脳と発達
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37 巻 , 5 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 栗原 まな
    2005 年 37 巻 5 号 p. 366
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
  • 杉田 克生
    2005 年 37 巻 5 号 p. 367-368
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
  • 延時 達朗, 須貝 研司, 福水 道郎, 花岡 繁, 佐々木 征行
    2005 年 37 巻 5 号 p. 369-373
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    小児てんかん患者5例において, 7機会の難治性非けいれん性てんかん重積 (NCSE) にmidazolam持続静注療法を施行した. 0.15~0.3mg/kgをゆっくり静注後, 0.1~0.2mg/kg/hrで持続静注を行った. EEGモニター下で効果判定を行い, 一部は30分~1時間ごとに, 一部は4~24時間かけて0.1mg/kgずつ0.2~0.4mg/kgまで漸増した. 有効例では効果発現は4時間以内に見られ, 4例5機会ではNCSEから脱することができた. 有効例での治療期間は3~7日間で, 最高0.4mg/kg/hrまで増量したが, 問題となるような呼吸抑制, 低血圧などの副作用は認めなかった. 2例2機会では経口摂取や排泄の自立など日常生活介助を保ちながら治療が可能であった. NCSEに対するmidazolam持続静注療法は, 有効かつ安全であると考えられた.
  • 吉成 聡, 浜野 晋一郎, 伊東 建, 衛藤 義勝
    2005 年 37 巻 5 号 p. 374-379
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    Human herpesvirus6 (以下HHV6) 脳炎・脳症は稀な疾患ではないが, その病態生理は不明な点が多く, 早期診断法も確定的なものはない. 今回HHV6脳症と診断した6例に対し, 頭部MRIを施行した. T1, T2強調画像やFLAIR像では異常所見を認めなかったが, 拡散強調画像 (以下DWI) では全例に急性期より前頭葉の皮質下白質に異常高信号域を認めた. DWIで経過を追跡できた症例では, 病変が経時的に皮質下白質から皮質へ広がり, やがて消失することが確認できた. 1例報告をのぞき, 過去の急性脳炎・脳症の報告例には今回のようなまとまった報告はなく, 今回の経過はHHV6脳症の特徴を示唆する可能性があると思われた.
  • 加戸 陽子, 眞田 敏, 柳原 正文, 荻野 竜也, 阿比留 聖子, 中野 広輔, 大塚 頌子
    2005 年 37 巻 5 号 p. 380-385
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    5~15歳の無投薬の注意欠陥/多動性障害 (attention deficit/hyperactivity disorder: AD/HD) 児と年齢および性を一致させた健常児各21名を対象にKeio版Wisconsin Card Sorting Test (KwCsT) を行った. 全検査IQ80以上のAD/HD群では第2段階の達成カテゴリー数や全誤反応数などの評価指標に群間差を認め, さらにサブタイプ別の検討では不注意優勢型において前記諸指標に群間差が認められ, 第1段階での取り組みによる学習効果や教示の活用の問題が推測された. このことからAD/HDへのKWCSTの適用において, 第2段階の実施の有用性が示唆された.
  • 大塚 映子, 小国 弘量, 舟塚 真, 宇杉 朋子, 中山 智博, 林 北見, 永木 茂, 大澤 真木子, 小野 由子, 山根 文孝, 堀 ...
    2005 年 37 巻 5 号 p. 387-393
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    当科で経過観察中の視床下部過誤腫5例について, 臨床像と脳波学的特徴について検討した. 5例とも視床下部内側型過誤腫であり, 初発症状は4例がてんかん発作, 1例が思春期早発症であった. 笑い発作はてんかん発作を合併する4例すべてで認められた. 笑い発作の発作時脳波では背景脳波の全般性低振幅化と, それに続く律動性発射が全般ないし中心領域に出現していた. 抗てんかん剤によるコントロールが困難であった2例に対してγ-ナイフ治療を行い, 1例で有効であった. 視床下部過誤腫は発作が難治であるばかりでなく, 知的レベルの低下や行動異常をきたすことから早期発見が重要であり, 抗けいれん剤治療が奏効しない場合には放射線治療や外科治療を含んだ積極的な治療も考慮すべきである.
  • 浜野 晋一郎, 杉山 延喜, 田中 学, 山下 進太郎, 吉成 聡, 南谷 幹之, 早川 美佳, 菊池 健二郎, 衛藤 義勝
    2005 年 37 巻 5 号 p. 395-399
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    小児期のけいれん重積状態・頻発における静注抗てんかん薬の投与順序, 有効性, 副作用について177 (てんかん95, 機会発作82) 機会を対象に調査した. Diazepam (DZP) が88.7%の機会で第1選択として使用されていた. 第2選択では保険適応外のmidazolam (MDL) とlidocaine (LDC) が各々116機会中54, 33機会で使用された. Thiopental (TPL) はDZP, MDL, LDC, phenytoin (PHT) に比し (P<0.01), MDLはDZP (P<0.01) とPHT (P<0.05) に比し有効率が高く, TPLは他4剤に比し副作用の合併が多かった (p<0.01). 有効性と安全性からけいれん重積状態の第1選択薬にMDLが考慮されるべきと思われた.
