脳と発達
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38 巻 , 5 号
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  • 山下 裕史朗
    2006 年 38 巻 5 号 p. 328
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
  • 榎 日出夫
    2006 年 38 巻 5 号 p. 329-330
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
  • 裏出 良博, 毛利 育子
    2006 年 38 巻 5 号 p. 331-333
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    プロスタグランジン (PG) D2は, 覚醒中の哺乳類の脳内に蓄積する強力なノンレム睡眠誘発作用物質である. 我々はくも膜や脈絡叢, オリゴデンドログリアに発現するリポカリン型PGD合成酵素により産生されるPGD2が, 前脳基底部のくも膜に局在するDP1受容体を介して局所の細胞外アデノシン濃度を上昇させ, アデノシンA, A受容体 (A2AR) 発現神経を刺激することによりノンレム睡眠を起こすことを証明した. さらに, A2AR作動薬の前脳基底部への投与により睡眠中枢とされる腹外側視索前野の活性化とヒスタミン系覚醒中枢である結節乳頭核の抑制が引き起こされ, ノンレム睡眠が増加することを証明した. 本項では, PGD2を介した睡眠/覚醒メカニズムについて最新の知見を紹介する.
  • 宮本 晶恵, 北畑 歩, 福田 郁江, 岡 隆治, 長 和彦
    2006 年 38 巻 5 号 p. 335-339
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    全国13の肢体不自由児施設に入所または通所している肢体不自由児 (者) 対して,「社会生活力評価マニュアル (青少年版, Ver 4.0)」を用いて社会生活力の評価を行い, 信頼性, 内容妥当性, IQ/DQおよび運動障害との関連を検討した. 対象は, 脳性麻痺を主とする45例 (男26例, 女19例. 年齢; 12-27歳, 平均16歳) であった.2人の評価者の一致度は高く,κ係数は0.42であり統計学的に信頼性が確認された. 評価者64人 (回答率75.2%) へのアンケート調査によって内容妥当性も確認された. 今回得られた社会生活力は, IQ/DQと相関が認められたが, 運動障害レベルの重症度とは相関しなかった.
  • 神林 崇, 有井 潤子, 久保田 博昭, 矢野 珠巨, 柏木 充, 吉川 聡介, 遠山 潤, 沢石 由記夫
    2006 年 38 巻 5 号 p. 340-345
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    ナルコレプシーは日中の過度の眠気と情動脱力発作等のREM関連症状を特徴とする疾患である.最近,本態性のナルコレプシーの病態生理が明らかになり,脳組織と髄液中でオレキシンが脱落していることが判明した.オレキシン神経は後部視床下部に存在しているが,この場所は1920年代にEconomoが覚醒中枢と考えた部位である.オレキシン神経が障害されたための症候性の過眠症は視床下部に病変がある腫瘍,脳症,脱髄性疾患などの神経疾患でも起こることがある.我々は小児・思春期で計8例の症候性の過眠症を経験した.これらの症例においてはオレキシンが低値であるので,ナルコレプシーの合併を除外するのは容易ではないが,過眠症状と原疾患の消退など, 経過を検討すれば確定可能であった.症候性の過眠症の大部分では,延長した夜間睡眠に加えて長めの日中の睡眠をも認めており,夜間の睡眠と眠気の特徴はナルコレプシーよりもむしろ特発性過眠症の特徴に近いと考えられた.
  • 奥村 智人, 若宮 英司, 鈴木 周平, 玉井 浩
    2006 年 38 巻 5 号 p. 347-352
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    衝動性眼球運動の障害がreading disorder (RD)の原因であるとの報告がある. しかし, 一方でそれらの結果を反証する報告も存在する. 本報告では,小学4年生RD (N=13) を対象にreading課題とnon-reading課題において眼球運動軌跡を他覚的に測定し, 検討を行った. 普通学級に在籍する学習に問題のない小学4年生 (N=20) を対照とした. 対照群に比べ, RD群はreading課題に際し, 衝動性眼球運動回数の増加を認めるとともに, 2種類のnon-reading課題時にはターゲットへの反応回数の低下を認めた. この結果は, 衝動性眼球運動障害がRDの原因のひとつであることを示唆する.
  • 西山 逸子, 夫 敬憲, 中川 義信
    2006 年 38 巻 5 号 p. 353-358
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    水頭症患児156例に合併したてんかんについて基礎疾患別に臨床脳波学的特徴を検討した. 小児水頭症でのてんかん合併率は34.0%であった. 単純性水頭症や髄膜瘤・脳瘤に合併した水頭症の患児では, てんかん合併率は低く, 発作は容易に抑制されていた. 一方, 感染症後水頭症や染色体異常・奇形症候群に合併した水頭症の患児では, てんかん合併率が高く, 難治であった. 水頭症患児のてんかん発作型は複雑部分発作や焦点性運動発作が主体であり, 脳波では焦点性発射の出現症例が多く, 局在関連性てんかんの占める割合が高かった. てんかん合併例の知能指数は非合併例に比し有意に低く, てんかんの合併は予後に大きな影響を与えていた.
