する.また,タブレット型多機能情報端末を活用した構造力学の授業を受けた本科学生を対象として,アンケート調査も実施した.調査の結果から,ハード的な内容である構造力学の授業へタブレット型多機能情報端末を活用する効果は,少なからずあるという結論を得ることができた.
  • 名木野 晴暢, 高橋 美月, 小倉 祐子, 長友 賢人, 清水 虎南
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 42-48
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        本研究の目標は,大分県の社会資本である横断歩道橋の維持管理手法を構築することである.本稿で は研究目標の達成のための第一歩として,大分県における既設横断歩道橋を対象とし,その利用状況,損傷程度や維持管理の現状等をヒアリング調査と現地調査により明らかにした.さらに,今後の横断歩道橋の維持管理の基本になると予想される国土交通省が作成した横断歩道橋維持管理マニュアル (案)に着目し,その中にある横断歩道橋巡回点検マニュアル (案) を用いて,県庁および各市役所が管理する横断歩道橋の点検調査も行い,横断歩道橋巡回点検マニュアル (案) の改善点を抽出した.
  • 志賀 有人, 大川 茉友子, 名木野 晴暢, 足立 忠晴
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 49-57
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        地上に建設される構造物の挙動は少なからず地盤の影響を受けるため,地盤と構造物の静的相互作用 を考慮した地盤-構造相関問題である弾性基礎上にある厚板の静力学的特性を精確に明らかにすることは構造工学分野において重要な意義がある.本報告では,三次元弾性論に基づくFourier解析を用いて,局所荷重を受けるWinkler基礎上にある周面単純支持された厚板の変形特性に与える板厚や荷重載荷幅の影響を明らかにした.
  • 清成 康平, 名木野 晴暢, 水澤 富作, 三上 隆
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 58-66
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        構造物の自由振動特性は固有値問題を解くことで得られる固有円振動数とこれに対応する固有振動モ ードによって評価されるが,これらの情報のみでは構造物の自由振動における支配的な変形成分とそれらの割合などを定量的に把握することが難しい.よって,構造物の動力学的挙動を把握・解明する上で,構造物の自由振動状態を定量的に評価することができる指標の存在は重要である.本稿では,基本的な構造部材である矩形板の自由振動問題を例に取り,ひずみエネルギーと運動エネルギーを指標とした矩形板の自由振動状態の定量的な評価について検討し,その有用性や効果性について明らかにした.
  • 古川 隼士, 渋田 一輝, 藤堂 有香
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 67-71
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        近年,河川や沿岸域等の水環境において,ふん便に由来する病原性微生物によって汚染されることがたびたび問題となっており,ヒトへの感染・発症リスクはそれほど低くないといわれている.本研究では,病原性微生物の存否の指標となるふん便指標細菌の汚染状況を把握するために,大分県内の河川と沿岸域を対象に,ふん便性大腸菌群(FC)と腸球菌(ENT)のモニタリング調査を実施した.調査期間は2012年6月~12月とし,毎月一回の調査を実施した.各調査地点において,FC,およびENTはそれぞれBDL(Below detection limit,検出下限値以下)~1.0×104CFU/100 mL,およびBDL~3.6×103CFU/100 mLの範囲で検出された.いずれのふん便性細菌も調査地点,および調査日によって大きく変動した.沿岸域の調査地点は河川と比較して細菌数は低かった.
  • 山崎 勝翁
    原稿種別: 本文
    2013 年 50 巻 p. 72-75
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2018/02/28
    ジャーナル オープンアクセス
        PICプログラムをC言語で作成する場合,有料と無料のコンパイラの選択肢がある.有料の場合は導入 コストが必要である.本研究では,無料のPIC用MPLAB XC8コンパイラを利用して,アセンブラより効率よくプログラム作成可能なC言語に注目し,プログラムの作成を行った.C言語は高水準言語と呼ばれ,人にやさしい言語として期待される.文字データは,2次元配列の利用が適切で,繰返しの多重ループで取り出すと効率的である.確実性を増すため配列の初期化と繰返しをprintf関数により出力し検証し,printf関数をPICのPORTA,PORTBへの出力に変更すると文字表示が可能なことを確認したので報告する.
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