耳鼻咽喉科展望
Online ISSN : 1883-6429
Print ISSN : 0386-9687
ISSN-L : 0386-9687
35 巻 , Supplement1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 山崎 勤, 林 光夫
    1992 年 35 巻 Supplement1 号 p. 1-5
    発行日: 1992/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    肩こりは頸性めまいの原因となり, 又逆に内耳前庭系への悪影響もあると考えられている。例えば, メニエール病ではめまい発作の引き金となり, 難聴, 耳鳴の悪化, 長期化に関連していると考えられる。実際, メニエール病に関してはめまい発作消失後長期にわたって肩こりが持続する例がしばしばみられる。
    今回われわれは, 厚生省メニエール病診断基準によって診断された47例のメニエール病患者を中心にメニエール病に伴う頸肩部の肩こりに対するノイロトロピン錠の臨床効果を検討した。その結果, 解析対象症例70例で全般改善度は, 著明改善と改善例の合計で29例 (41.4%) であり, 極めて良好な結果が得られた。更に有用度についても同様な結果が得られた。
    従って, ノイロトロピン錠はこのような肩こりの改善に大いに効果が期待出来る有用な薬剤であることが実証された。
  • 菊屋 義則, 原田 康未, 渡部 雄一, 宮脇 浩紀, 津田 哲也, 竹野 幸夫, 日下 和彦
    1992 年 35 巻 Supplement1 号 p. 7-12
    発行日: 1992/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    我々耳鼻咽喉科医にとって小児副鼻腔炎は重要な疾患である。副鼻腔炎に対して抗アレルギー剤のTranilastが有効であるという最近の知見より, X線非改善例にTranilastを投与して, 著効22.2%, 有効33.3%, やや有効27.8%という結果を得た。副鼻腔炎の治療終了の際にはX線所見が正常化することが重要であり, そのためにもTranilastは一度使用してみる価値のある薬剤と思われた。
  • 長期投与による有効性, 安全性の検討
    奥田 稔, 戸川 清, 安藤 英樹, 小池 吉郎, 深瀬 滋, 大谷 巌, 村上 正文, 亀井 民雄, 小倉 弘之, 今村 純子, 岡本 途 ...
    1992 年 35 巻 Supplement1 号 p. 13-26
    発行日: 1992/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    通年性アレルギー性鼻炎に対するLoratadineの長期投与時の有効性, 安全性を検討するため, 53例の患者を対象に本剤10mgを1日1回9週間投与し, 以下の結果を得た。
    1) 9週以上投与された症例での全般改善度は中等度改善以上69.0%であり, 鼻症状, 鼻鏡所見についても経時的な改善が認められた。
    2) 副作用のうち, 眠気の発現頻度は11.3%であり, いずれも軽度であった。臨床検査値異常項目についても特記すべきものはなかった。
    以上よりLoratadineは, 通年性アレルギー性鼻炎の長期治療に極めて有用な薬剤であると考えられる。
  • 洲崎 春海, 野村 恭也, 水野 正浩, 井上 憲文, 矢野 純, 市村 恵一, 丹生 健一, 伊藤 修, 塩野 博巳, 山口 宏也, 宮川 ...
    1992 年 35 巻 Supplement1 号 p. 27-36
    発行日: 1992/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    通年性アレルギー性鼻炎患者59例に対してオキサトミド (セルテクト ®) の臨床的有用性を, 多施設で検討した。自覚症状の改善率は投与期間が長くなるほど高くなる傾向がみられた。全般改善度は中等度改善以上が62.7%, 軽度改善以上は91.5%であった。また, 安全性を加味した有用度は有用以上が64.4%, やや有用以上が89.8%であった。副作用は59例中7例 (11.9%) にみられたが, 主たる副作用は眠気であった。以上の結果より本剤は通年性アレルギー性鼻炎の治療剤として有用と考えられた。
  • 荻野 敏, 酒井 國男, 大川 内一郎, 若杉 一夫, 大矢 良人, 雑賀 宏, 菊守 寛
    1992 年 35 巻 Supplement1 号 p. 37-48
    発行日: 1992/02/15
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    dl-マレイン酸クロルフェニラミン0.5%, 塩化ベンゼトニウム0.02%, 塩酸テトラヒドロゾリン1.0%を含有し, 定量ポンプ式スプレーの型体をとる薬局向け一般用外用点鼻薬 (ALS) のアレルギー性鼻炎に対する効果を検討した。多くの例で3日以内に効果が認められ, また効果持続時間は2-3時間であった。いずれの症状にも十分な効果がみられ, 中等度以上の全般改善度は56.5%, 軽度改善以上では74.9%であった。2例に軽度の鼻の刺激感, 痛みがみられたが, 投与中止によりただちに症状は消失した。以上よりALSは, スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎の鼻症状の改善に有用な薬剤になると思われた。
feedback
Top