  • 林 泰佑, 久保田 雅也, 三牧 正和, 冨田 直, 堀尾 恵三
    2006 年 38 巻 5 号 p. 359-362
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    症例は, 先天多発奇形, 上気道狭窄による呼吸障害を基礎に持つ男児. 11カ月時より呼吸停止を伴う全身性強直性けいれんを起こし, phenobarbital (PB) 大量療法にてけいれんは消失した. 血中濃度は最高123μg/mlとなったが, 肝機能障害や昇圧剤投与を要することはなかった. 自発呼吸も保たれたが, 咳噺反射が減弱して, 一時, 人工呼吸管理からの離脱に難渋した. PB投与量を減量し, また, 体重増加を図り, 人工呼吸管理を離脱した. PB大量療法の副作用として, 呼吸障害は軽度とされているが, 基礎に呼吸障害を持つ児では呼吸状態が悪化する可能性がある. しかし, 慎重に管理すれば本療法は有効で, 患児のquality of life (QOL) 向上に寄与すると考えられた.
  • 田上 幸治, 山下 純正, 増子 香織, 小坂 仁, 井合 瑞江, 山田 美智子
    2006 年 38 巻 5 号 p. 363-367
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    若年発症の急性散在性脳脊髄炎の2症例を経験した.症例1は1歳7カ月の女児.歩行障害を主訴に受診した. 髄液検査にて細胞数の増加, 頭部MRIで大脳・小脳白質, 淡蒼球に病変が認められた.症例2は1歳3カ月の女児.手足を動かさないことを主訴に受診した.髄液検査に異常なく, MRIで大脳・小脳, 脊髄に病変が認められ, 末梢神経障害も認めた. 2症例ともmethylprednisoloneによるパルス療法にて症状の改善を認めた. 幼児期発症の急性散在性脳脊髄炎について症状, 検査所見, 画像所見, 臨床経過, 治療法について文献的に考察した.
  • 福島 愛, 佐々木 征行, 須貝 研司, 東條 恵
    2006 年 38 巻 5 号 p. 369-372
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    肩痛に引き続く同部位の筋萎縮を反復した男児例を報告した. 7歳で流行性耳下腺炎が治癒した直後に両肩から上腕に神経痛様疼痛が1週間ほど続いた後, 両側三角筋から肩甲骨周囲の筋萎縮と筋力低下を認め, 9カ月ほどで自然回復した. 2回目は, 11歳で中耳炎罹患後, 右肩周囲神経痛様疼痛に引き続き右三角筋萎縮と筋力低下を認め, 6カ月ほどで改善した.2回目のエピソード中に行った筋CTでは右三角筋萎縮を示し, 筋MRIでは右三角筋の線維化を示唆する所見, 電気生理学的検査では神経原性変化を, 筋生検でも慢性神経原性変化を示した. 以上より特発性neuralgic amyotrophyと診断した. 本症小児例は稀で, 本例は反復性であったことと1回目は両側性であったことが特異的であった.
  • 上野 誠, 福田 千佐子, 冨田 豊
    2006 年 38 巻 5 号 p. 373-374
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    低酸素性虚血性脳症 (HIE) あるいは核黄疸 (KER) が原因と思われるアテトーゼ型脳性麻痺患者6名に対して, 短潜時体性感覚誘発電位 (SSEPs) の前頭部N30振幅低下と基底核障害の関連性を検討した.頭部画像上の尾状核, レンズ核, 視床の各面積を測定したところ, HIE原因群でN30の振幅低下がレンズ核の面積減少と有意に相関していたが, KER原因群では明らかな関連を認めなかった.したがって, N30の振幅低下ないし消失はHIEによる基底核障害と特異的に関連することが示唆された.
  • 伊予田 邦昭, 岡崎 富男, 小川 和則, 村尾 正治
    2006 年 38 巻 5 号 p. 375-376
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    道路交通法の改正に伴い, てんかんをもつ人でも条件により運転免許取得が可能となった.そこで適性判定を依頼された10名を対象として運用上の問題点や課題を検討し, 次の結果を得た.
    1) 判定保留とした例の中には発作予知に関する蓋然性評価の困難な事例があり, 判定に弾力性 (再審査機関の設定など) を持たせることと保留期間の延長が望まれた.
    2) 一般の免許申請に比し, 新規申請者が多いのは法改正の効果と考えられるが, 主治医判定率が高く, 実際の患者数に比べると未だ少数であるため, 患者・主治医双方への啓発活動が必要である.
  • 新宅 治夫
    2006 年 38 巻 5 号 p. 379
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
  • 関東地方会 , 北海道地方会
    2006 年 38 巻 5 号 p. 387-392
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
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