帯広大谷短期大学紀要
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最新号
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論文
  • 総報告
    山﨑 民子
    原稿種別: 論文
    2021 年 58 巻 p. 1-8
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/06/14
    ジャーナル フリー
    十勝産ツクネイモの栄養成分のうち,今回は水分,ミネラルのマンガン,ビタミンはB1,B2,B6およびナイアシンについて分析した.水分およびMnは前年度の分析値と比較するために行った.ビタミンについては,前年度総アスコルビン酸のみの分析であったため追加して分析した.アミノ酸は,ツクネイモに多い上位3種類のアスパラギン酸,グルタミン酸およびアルギニンを分析し,前年度の分析値と比較した.また,遊離糖類のブドウ糖,果糖およびショ糖について分析した.さらにツクネイモのデンプンに着目し,アミロース・アミロペクチンの比率を調べた.以上の分析値をツクネイモの標準値や既報の十勝産ナガイモやジャガイモと比較した.その結果,ツクネイモの水分量は,前年度とほぼ同じであり,ナガイモの8割弱である.マンガンは前年度の含量よりやや少なく,ツクネイモ標準値の1/6程度であり,ナガイモの標準値よりはやや多い.ビタミンB1はツクネイモの標準値より少なく,十勝産ナガイモよりやや多い.ビタミンB2はツクネイモの標準値と同値であり,ビタミンB6およびナイアシンは十勝産ツクネイモの方が多い.ツクネイモのアミノ酸はアルギニン,グルタミン酸,アスパラギン酸の順に多く前年度と変わらないがそれぞれの含有量は前年度より少ない.ツクネイモのブドウ糖含有量はツクネイモ標準値の4倍程度あり,果糖は5倍以上多く,ショ糖は1.6倍程度多い.ツクネイモのアミロースとアミロペクチン比率は1:3で,ナガイモと同比でアミロペクチンの比率が高い.
  • 地域子育て支援資源を活用したECECへの展望
    鹿嶋 桃子
    原稿種別: 論文
    2021 年 58 巻 p. 9-24
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/06/14
    ジャーナル フリー
     本邦において社会情勢の変化を受け保育所に入所する低年齢児数が増加する一方,保育認定を受けていない低年齢児らが集団保育を受けるための機会は公に整備されていない。現在,OECD 加盟国のうち70%を超える国々でECECの政策が進められており,全ての子どもに対して低年齢のうちから保育・教育を受ける機会は保障されるが,本邦では子育て支援の範囲に留まる。そこで本研究は,北海道B市のNPOが独自事業として取り組んできた未就園児の集団保育についてインタビュー調査を行い,その現状と課題ならびに子育て支援と保育・教育を統合する可能性を考察した。インタビュー結果より,同事業が母親のリフレッシュ目的だけではなく,子どもの経験保証という目的から開始された経緯が明らかになった。また,資金・人員・後継者の不足という運営上の課題も示された。同事業を公的な子育て支援策に取り入れるための条件整備を通してNPOの運営課題を解決し,地域子育て支援資源を生かしたECEC政策を展開する可能性を考察した。
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