帯広大谷短期大学紀要
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最新号
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論文
  • 天谷 美紀, 伊藤 祐紀子
    原稿種別: 論文
    2025 年62 巻 p. 9-19
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/18
    ジャーナル フリー
    本研究では、臨地実習において2年課程看護専門学校生自身が体験したスピリチュアリティの揺らぎを明らかにした。研究参加に同意した2年課程看護専門学校生に対して、半構成型面接法でインタビューを行い、文脈に沿ってコード化し、類似性から構成内容項目を見出した。【危機】5項目、【スピリチュアルペイン】3項目、【スピリチュアルニーズ】5項目、【スピリチュアリティの覚醒】4項目、【超越的なもの】1項目、【究極的なもの】2項目であった。また新たな概念【スピリチュアリティの覚醒に影響した要因】の構成概念は1項目であった。2年課程看護専門学校生は、准看護師としての価値観を否定されたと感じることが危機となり、看護学生として尊重しほしいという思いをもつが太刀打ちできず、一旦手放すことで体験に意味を見出すというスピリチュアリティの揺らぎの特徴があった。
報告
  • 子ども・保育者・保護者の変化
    髙橋 由紀雄
    原稿種別: 報告
    2025 年62 巻 p. 21-29
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/18
    ジャーナル フリー
    本稿は、すでに述べた報告(髙橋2023)の続編である。子どもの造形表現活動について、保育施設が課題と感じていることを聞き取り、実践的な造形教室のような形で対応し解決することを試みた。そして、幼児の造形表現を専門とする者がアウトリーチ活動を継続的に行うことで、子どもに変化があることが前稿で示唆された。
    本稿では、別の保育施設での継続的なアウトリーチ活動によって、子どもの変化が確かなものかを確認しようというものである。また、前稿では、子どもと一緒に造形活動をする担任保育者の視点の変化が見られたことから、同じような視点の変化が見られるのかについても確認した。また、子どもの変化を感じているのが担任保育者以外にもいるのかを確認するために、保護者へのアンケートも実施することとした。
    結果として、子どもの表現に関する変化が有意にあることが確認され、担任保育者の視点の変化についてもアンケートから確認することができた。また、保護者の視点からも、子どもの造形表現に関する変化や、日常生活での態度の変化を感じているということが確認できた。これらの変化は非認知的能力の向上ともとれ、保育者の造形活動における専門性とも大きく関わるものと考えることができる。
  • 3・4・5歳児の異年齢クラスを対象として
    前田 恵
    原稿種別: 報告
    2025 年62 巻 p. 31-37
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/18
    ジャーナル フリー
    本論文は、保育現場でリトミック活動を継続的に行うことにより、保育や教育面でのリトミックの可能性や、実践での問題点を明らかにすることを目的とした実践報告である。対象は帯広市内2箇所の保育所、3・4・5歳の異年齢で構成される3つのクラスである。リトミック活動を継続的に行うことにより子どもにどのような変化が見られるか、保育士に5段階評価法と自由記述によるアンケート調査を行い、その結果を分析した。調査の結果から、リトミック活動を通して子どもの「表現力」や「集中力」、「コミュニケーション力」などに変化があったと保育者が感じられたことが、示された。また、子どもの様子の変化を目にするだけではなく、保育者自身がリトミックを経験することでリトミックの理解へと繋がり、日常の保育の中にリトミックを取り入れることに繋げられたと考えられる。しかし、内容の理解やピアノの即興演奏等技術面での難しさから、保育現場で保育者が取り入れ易いリトミックの検討が、今後の課題である。
  • 内海 優子, 山口 小百合, 嶋田 純, 坪井 真美, 髙川 真路美, 濱松 理絵
    原稿種別: 報告
    2025 年62 巻 p. 39-47
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/18
    ジャーナル フリー
    2023年4月、帯広大谷短期大学に3年制の看護学科(以下、本学科)が開設された。開設と同時期に、本学科の助手・助教で構成し、教員としての資質向上を目指し自己研鑽できる場として位置づけた助手・助教の会(以下、本会)を発足した。発足から14か月間の活動過程について振り返り、チームの発展段階を表すTuckmanモデルを用いて分析した。その結果、Tuckmanモデルの示すチームの発展段階に従った変化を経ていたことが明らかとなった。また、本会の活動のひとつである抄読会の実施は、相互教授法によるメンバー間のメタ認知を促進する契機となり、経験の語りによる省察的実践と結びつくことでメンバー間の成長を促す機会となった。本会が今後も継続して活動していく上で、本会の成長に応じた活動目的や目標を明確にすること、またその活動を適切に評価することの二つの課題が明らかとなった。
調査
  • 青木 謙介
    原稿種別: 調査
    2025 年62 巻 p. 49-53
    発行日: 2025/03/31
    公開日: 2025/04/18
    ジャーナル フリー
    本研究では、幼稚園における散歩活動で使用する散歩マップの作成を行い、保育者と幼児からの意見を参考に保育教材の開発を目的とした。散歩コースを時間・距離別に3コース作成して、幼児が自然を楽しみながら歩くことができるように検討した。作成した散歩マップをO幼稚園の園内に掲示して、3か月後に保育者13名を対象にアンケート調査を行った。散歩マップを利用した保育者は23%であった。掲示した時期が行事の多い時期と重なったり、行きたい公園が地図にないために使いにくいとの意見があった。保育者が目的やねらいをもって行う散歩活動を通じて、子どもがたくさんの気づきや創造的な活動に発展する散歩にできるようなコース作りと教材作成が必要と考えられる。園の子どもたちの身体活動量に合わせたコースの選定、散歩マップを利用した安全教育の検討、幼児の興味関心が引き出されるようなコース作りと地図を作成することにより、より保育現場で活用できる教材になることが示唆された。
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