オレオサイエンス
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8 巻, 8 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
特集総合論文
  • 山根 浩二
    2008 年8 巻8 号 p. 323-329
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    動植物油脂を原料に, メタノールなどのアルコールによるエステル交換あるいはエステル化した脂肪酸モノアルキルアルコールエステル, 通称バイオディーゼル燃料は, その燃焼により排出される二酸化炭素はカーボンニュートラルであり, 温暖化効果ガスの増加にならない。また, バイオディーゼル燃料を自動車用ディーゼル機関の軽油代替燃料として利用することで, 二酸化炭素削減に直接つながることで, 欧州, 北南米, 東アジアなど世界的に利用され注目されている。本稿では, バイオディーゼルの製造方法, 燃料品質などに関する現状と課題について述べている。
  • 滝澤 靖臣
    2008 年8 巻8 号 p. 331-336
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    バイオディーゼル燃料 (BDF) の酸化と抗酸化について油脂化学の面から論述した。BDFは油脂をエステル交換して得られる脂肪酸メチルエステル (FAME) である。原材料には菜種油, 大豆油, 使用済みフライ油, 獣脂, ヒマワリ油等が用いられている。BDFの酸化安定性は原材料の性質に由来するので, 含有トコフェロールの量と種類が大きく影響する。20種類の抗酸化剤の添加効果についても紹介する。本稿では, 主にヨーロッパで実施された試験結果に基づいて, BDFの酸化安定性について述べる。菜種油由来のBDFは, とくに酸化安定性が高い。このことは, 原材料に含まれる天然抗酸化剤の影響が大きいことを意味している。トコフェロールの中では, γ-トコフェロールがBDFにおいて大きな抗酸化力を示した。
  • 水島 義和
    2008 年8 巻8 号 p. 337-343
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    グリセリンは古くからある物質でもあり, 世界中で長年にわたって使用されてきた。しかしながらバイオディーゼル燃料の世界的な普及により必然的に副産物として大量に産出され, 価格低下, 供給過剰を起こした。その結果として, グリセリンは新たな需要を生み出したかにみえたが, このバイオ燃料の急速な普及, そして中国の急速な近代化に合わせて勃発した原料油脂の高騰それに伴うグリセリンの一転した暴騰, など様相は複雑化してきている。ここではこの状況に焦点をあてて今後の展望について論じてみたい。
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