乳児期早期に発達の遅れ, dystonia, hypotonia等のminor abnormal neurological sign (ANS) を呈した児の予後について, clumsy child, minimal brain dysfunction (MBD) 等との関係について検討した.
1. 4ヵ月児健診において発達の遅れを示したものは1,102名中81名 (7.4%) で, このうちANSを伴ったものは58名であった.1歳半から3歳までの経過追跡よりclumsy child 4名 (0.4%), hyperactive child 1名 (0.1%), speech delay 8名 (0.7%), 発達の遅れの続いているもの11名 (1.0%) と, 24名 (2.2%) に問題がみられた.また, speech delayを除いた問題児では50%-100%に危険因子がみられた.
2. 肢体不自由児施設を受診し, 3歳から6歳までの経過追跡によりclumsy child, mental subnormality, MBD, minimalCP, と診断されたもの32名の乳児期のANSと発達について調査した. 32名全員に乳児期発達の遅れがあり, ANSを伴うものは31名であった. 特に運動発達の遅れの著しい21名全員にANSがみられた. 危険因子は対象児の2/3にみられ, 複数のものが多かった.
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