オレオサイエンス
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6 巻, 8 号
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特集総合論文
  • 山崎 友紀
    2006 年6 巻8 号 p. 401-408
    発行日: 2006/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    水はわれわれにとって環境, 生命, 地球のどの場面においても最も重要な物質のひとつである。地球環境保全の観点から, 最近急激に水の中での有機合成反応が注目されている。ただし, 従来は一般に水と有機化合物は溶解しあわないため水は好適な溶媒として用いられてこなかった。そこで本総説では, まず良い溶媒とは何か, そして水の特異性について理解するため, 常温・常圧から超臨界水に至るまでの溶媒としての特徴的な構造や性質を論述する。そして, 水の中での有機合成を行うために必要な項目, とくに溶けることを中心に述べ, また近年の水を用いた有機合成に関する研究例をいくつか紹介する。
  • 酸化触媒TEMPO
    平下 恒久
    2006 年6 巻8 号 p. 409-415
    発行日: 2006/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    2, 2, 2, 6-テトラメチルピペリジニル-1-オキシラジカル (TEMPO) は, 次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤による酸化反応のよい触媒として作用する。本反応はオキソアンモニウムカチオンが実際の酸化剤として作用し, 第1級アルコールはアルデヒドに, 第2級アルコールはケトンに選択的に酸化できる。また, ルテニウムや銅などの遷移金属触媒と共に用いると, 酸素を終末酸化剤としてアルコールを酸化できる。銅触媒は主に第1級アルコールのみに有効であるが, ルテニウム触媒, 特にRuCl2 (PPh3) 3触媒は広範なアルコールに適応可能である。グリーンケミストリーの観点からTEMPOの回収, 再利用のため種々のポリマー担持TEMPOが検討されている。また, 種々の官能基をもつTEMPOが調製されており, 例えばイオン性液体中での酸化反応後, 溶媒と共に再利用が検討されている。
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