耳鼻咽喉科展望
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33 巻 , 4 号
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  • 木村 恭之, 三輪 高喜, 土定 建夫, 坂下 英雄, 古川 仭, 梅田 良三
    1990 年 33 巻 4 号 p. 297-302
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    最近, チミジンのアナログのBrdUを複製途中のDNAに取り込ませてその局仕を符異附なモノクローナル抗体で調べる非放射性の免疫組織化学的手法が開発されている。この研究ではマウスの舌上皮の細胞標識率と細胞動態をこの方法で観察した。
    結果は次の通りである。
    1.パーセント標識率は次の方法で表した。取り込みのみられる細胞の数を基底細胞の数で除した。平均の標識率は9.1±2.8%であった。
    2.BrdU注入2日後には標識部分が基底層から有棘層へ移動している様子が鮮明に観察された。
    3.この方法はマウス舌上皮の細胞動態の定量的解析に容易でかつ有用な方法と考えられた。
  • 白幡 雄一, 大西 俊郎, 橘 敏郎, 馬場 千恵子
    1990 年 33 巻 4 号 p. 303-310
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    Evansの診断基準に照らし, 伝染性単核症 (infectious mononucleosis, IM) 36例の臨床像をレトロスペクチブに検討した。IMの診断は最終的にはEBウイルス特異抗体の検索が決定打となる。自験例で抗体の検索を行った33例中, IM研究班の定める血清学的診断基準を満たしたものは21例であった。
    主要症状は発熱97%, リンパ節腫大86%, 扁桃・咽頭炎75%, 肝・脾腫大63%, 発疹38%の順に認められた。また, これらの主徴に加え, 末梢血リンパ球の増加49%(異型リンパ球の出現・平均10.5%) や, 高率に肝機能障害が認められた。
    IMはキス病と言われるように唾液を介して感染することが伺えるので, 今後文化風俗が開けていくにつれ将来に向けて増加が予想される。また, 続発性や原発性免疫不全にもEBウィルスの感染が増えることが予想される。EBウイルス感染症としてのIMの把握の意義が将来更に深まるであろうことが考えられる。
  • 脊髄小脳変性症例において
    吉本 裕
    1990 年 33 巻 4 号 p. 311-316
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    タバコ喫煙後に平衡障害の悪化を訴える脊髄小脳変性症例 (50歳, 男性) について報告した。この症例においては喫煙後から自覚的なふらつき感の増悪とともに, 他覚的にも重心動揺記録, 視運動性眼振検査所見の増悪現象がみられ, その現象は約15~20分持続した。本症例を通じて平衡機能に対して喫煙が他覚的にも悪影響を与える症例が存在することを証明し得た。
  • 池田 元久, 渡辺 動, 武藤 二郎
    1990 年 33 巻 4 号 p. 317-325
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    9例の迷路梅毒症例を1年から5年半に亘って経過観察した。全症例が両側の難聴・耳鳴を訴え, 7症例が反復するめまい発作を伴った。全症例が血管拡張剤と, 副腎皮質ホルモンで治療された。4耳 (3例) において, 難聴は進行し, 又4耳 (3例) において, 温度刺激検査の結果が悪化した。この結果は従来報告された他の治療法による症例とほぼ同様の結果であった。
  • 1990 年 33 巻 4 号 p. 327-350
    発行日: 1990/08/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
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