脳と発達
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39 巻 , 4 号
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  • 山本 仁
    2007 年 39 巻 4 号 p. 248
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
  • 榎 日出夫
    2007 年 39 巻 4 号 p. 249-250
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
  • 栗原 まな
    2007 年 39 巻 4 号 p. 251-256
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    小児のリハビリテーション (リハ) を行うにあたっては,(1) 小児の脳に可塑性があること,(2) 発達途上の脳に障害の影響が大きいこと,(3) 成長と発達を念頭においてリハを進めていくべきであること,(4) 家族の協力が欠かせないこと, という特徴を理解しておくことが大切である. リハを施行するにあたっては, 障害を評価し, 治療計画をたて, それに基づいてアプローチを行うのが原則である. 2001年, WHOは国際生活機能分類 (ICF) を発表した. これは障害を能力低下 (disability) と考えるマイナスの思考から, 生活機能というプラスの視点から考えていく新しい概念で, 全世界的に障害に対する概念が変わりつつある.
  • 福與 なおみ, 萩野谷 和裕, 飯沼 一宇
    2007 年 39 巻 4 号 p. 257-261
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    2000年から2003年に, 宮城県内で発生した22例のWest症候群を調査した. 発生率は出生数1万対3.4であり,国内で報告された発生率とほぼ同様の結果であった. 22例中13例(59%)は症候性West症候群,9例 (41%) は潜因性West症候群であった. 症候性West症候群の推定病因は, 出生前要因が8例, 周産期要因が5例であった.21例 (95%) で早期発作予後は良好であったが, 6例 (29%) において発作が再発した.発作再発率と脳波異常再発率は, 潜因性West症候群と症候性west症候群では有意差はなかった. 調査時に発達指数 (DQ) 70以上を示すものは20%程度で,全例潜因性west症候群であった. DQ70未満を示す症例は, 症候性west症候群の方が有意に多かった.
  • 井上 祐紀, 稲垣 真澄, 軍司 敦子, 小久保 奈緒美, 加我 牧子
    2007 年 39 巻 4 号 p. 263-267
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    視覚性オドボール課題により反応抑制機能が評価可能であるか, 健常児, 注意欠陥/多動性障害 (AD/HD) 児・広汎性発達障害 (PDD) 児各10名を対象に, 視覚性事象関連電位を検討した. 標的刺激性P300は3群とも頭頂部優位に出現し, 潜時や振幅に群問の差はなかった. 非標的刺激性P300は健常児では中心部から頭頂部に明瞭で, AD/HD児では中心部の振幅低下と後頭部の潜時延長, PDD児は潜時の短縮がみられた. 以上より, 通常のオドボール課題でも形態的に類似した視覚刺激を用いると, 反応抑制に関わる弁別判断が反映されうること, そして非標的刺激性P300振幅の異常がAD/HD児で特異的にみられる可能性が示された.
  • 秋山 千枝子, 堀口 寿広
    2007 年 39 巻 4 号 p. 268-273
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    発達障害児の保護者を対象に, 子どもの発達に対する問題, 不安や心配など「気づき」の生じた時期や内容, 相談の有無と相談機関の特徴を調査した. 53家族の回答を対象児の診断により分類したところ, 広汎性発達障害では1歳から1歳半, 精神遅滞では3歳で「気づき」があり, はじめての相談につながっていた. 1歳半時の心配や相談行動の有無が, 2歳時の心配や相談に関連していた. 支援者は保護者の「気づき」の特徴やその後の担談行動が診断により異なる可能性と, 発達の各段階で「気づき」が複数回生じることを知る必要がある. また, 家族への継続した支援を提供するためには, 既存の健診の充実に加え, 他機関との連携が必要である.
  • 佐野 のぞみ, 森本 武彦, 矢野 喜昭, 鈴木 由香, 長尾 秀夫, 渡部 承平
    2007 年 39 巻 4 号 p. 275-278
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    摂食嚥下機能障害が疑われる重症心身障害児 (者) (重症児) に対する摂食発達外来を実施した. 初診時に食事内容・摂取方法について問診し, 食事場面の観察による摂食機能障害の評価を行った. その評価を嚥下造影検査 (VF) の結果と比較し, 食事場面の観察による摂食機能障害の評価はある程度の妥当性はあるとの結果を得た. しかし, 食事場面の観察では摂食機能障害が重いと判断されなかった症例の中に, VFで固形食の咽頭貯留・残留が顕著であった症例などがあった.
    摂食指導の中では, 摂食発達段階に合った食事内容に変更することで食事時間は有意に短縮され, このことが生活の質の向上に資し, 摂食指導の結果として現れた最も重要な結果と考えられた. さらに, 摂食指導により, 指導前後の年間の発熱日数は減少し, 摂食発達段階は上がる傾向を示したが, これらは統計学的には有意ではなかった.
  • 小沢 浩, 加藤 郁子, 尾崎 裕彦, 石塚 丈広, 有本 潔, 木実谷 哲史
    2007 年 39 巻 4 号 p. 279-282
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    介護者および心身障害児 (者) の現状について, アンケートによる検討を行った.対象は, 島田療育センターに通院している心身障害児 (者) (知的障害のみは除外) 390名である.男性116名, 女性86名, 計202名 (回収率51.8%) の介護者の回答が得られた.障害児 (者) の年齢は, 15歳以上が98人 (49%) とほぼ半数を占めていた.状態は, 移動に介助が必要な, 寝たきりと一人座り可能な障害児 (者) が144人 (71%) 存在した.在宅訪問サービスの利用については, ひとつも利用していない128人 (63%) であり, 在宅訪問サービスの利用は充分でなかった.介護者において高齢化の波は押し寄せており, 主たる介護者は母親であり他の人の協力は得られていなかった.また, 介護を負担に感じており, 過半数が病気を抱えていた.将来に対しては, 施設に預けたいと思っている人は45人 (22%) に過ぎなかった.介護が限界となる介護者は, 後10-20年には急増すると思われる.グループホーム, 施設など介護者が選択できるように社会の環境を整備する必要があると考える.
