帯広大谷短期大学紀要
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53 巻
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
論文
  • 阿部 好恵
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 1-9
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    短期大学における実習前評価システムの構築の検討を目的に,本学で考案した「実習前評価システム(短期大学版)」をA短大で試行し,記述式のアンケート調査を行った.試験結果はOSCE(短期大学版)が最大値75点,最小値25点,平均値53.8点,疑似CBT が最大値72点,最小値44点,平均値61.7点であった.アンケート結果からはシステムを通じ,学生が知識量を確認できるだけでなく,自己理解や実習への姿勢に変化が見られた.また,短期大学では試験以外に段階的な課題が不可欠であり,今後もシステムの実施方法や内容等についての検討の必要性が明らかとなった.
  • 長崎 結美
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 11-18
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    フランスの「フォルマシオン・ミュジカル」という音楽教育法が、近年急速に日本で注目が高まってきている。名曲や身近な音楽作品を題材に用いながら、ソルフェージュ、音楽理論、音楽史、楽器に関する知識等を多角的に学び、演奏表現へ繋げていくことを目指すこの教育法は、理想的な面が強調されると同時に、指導法の難しさもしばしば指摘されている。 本研究では、1995年から2014年の間に出版された3冊の入門者用教材に焦点をあて比較分析を行うことで、過去20年間の指導法の変化を読み取り、現代におけるフォルマシオン・ミュジカルの教育動向を探るものである。
  • 工藤 ゆかり
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 19-25
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    保育の質の向上が求められている状況下にあるが、幼児にとっての遊びの意義の捉えも実際の保育実践も様々である。そこで、自身の保育実践を振り返り、幼児の遊びの意義、遊びの充実と保育者の援助との関連性について検討を行った。幼児は、興味・関心に基づく遊びに自発的に取り組み、没頭する中で必然性のある学びを得る。モノや人と存分にかかわることの出来る時間や空間の保障、1つ1つの遊びが関連づくような配慮、1人の遊びが周囲の幼児に広がるような保育者の援助が必要であり、遊びの充実には保育者の援助は大変重要であるといえる。
  • 工藤 ゆかり, 江刺家 由子
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 27-36
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    幼児の運動能力の低下が指摘されるようになり、久しい。本稿では、幼稚園・保育所における運動遊びの実際を観察し、幼児が毎日楽しく体を動かすためには、どのようなことに留意すべきかを検討した。いずれの園も、幼児が意欲を掻き立てられる遊びがあり、その遊びに自発的に取り組んでいる。その中で、遊びを通して様々な体の動きを経験していく様子が見られる。その際、刺激し合ったり競い合ったり、ペースを合わせたり協力し合ったりする仲間の存在が必要である。さらに、幼児の様子を見守り、認め、褒め、励ます保育者のかかわりも重要である。幼児のことを良く理解している保育者が、幼児との信頼関係の下に、様々な遊びを通して楽しく体を動かす機会を設けることが、毎日楽しく体を動かすためには必要である。
  • 市原 純
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 37-56
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    6名の保育職志望の若者たちの「学校から仕事へ」の移行過程を確認すると、その全員が保育職志望を断念していた(保育者養成校への進学断念、退学、保育職への就職活動の失敗、妊娠による保育職就労の断念)。そこには三つの「基底要因」(①家庭の有する資源の乏しさ・家族から背負わされる負担の重さ、②保育職の労働条件の劣悪さ、③女性にケア負担を強いる社会構造)があった。また、保育者養成校の教職員の関与や、保育者養成校時代の友人・仲間関係等が、若者の保育職志望の断念や深化を左右する要素として見出された。今後は、若者移行過程研究の手法でデータを増やして分析を重ね、保育職志望の若者の内側から見た保育職の現状を、精緻に確認していく必要がある。そして、「基底要因」への対応と同時に、保育職志望の若者たちの人間関係を「媒介的コミュニティ」として編み上げる方策が、今後検討されるべきである。
  • 小林 聖恵, 佐藤 千恵
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 57-65
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災は東北沿岸部を中心に津波による被害が甚大であり、多くの犠牲者を出した未曾有の大災害であった。 災害時に要介護者にとっての有益な存在として、倫理観と実践能力を備えた介護福祉士が求められるが、そのような力を習得できるような介護福祉士養成教育が今後重要となる。そのため、学生の災害への意識形成を図ることを目的に、岩手県沿岸部の被災地域の高齢者施設において防災現地研修を実施した。研修終了後の学生の学びから今後の介護福祉士養成における災害教育のあり方を検討した。それにより被災地における研修が災害教育においては有効であるが、さらなる学びにつながるためには学生自身が学びをアウトプットすること、また、学生の心情を理解し、教員による支持的な関わりが重要であると示唆された。
報告
  • 伊勢 正明
    原稿種別: 本文
    2016 年 53 巻 p. 67-76
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    本稿の主な目的は、これまで筆者が取り組んできた特別支援教育における「保幼小連携」の検討作業で明確化された課題である"「生活科」の理解"を保育内容との対比を通じて深めることである。検討資料として、主に、小学校学習指導要領及び小学校学習指導要領解説生活編を用いた。その結果、生活科の授業運営のためには、日頃から小学校教諭が小学校周辺地域の状況を把握しておくことや周辺地域に住まう生活者や専門職者との連携を平時から構築しておく必要性が指摘された。ただし、その連携体制自体を教諭個人だけで構築するのは負担や困難が大きいとして、結論としては、教諭個人が地域と関係性を構築するとともに「相談部(仮称)」を校務分掌上に位置付けて教諭個人が構築する連携活動を支援・支持する組織を作ることを保幼小連携モデルとして提案した。
論文
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