オレオサイエンス
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5 巻, 3 号
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総合論文
  • 渡辺 啓
    2005 年5 巻3 号 p. 109-118
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    環状シリコーンは, シリコーン油の一般的な長所に加え, 様々な成分との混和性が良いことから, 工業的に重要な成分になっている。また, 洗浄剤中に配合すれば, 高分子量シリコーンなどを含む落ち難い汚れを落とすために重要な役割を演じることが期待できる。このとき界面活性剤の形成する自己組織体へ環状シリコーンを平衡的に取り込んで活用すれば, 会合体の特性がその機能に反映されるため興味深いと考えられる。本稿においては, 汎用的なPOEアルキル界面活性剤を用い, 環状シリコーンをエタノールの溶媒効果によりマイクロエマルション中に可溶化した結果について述べる。被可溶化挙動, 極性油添加の効果, さらにマイクロエマルションの構造と洗浄効果の関係について検討する。様々な新素材の登場とともに, その性能を最大に発揮させるための物性研究的視点からの開発もより重要性を増してくると思われる。この点から相平衡による会合体の最適化は, 良い方法であると考えられる。
  • 長谷 昇
    2005 年5 巻3 号 p. 119-128
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    W/Oエマルション製剤は耐水性に優れている為、乳化型ファンデーションの製剤に適している。特に油剤にシリコーン油を用いた場合は使用感も良好である。そこで界面活性剤としてシリコーン鎖にグリセリルエーテル基を導入した誘導体に着目し、シリコーン系W/Oエマルションを安定化するために必要なW/O型乳化剤としての構造条件を得た。最適構造を有するグリセリルエーテル変性シリコーンを用いて低粘度W/Oエマルションを調製した。更にエタノールをW/Oエマルションに添加すると使用感が良好になる。そこで両親媒性ポリマーを乳化剤に用いて安定性に優れたエタノール高配合シリコーン系W/Oエマルションを得た。特定のエタノール/シリコーン油比の領域でポリマー分子は広がった状態で存在し, この領域から得られるエマルションは弾性的なレオロジー特性を有していた。ここではそれら安定化機構と乳化型ファンデーションへの応用例について述べる。
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