  • 塩田 直樹, 下野 昌幸, 冨岡 志保, 高野 健一, 加藤 絢子, 川上 章弘, 石塚 丈広
    2007 年 39 巻 4 号 p. 285-288
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    2生日から, 多方向性眼振, 左右不定の一側または両側の強直やジストニー, 無呼吸発作を繰り返す症例を経験した. 8カ月頃から弛緩性麻痺を伴うようになり, 小児交代性片麻痺と診断した. 無呼吸発作の対応に苦慮したが, 母親に人工呼吸管理の指導を行うことで自宅にて経過観察可能となった. 救急外来受診時には, diazepamまたはthiamylal sodiumを静注し効果を得た. Diazepamやamantadine内服による効果は一過性であったが, amantadineにflunarizineを併用し症状の改善が得られた. Flunarizineは本児の治療に必要不可欠な薬剤と考えられ, 国内での早期販売が望まれる.
  • 青天目 信, 沖永 剛志, 今井 克美, 神尾 範子, 下野 九理子, 永井 利三郎, 黒澤 健司, 大薗 惠一
    2007 年 39 巻 4 号 p. 289-294
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    1p36欠失症候群は, 1番染色体短腕末端サブテロメア領域の微細欠失を原因とし, 様々な奇形や精神運動発達遅滞, 成長障害などを認め, てんかんの合併も多い. 本症候群3例で合併したてんかんの特徴について検討した. 全例で乳児期発症, 発作型は焦点性発作が主体で, 発作間欠期脳波は局在性の異常を示した. 2例でcarbamazepine (CBZ) の投与を契機にてんかん性スパスムが出現し, hypsarrhythmiaを呈した. 抗てんかん薬に対する反応は良好であり, 加齢とともに減薬できた. 全症例でGABA-A受容体δサブユニット (1P36.33) 領域を含む欠失を認めた. GABA-A受容体異常によるてんかん症候群では, CBZにより増悪する傾向があり, 今回の増悪もGABA-A受容体の関与の可能性が考えられた. 1p36欠失症候群でのCBZ使用には注意を要すると考えられた.
  • 遠山 潤, 赤坂 紀幸, 齋藤 なか, 金澤 治, 師田 信人, 亀山 茂樹
    2007 年 39 巻 4 号 p. 295-299
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    1歳5カ月時に頻回の部分発作を呈するてんかんで発症した多発性海綿状血管腫の小児例を報告した. 発作症候と発作時脳波所見より左頭頂葉の海綿状血管腫がてんかん責任病変と推測された. 脳磁図検査では同部位の前方に隣接して等価電流双極子の密な集積がみられ, てんかん責任病変と確定した. 海綿状血管腫の摘出術後には周囲の等価電流双極子も消失した.病巣切除術により海綿状血管腫周囲のてんかん原性も改善し得ることが示唆された.多発性の海綿状血管腫例において責任病変の同定に脳磁図が有用であった
  • 後藤 珠子, 森 雅人, 山形 崇倫, 水口 雅, 桃井 真里子
    2007 年 39 巻 4 号 p. 300-303
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    ステロイド依存性で減量困難な全身型重症筋無力症の7歳女児に対し, 胸腺摘出術未施行で免疫抑制薬であるtacrolimuSを使用し, 良好な効果がみられた. 臨床症状として眼瞼下垂と舌・咽頭の運動障害がtacrolimus内服開始後2週間で改善し始め, 7週間で消失した. 検査上もアセチルコリン受容体抗体価が低下した. 2年間の治療中, ステロイド薬の使用量は半量まで減量でき, 筋症状の再燃はない. Tacrolimus血中濃度は3.4-4.7ng/mlで, 副作用はみられず, 安定した効果がみられている. Tacrolimusは成人のみでなく, 胸腺摘出未施行の小児重症筋無力症の治療にも有用である可能性が示された.
  • 松井 潔, 山下 純正, 柴崎 淳, 渡辺 達也
    2007 年 39 巻 4 号 p. 304-308
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    先天性筋強直性ジストロフィーの新生児期の消化管運動障害にコリン剤であるbethanecholを使用し, 有効と考えられた2例を経験した. 2例とも呼吸管理を要す重症例で, 持続するgasless abdomenと胃内残渣増加を認めた. Bethanechol使用後, 消化管ガスが出現し, 栄養も順調に進めることができた. 本症の報告は少ないが, 過去の自験例3例にも同様の症状を認め, 重症例では頻度の高い合併症である. 平滑筋の発達障害に伴う胃不全麻痺がその病態と考えられる. Bethanecholは重大な副作用なく使用でき, 本病態に積極的に試みる価値のある消化管運動改善薬と考えられた.
  • 松重 武志, 松藤 博紀, 市山 高志, 古川 漸
    2007 年 39 巻 4 号 p. 309-310
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    Valproate sodiumやethosuximide等の各種抗てんかん薬に抵抗性を示す難治性小児欠神てんかんの女児に対し, 抗ウイルス薬・Parkinson病治療薬であるamantadine hydrochlorideを投与した. 約2週間で発作は完全に消失し, その後2年間寛解を維持している. Amantadine hydrochlorideはコントロール不良な欠神発作に対する薬物治療の選択肢の一つである.
  • 関東地方会 , 北海道地方会
    2007 年 39 巻 4 号 p. 316-320
    発行日: 2007/07/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
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