耳鼻咽喉科展望
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49 巻 , 2 号
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  • 腫瘍性病変 (III)
    西山 茂夫
    2006 年 49 巻 2 号 p. 54-55
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 福田 宏之
    2006 年 49 巻 2 号 p. 56-62
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    For the laryngomicrosurgery, many kinds of surgical instruments are used. The instruments frequently employed are forceps, knives, scissors and so on. We emphasize that polyps or nodules must be resected with smaller numbers of surgical manipulations, as simple as possible. For that purpose, we recommend forceps specially designed. One arm of the forceps is straight and fixed, the other can be opened laterally. The vocal fold is pushed down with the straight arm and the vocal fold is reversed upward. Consequently, the polyp or nodule can be observed as a whole.
    In this paper, the technique for resection of cysts is mainly demonstrated. They say that the cyst should be removed as a whole. We recommend that the cyst could be removed with newly designed forceps even before complete tearing from the vocal fold. Even if the cyst wall is partially remained, the forceps accomplish good job for resection of remaining wall.
  • 三谷 浩樹, 米川 博之, 鎌田 信悦
    2006 年 49 巻 2 号 p. 63-70
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    下歯肉癌進行症例の根治的治療では下顎区域切除と同時に広範囲軟部組織切除をともなうことから, 切除後の硬性再建は頭頸部再建手術の中でも比較的難度の高い手術である。局所手術合併症の一つである痩孔が生じると移植骨・プレートが唾液に汚染されることになり, 炎症による周囲組織の血行不良など複合的要因により創傷治癒機転が阻害され, 結果として感染が遷延しやすい。本稿では過去19年間に施行した下顎硬性再建例の再建材料別, 術前照射量別の合併症発生頻度ならびに手術手技を提示し, 下歯肉癌切除後の硬性再建に必要と思われる手技・注意点および合併症発生時の処置法について考察した。
  • 「扁桃腫瘤状肥大症」の提唱
    榎本 仁司
    2006 年 49 巻 2 号 p. 71-75
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    扁桃の特殊な肥大 (症) である扁桃異型肥大 (症) は, これまでに乳頭状肥大 (症) と振子状肥大 (症) (振子様扁桃) の2系統が報告されている。これらは肉眼的形状においては通常の扁桃に比し極めて異型であるが, 組織学的には両者とも通常の扁桃組織と同一であるという特徴がある。今回, 私はその形状がこの2系統とは全く異なる扁桃異型肥大症と判断できる症例を経験した。咽頭扁桃, 口蓋扁桃, 舌扁桃それぞれに見られた3例で, 咽頭扁桃と舌扁桃の症例では扁桃の一部が, 口蓋扁桃の症例では片側扁桃全体が腫瘤状に大きく隆起する。しかし乳頭状変化も有茎構造も示さず, そして組織学的にはやはり通常の扁桃組織と同一であった。この病態に対してその形状に因んで扁桃腫瘤状肥大症 (tumorous hypertrophy of thetonsil) なる称呼を提唱した。
  • 大木 幹文, 川野 まどか, 大越 俊夫
    2006 年 49 巻 2 号 p. 76-80
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    鼻粘膜の生理的変動の一つにNasal Cycleがある。鼻アレルギー治療による鼻閉の改善は, 客観的評価と自覚症状と必ずしも相関が認められないという報告がある。その原因の一つとしてNasal Cycleの影響が考えられる。今回, 花粉症患者のNasal Cycleの変化を近年開発された携帯型呼吸流量観察装置を用いて抗ヒスタミン薬治療前後で比較検討した。花粉非飛散期および本格的飛散期に, 左右別の呼吸流量の変化を12時間連続的に測定した。さらに経口抗ヒスタミン薬を2週間投与後, 同様の検討を行った。Nasal Cycleが観測された症例は7名中6名であった。本格的飛散期のサイクル数は有意に増加した。左右呼気流量の変化量を比較すると, 花粉飛散期に鼻粘膜がダイナミックに変化することがわかった。抗ヒスタミン薬投与により鼻腔開存性の改善は認められなかったが, Nasal Cycleのパターンは非飛散期とほぼ同様になった。これらの作用機序は末梢からの情報なのか中枢の直接的な薬理作用なのか未だ不明な点が多いが, 鼻閉感の改善となんらかの関連があるように思われる。Nasal Cycleの観察は鼻アレルギーの病態解明に有益と考えられた。
  • 濱 孝憲, 波多野 篤, 山崎 ももこ, 吉村 剛, 近澤 仁志
    2006 年 49 巻 2 号 p. 81-85
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    頭頸部癌の遠隔転移部位としては, 肺, 骨, 肝臓などが多く, 筋肉転移をきたすことは稀である。今回, 上歯肉癌手術後, 下腿腓腹筋に腫瘤形成を認め, 筋肉転移と診断された症例を経験したので文献的考察とともに報告する。症例は, 63歳, 男性で, 上歯肉扁平上皮癌に対して術前照射後手術を施行した。術後後発頸部リンパ節転移を認め頸部郭清術の後に化学療法を施行したが, 原発巣治療開始より12カ月後に下腿腓腹筋に腫瘤が出現した。下腿腫瘤の病理組織検査にて扁平上皮癌を認め, 原発巣と同様の組織型を示すことより筋肉転移と診断し, 転移巣に対して放射線治療を行った。その後肺および骨転移巣が出現したため放射線治療と化学療法を追加したが, 筋肉転移判明8カ月後に死亡した。筋肉転移は, 主として血行性経路によるものと考えられており, 同時に他の遠隔転移を認めることが多いため治療は対症療法にとどまることが多く予後は不良である。頭頸部癌治療において筋肉軟部組織の部位に腫瘤を認めた場合は, 稀ではあるが筋肉転移を考慮した診断および治療を行うことが必要である。
  • 尾尻 博也
    2006 年 49 巻 2 号 p. 86-89
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 「塩酸セビメリン水和物」
    北村 正樹
    2006 年 49 巻 2 号 p. 90-93
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 吉村 剛, 石井 彩子, 宇井 直也, 大森 剛哉, 野原 修, 永倉 仁史, 今井 透, 遠藤 朝彦
    2006 年 49 巻 2 号 p. 94-105
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    2005年のスギ花粉症シーズンに, 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科およびその関連施設を受診したスギ花粉症患者266例を解析対象に, ベシル酸ベポタスチンの初期療法の効果を評価するために, 奥田らにより発表されたJRQLQ (Japan Rhinoconjunctivitis Quality of Life Questionaire) 調査票を用い検討した。2005年はスギ, ヒノキ花粉ともに過去最高の記録的な大量飛散のシーズンとなった。本格飛散を迎えた3月以降, 急激に症状ならびにQOLの悪化を認めた。飛散前投与群と飛散後投与群の比較では, 飛散初期の3月10日前後の症状ならびにQOLスコアは飛散前投与群が飛散後投与群と比べて低く, ベシル酸ベポタスチンの初期療法による重症化の抑制効果が認められた。一方, 飛散後期の4月10日前後の症状, QOLスコアでは両群間に差は認められなかった。また飛散初期では, スギ花粉の飛散開始1週間前からの内服でも飛散後投与群と比べ, 有意に眼鼻の総合の症状が抑制されていた。花粉の大量飛散年においても, 症状ならびにQOLの改善面で花粉症初期療法の効果が確認された
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