オレオサイエンス
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12 巻, 12 号
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総説
  • 湯浅 真
    2012 年 12 巻 12 号 p. 617-625
    発行日: 2012年
    公開日: 2015/02/24
    ジャーナル フリー
    バイオミメティックアプローチによる活性酸素に関する研究として,生体内での活性酸素検出に関するセンサー研究ならびに生体内での活性酸素利用に関する抗酸化・抗癌剤研究ついて解説する。センサー研究では,in situにスーパーオキシドアニオンラジカルのような活性酸素を検出・定量できる電気化学的なセンサーを創製し,虚血再灌流モデル,排卵モデル等の各種モデルにおいて活性酸素に基づく生体での病理作用,生理作用等に関する知見を得ている。抗酸化・抗癌剤研究では,スーパーオキシドジスムターゼミミックスに基づく抗酸化剤さらにはその作用による抗癌剤を創製し,高い抗癌作用を有するナノドラッグデリバリーシステムを構築している。
  • 酒井 健一
    2012 年 12 巻 12 号 p. 627-633
    発行日: 2012年
    公開日: 2015/02/24
    ジャーナル フリー
    ジェミニ(双子)型界面活性剤は一鎖一親水基型の界面活性剤二分子を連結基で結合させた構造を有している。ジェミニ型界面活性剤は対応する一鎖一親水基型の界面活性剤に比べて優れた界面化学的な機能を示すことが広く知られている。しかし,実際に実用化されているジェミニ型界面活性剤は数少ない。 そこで筆者の所属する研究グループではここ数年,実用化を意識してジェミニ型界面活性剤を開発し,またそれらの基礎的な界面物性を評価してきた。本稿ではそのような取り組みの一端として,オレイン酸系ジェミニ型界面活性剤と重合性ジェミニ型界面活性剤を紹介する。また,ジェミニ型界面活性剤の固/液界面に対する吸着特性についても紹介する。
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