Childhood epilepsy with occipital paroxysms (CEOP) の8歳男児例について, 断続的光刺激 (intermittent photic stimulation, 以下IPS) の周波数および光刺激の方向による脳波学的反応を検討し, 以下の結果を得た.
1) 覚醒時には後頭部を中心に1-2c/sの規則的な棘徐波複合が持続的に認められたが, 軽睡眠期には後頭部の棘徐波複合は消失し, 代わって左側優位に広汎性棘徐波複合が出現した.
2) IPS6-13flashes/sec (f/s) で後頭部発作波が抑制され, 6-8f/sでは刺激開始の2秒後に, 10-13f/sでは刺激開始の直後に抑制が認められた.
3) 正面からの白色光による刺激で開眼時に後頭部の棘徐波が抑制されたが, 側方30度, 60度からの刺激では抑制されなかった.
これらの結果から, CEOPにおける発作波の抑制は, 中心脳系を介する機序が関与している可能性が考えられた.しかし, IPSの周波数や光刺激の方向による抑制の機序については不明であった.
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