オレオサイエンス
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4 巻, 8 号
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総合論文
  • 北條 俊章, 田口 良
    2004 年4 巻8 号 p. 319-327,318
    発行日: 2004/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    エレクトロスプレーイオン化 (ESI) やマトリックス支援型レーザー脱離イオン化 (MALDI) などに代表されるソフトなイオン化法を用いた質量分析法は, 微量成分を混合物中においても検出できるという点で, ある特定の分子群にフォーカスをおいた網羅的解析には非常に有効な手段となり得る。その対象分子として, 我々は特にリン脂質に注目して研究を進めている。リン脂質は, 生体膜の構成成分としてだけではなく, シグナリングのメディエーターや受容体のリガンドとしてなど, 生体内で非常に重要な役割を担っているが, 分子種レベルでの特異性など未だに不明な部分は多く, 現在これらの解明が急がれている。このような分野において, 質量分析 (MS) を適用していくには, 多種多様に存在する機種の中から一番適したものを選択する必要がある。それだけではなく, 液体クロマトグラフィーと組み合わせる方法 (LC-MS) やフラグメント情報を得るモード (MS/MS) などをうまく用いていく必要がある。そこで本総説では, 現在主に使用されている代表的なMSの特徴とともに, 脂質研究の分野におけるMSの適用法を紹介する。
  • 大島 美恵子
    2004 年4 巻8 号 p. 329-334,318
    発行日: 2004/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    生理活性脂質データベース “LIPIDBANK for Web” は, 日本が世界にさきがけて作製した、脂質を化合物ごとに整理してデータベース化したもので, インターネットで公開されている (http//lipidbank.jp/) 。扱うデータは, 文字や数値情報以外に, 化学構造式の挿画データやクロマトグラムなどのグラフィックデータおよび文献データが含まれる。本データベース作製の歴史とその使い方について解説し, 今後この脂質データベースがどのような方向に進化して, バイオインフォマティクスの発展にどのように寄与してゆくかについて, 生理活性脂質のメタボロームについての最近の話題とともにまとめる。
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