帯広大谷短期大学紀要
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47 巻
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論文
  • 佐藤 英晶
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 1-10
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    2000年4月より施行された介護保険制度では、福祉サービスの提供が行政処分としての「措置」から「契約」に基づくサービス利用へとサービス供給の基本的枠組みを大きく変更した。社会福祉基礎構造改革を中心とした福祉「改革」のなかで、高齢者福祉サービスの供給システムの民活化(privatization)が進められ、営利法人を含む多様なサービス供給主体による福祉多元化が押し進められていった。また介護保険制度開始に合わせ、いわゆる「新しい成年後見制度」が開始され、福祉サービス利用について家族の支援が期待できない判断能力の不十分な高齢者が契約締結できず、福祉サービス利用に支障を来たすことがないよう配慮された。しかし、福祉サービスの利用までの過程には、判断能力の問題以外にも事業者と利用者の福祉サービス利用に関する「格差」がある。そのため、特別養護老人ホームの入所を巡る事業者と利用者の専門知識等の非対称性の存在と、それによって求められるアカウンタビリティーやアドボカシーを実現する仕組みの必要性が明らかになった。
  • 伊勢 正明
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 11-20
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    本稿は、平成19年4月から開始された特別支援教育についての現状について整理・検討する中から、発達障がい児の早期発見・早期対応に資する仕組みとして保育所・幼稚園・小学校の三者連携が有効に機能することが望ましいとの視点に立って、効果的な三者間連携の構築条件を研究仮説として提示することを目的とした。結論として、これら三者間の連携の他に、地域社会資源としての各市町村教育委員会及び保健センター等の行政機関の動向が重要な要因と考えられ、連携様態も就学前後の接続時だけではなく平時の連携の在り方に目を向ける必要があることを論じた。
  • 三井 登
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 21-30
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    本研究は、地域子育て支援センター(以下、支援センターと略す)を対象にして、支援者が親の要望の背後にあるニーズを把握しながら、親の自己決定を支え、親同士の「共に支え合う関係性」の構築にいかに関わっているのかという実践的課題を検討する。特に、子育ての矛盾や隘路を、母親たちが打開していくさまに着目しながら、そこに関わる支援者の実践の意義を解明する点に特徴がある。本論では、先ずA支援センターに通う利用者の子育ての困難について、母親への育児負担の集中、転勤、社会的孤立などをキーワードに概観し、次にそうした困難を抱えた母親達がA支援センターを利用する理由に支援者の利用者への関わり方が深くかかわっていることを明らかにし、最後に支援者の親への関わり方が親同士の関係性の構築に繋がっていくことを解明した。A支援センターにおける支援者の親への関わり方の特徴は、全人格を受け止め、人と人を繋いでいく点にある。「親として、人間として前向きになりたい」という願を実現する過程でもある。
  • 齋藤 征人
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 31-44
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    本研究では,社会福祉士国家資格取得後の現任経験がおおむね3年以上の,社会福祉士の「実践知」形成プロセスの全体構造を明らかにすることを目的に,幅広い職域で実践の渦中にある11名の社会福祉士にインタビュー調査を実施し,これをM-GTA法を用いて質的に分析した.その結果,実践知形成のために,実践を可視化することと,それを促進するための環境づくりの重要性が確認された.また,社会福祉士の養成機関において,人との関わりや視野の広がり,社会福祉的なものの見方・考え方を獲得する機会を保障する必要性が改めて示唆された.
  • 阿部 好恵
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 45-54
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    障害者自立支援法における就労支援に焦点を当て,精神障害者の地域生活支援活動を行っている社団法人やどかりの里の文献・資料を用いて検討を行った.自立支援法の要点の一つとして就労支援は充実・強化されたが,当事者や職員は批判的な視点を持ち,法律廃止を訴えてきた.この批判の背景には,当事者の主体性,就労を通して得られる自尊感情等を重要視すること等実践活動を通して生成された就労支援の重要な視点があり,これを守りたいという当事者と職員の切実な思いが明らかとなった.
調査
報告
  • 北村 和子, 池添 博彦
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 63-71
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    栄養学は医学、解剖学、生理学と生物化学を基礎にした学問である。生体内の物質代謝については、近年の生命科学の発展により、日々新たな知見が加えられている現状である。栄養学領域における借用語の多くは、日本語に置き換えられることなく、そのままの形で用いられている。用いられる借用語を正確に把握するために、原語の意味を正しく理解しておく必要があると考え、語源を検索してみた。英語語彙の多くはラテン語およびギリシャ語が語源であり、古くはサンスクリット語に由来している。今回はラテン語およびギリシャ語まで語源を遡ってみた。学術用語の多くはラテン語およびギリシャ語に基いているので、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の相当語や関連語を挙げている。
  • 池添 博彦
    原稿種別: 本文
    2010 年 47 巻 p. 73-80
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    精神保健福祉は比較的新しい分野であり、多くの外来語が用いられている。外来語の多くは英語に由来するもので、日本語の訳語が定着していないものも多い。用いられる外来語の示す内容を正確に把握するために、原語の意味内容を正しく理解しておく必要があると考え、外来語の語源を検索してみた。英語語彙の多くはラテン語およびギリシャ語が起源であり、古くはサンスクリット語に由来している。今回はラテン語およびギリシャ語まで語源を遡ってみた。猶、英語と同系のゲルマン語であるドイツ語、およびラテン語と同系のロマンス語であるフランス語、スペイン語、イタリア語の関連語を挙げている。
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