脳と発達
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20 巻 , 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 三池 輝久
    1988 年 20 巻 2 号 p. 90
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 前川 喜平
    1988 年 20 巻 2 号 p. 91-102
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    新生児の背臥位の重心点は第11~12胸推附近でやや右側にあり, 年齢とともに右側から正中か, やや左側に下降し成人では第5腰椎附近にある.直立姿勢の重心点は歩き始めは正中よりやや右側にあるが5歳頃正中となり, その後やや左側となる.直立姿勢の安定性は4~5歳頃迄は著明に増加するがそれ以後はごく僅かに増加するに過ぎない.Pedoscopeよりみると成人同様の歩行パターンとなるのは5歳頃と考えられる.閉眼直線歩行では右利きは右側へ, 左利きは左側に偏ることが多い.起立時の接着面積, 歩行時の接着時間ともに左足の方が大きく, この理由として, 肝臓の重さではなく, 利き手, 軸足がより関係していると考えられる.
  • 鴨下 重彦
    1988 年 20 巻 2 号 p. 103-104
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 田中 修
    1988 年 20 巻 2 号 p. 105-114
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    妊娠マウスにchlorambucil (CA) を与えると多彩な奇形仔を生ずる.神経管の閉鎖前に与えると, 外脳症のみを有する仔が高頻度に出現するが, この奇形仔を用いて神経管閉鎖不全の成立機序につき, 光顕および電顕的に詳しく検索した.次に神経管の閉鎖後にCAの少量を与え, 脳低形成仔を作成の上120日まで飼育し, その生後発生を行動奇形学および形態学的に観察したところ, 回避学習などに影響があることを認めた.後者の報告は軽度の脳低形成や組織レベルでの構造異常と結びつけ得る行動奇形学的研究としての一実験系のモデルを提供した.次に, ある種の癌遺伝子を導入されたtransgenic mouseの脳奇形を呈示し, 本主題の研究における将来の展望につき若干触れる.
  • 吉岡 博, 越智 雅晴, 吉田 昭, 竹内 義博, 石村 和久
    1988 年 20 巻 2 号 p. 115-122
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    これまでにわれわれの研究室で行ってきたマウスの実験結果を中心に, 乳仔期の低栄養およびその後の栄養の回復が脳の発育に及ぼす影響について解説した.マウスにおいては生後20日間の哺乳期がvulnerable periodとされているが, われわれの方法に関する限り, 20日間の低栄養は身体発育不全を, 10日間の低栄養でも脳発育不全を残しうることを示した.さらに重度の低栄養により, 大脳皮質神経細胞突起の発達が抑制されたり, セロトニンニューロンが機能低下する可能性を示し, 低栄養による脳機能障害の病態の一端を紹介した.
  • 村上 富士夫
    1988 年 20 巻 2 号 p. 123-128
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    発育期に生じた脳損傷後に見られるシナプス結合の再構成が, 1) 側枝発芽ーシナプス新生, 2) 過剰な投射の消滅過程の阻害のいずれによるのかを, ネコの大脳皮質一赤核投射を材料に選んで検討した.生後2~4週の仔ネコの感覚運動時にレクチン (PHA-L) を注入してその投射を調べたところ, 成熟後には観察されない交差性の投射が確認された.しかしその量は同側性の投射に比べるとごく僅かであった.一方, 生後3~4週の時期に片側の皮質に損害を与えると, 顕著な交差性投射が出現した.このことは, 発育期脳障害によるシナプス結合の再構成は主に1) の機構によることを示している.
  • 桃井 真里子
    1988 年 20 巻 2 号 p. 129-139
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    中枢神経系の発達は, 器官形成, 神経細胞の増殖, 軸索成長, シナプス形成, を経てミエリンの成熟を以て完成する.これら総ての過程に, 細胞間の特異的な相互認識機構が存在している筈である.ミエリン特異的に見出された糖蛋白は粘着性の高い膜糖蛋白であり, また, 脳内に結合蛋白も存在し, 膜上の認識分子である可能性を示している.同様の糖蛋白は神経組織内に幾つか見出されており, これらが時間的・空間的に一定の方向性をもって膜上に出現することが神経系形成のシグナルとなっていると考えられる.ミエリンにおける糖蛋白を例に, 神経系における分子シグナルを解説する.
  • 衛藤 義勝
    1988 年 20 巻 2 号 p. 140-150
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    小児期にみられる脳変性疾患のうち, 特にKrabbe病の脱髄の病因に関してサイコシンを培養神経細胞に加え形態的な脱髄のプロセスに関して検討を加えミトコンドリアの変性が一つの特徴であることを見出した.次にKrabbe病の動物モデルを用いて (twitcher mouse), その病態を形態ならびに生化学的に検討し本動物モデルが全身性のガラクトセレブロシドの蓄積症であることを明らかにした.またリボゾーム内にcharonia lumpasβ-ガラクトシダーゼを包埋してtwitcherマウスの治療を試みその問題点に関して検討を加えた.
  • 安藤 幸典, 橋本 和広, 吉田 一成, 宝道 定孝, 高嶋 幸男, 竹下 研三
    1988 年 20 巻 2 号 p. 151-157
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    集中治療中の新生児を, 脳機能モニターcerebral function monitor (CFM) を用いて生後早期より連続的に観察し, 予後と比較し周産期脳障害の早期発見の手段となり得るか検討した・CFM上も脳波と同様に睡眠および発達的変化を観察できた.正期産仮死児および早期産児においては, 正常例と比較することにより異常パターンを判定できた.低振幅, 単調, 高振幅徐波群発, 周期性低振幅, 平坦, suppressionburstなどの異常パターンを認めた例は, その後精神発達遅滞, 脳性麻痺, てんかん, 死亡などを呈し, 神経学的予後は不良であった.
  • 神田 豊子
    1988 年 20 巻 2 号 p. 161-162
    発行日: 1988/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
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