オレオサイエンス
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6 巻, 9 号
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特集総合論文
  • 金子 隆司, 青木 俊樹
    2006 年6 巻9 号 p. 443-450
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    デンドリマーは, 規則的かつ高度に分岐した高い分子量を持つ化合物であり, その特殊な構造に基づく種々の機能が期待されている。本総説では, デンドリマー分子を用いた分離膜に焦点をあて, その化学構造と透過性との関連について, デンドリマー構造を側鎖に有する高分子の合成とその膜の酸素選択透過性, デンドリマー分子またはハイパーブランチポリマーで架橋した高分子膜のガス選択透過性, デンドリマー含有複合膜を使った膜分離, の3つに分類して解説している。
  • 辻田 義治, 吉水 広明
    2006 年6 巻9 号 p. 451-458
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    シンジオタクチックポリスチレン (sPS) のスマートメンブレンの拡散, 透過性が研究された。HeからiC4H10の8種のサイズの異なる気体分子の膜の拡散・透過係数の検討から, sPSαform結晶中に約む3.8Å以下の直径を有する規則的に配列したチャンネル様, キャピラリー様分子キャビティーの存在を確認した。次に, 分子キャビティーサイズの異なる2種のsPSメゾフェイズ膜 (スマートメンブレン) の調製法を述べ, 両膜への大きめのトルエン, 小さめのクロロホルム蒸気の収着挙動を検討した。トルエン, クロロホルム系のδformからメゾフェイズを調製すると, それぞれ個々の溶媒分子のサイズ・形状を記憶した分子キャビティーが大きめな, 小さめな分子キャビティーを有するスマートメンブレンが創成される。小さめなキャビティーへは大きめなトルエン分子は収着しにくく約6割しか収着しない。逆に大きなキャビティーの場合はキャビティーへの十分な飽和収着が明らかになった。基本的には両有機溶媒分子のキャビティーへのLangmuir収着機構で説明された。このように分子キャビティーサイズ依存の収着・拡散・透過性が明らかになり, 高度な分離機能への展開が期待される。
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