  • 福島 愛, 加藤 麻子, 松田 博史, 須貝 研司, 佐々木 征行
    2005 年 37 巻 5 号 p. 400-404
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    小児の脳血流SPECTの評価には, 年齢に伴う脳血流分布の変化が考慮されねばならない. 我々は, 局所解剖の不一致による誤差を最小限にして, 脳局所における統計学的検討を可能とした, 定位脳解剖学的標準化, 3-dimensional-Stereostatic Surface Projection解析を用いて, 99mTc-ECDSPECTでの1~5歳, 6~10歳, 11~15歳の小児年齢層別データベースを作成した. これらの比較により, 年齢につれて前頭葉と小脳皮質では相対的血流が増加し, 後頭葉の相対的血流は減少することが示された. 今後はこの年齢層別データベースと個々の症例とを比較することで, 視察評価に比べ客観性を有し精度の高い局在診断が可能となる.
  • 齋藤 真木子, 陳 玉彦, 水口 雅, 五十嵐 隆
    2005 年 37 巻 5 号 p. 407-412
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    脊髄性筋萎縮症 (SMA) は5MN 1遺伝子欠失を原因とする常染色体劣性遺伝疾患である. SMN 2はSMN 1と5塩基のみ異なる遺伝子でSMA重症度に影響すると考えられている. SMAは重症度によって3型に区別されている. 私たちはSMA 22例 (Type I 17例, Type II 3例, TypeIII 2例) においてリアルタイムPCRによるSMN 2遺伝子の定量を行い, 臨床症状との相関を検討した. Type I患者はSMN 2遺伝子がそれぞれ1, 2および3コピーと考えられる群に分れ, コピー数1の3例では新生児期より発症し進行が早くType Iの中でも最重症例であった. 残りの14例ではコピー数2または3で様々な臨床像を示した. コピー数3であっても生後2カ月で人工呼吸管理を要したType I症例があった. Type II, III患者5名はコピー数が4以上であった. SMN 2遺伝子は重症度に関与しているが, Type Iの中にはSMN 2の代償機序の今後の検討が必要とされる症例があった.
  • 山下 進太郎, 浜野 晋一郎, 田中 学, 吉成 聡, 南谷 幹之, 早川 美佳
    2005 年 37 巻 5 号 p. 413-418
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    小児交互性片麻痺の男児において, 発作期2回と非発作期3回の計5回の123I-IMP singlephoton emission computed tomography (SPECT), 発作期, 非発作期それぞれ1回の99mTc-ECDSPECTを施行し, その変化を検討した.発作期には責任病側でその反対側と比べて血流の上昇を認め, 非発作期には左右差が消失していた. 脳血流所見および意識障害, 嘔吐といった片麻痺以外の臨床症状より脳底型片頭痛と共通の病態があると考えた. また, 非発作期の123I-IMP-SPECTによる小脳の脳血流定量値は年齢とともに低下した. MRIにおいては年齢に伴い小脳萎縮が進行する所見も認められ, 小児交互性片麻痺は慢性進行性疾患である可能性が考えられた.
  • 斎藤 義朗, 増子 香織, 金子 かおり, 齋藤 和代, 筑丸 ゆり, 岩本 弘子, 松井 農, 木村 清次
    2005 年 37 巻 5 号 p. 419-423
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    低酸素性虚血性脳症 (HIE) 後遺症を有する男児の呼吸様式を観察した. 呼気から吸気に移行した後に中間吸気位で呼吸運動が停止し, 中間吸気相または吸気終末時にさらに吸気が重畳する呼吸様式が主体だった. この重畳する2段階目の吸気が明瞭でない持続性吸気のパターンも時にみられ, また, 強直性けいれんの後に吸気の重畳する位相の変化も観察された. 吸気のbuildupや吸気から呼気への移行といった呼吸サイクル形成の部分的な異常が, 脳幹病変を有するHIEにおける中枢性呼吸障害の1型であると考えられる. 人工呼吸器の使用や薬剤治療の検討には, 個々の症例でけいれんの呼吸への影響を含めた詳細な観察が必要である.
  • 大澤 純子, 杉江 秀夫, 福田 冬季子, 伊藤 政孝, 杉江 陽子, 大関 武彦
    2005 年 37 巻 5 号 p. 424-425
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    Manningらは自閉症児の第2指 (2D) と第4指 (4D) の長さの比 (2D/4D比) が低値であると報告したが, 本邦における報告はまだない. 今回我々の行った検討では, 本邦における自閉症児でも健常児と比べると2D/4D比は低値であった. 2D/4D比が低値となる要因としては, 胎児期に高濃度のtestosteroneに暴露されることと, 遺伝的要因としてアンドロゲン受容体遺伝子との関連が示唆されている. 2D/4D比は他の発達障害である注意欠陥/多動性障害児, 知的障害児では健常児と比べて有意差を認めなかった. 2D/4D比が一部の自閉症の身体所見の特徴のひとつとして利用できる可能性について症例数を増して検討する必要がある.
  • 浜野 晋一郎
    2005 年 37 巻 5 号 p. 428
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
  • 神山 潤
    2005 年 37 巻 5 号 p. 432-433
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
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