耳鼻咽喉科展望
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50 巻, 6 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 腫瘍性及び類似疾患 (I)
    西山 茂夫
    2007 年 50 巻 6 号 p. 394-395
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 増山 敬祐
    2007 年 50 巻 6 号 p. 396-403
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 飯村 慈朗, 蒲 伸泰, 平林 秀樹, 春名 眞一
    2007 年 50 巻 6 号 p. 404-409
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    後部副鼻腔 (後篩骨洞と蝶形骨洞) 嚢胞による視器障害を起こし, 緊急手術を施行した6症例について報告した。症例1~3は視力障害を起こしており, 症例4~6は視力障害を伴わず視器障害は外眼筋麻痺のみであった。視力障害を起こした3症例のうち, 発症から手術までの期間 (罹患期間) が24時問以内であった1症例の視力は完治した。しかし, 罹患期間1ヵ月以上であった他2症例の視力は軽度改善するも完治とはならなかった。そして外眼筋麻痺のみを起こした3症例は罹患期間にかかわらずすべて完治した。
    今回われわれは, 後部副鼻腔嚢胞による視器障害の予後・緊急性の有無について検討をし, 視神経障害と比較して外眼筋麻痺のみの障害の場合は緊急性が低いと考えた。
  • 小島 敬史, 大久保 啓介, 大塚 邦憲, 新鍋 晶浩
    2007 年 50 巻 6 号 p. 410-415
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    大脳の広汎な器質的障害による核上性声帯麻痺と診断した3症例の声帯の観察, 記録を行った。検討の結果, 興味深い共通点がみられた。1) 両側声帯は正中位である。2) 呼気時には声帯は弛緩している。3) 吸気時に声帯の緊張が見られ, 著明な喘鳴を聴取する。4) 咳嗽時や喉頭の刺激により声帯・仮声帯の運動が観察される。本疾患が疑われた場合, 早期に気管切開などの気道確保が必要と考えられた。
  • 露無 松里, 森 恵莉, 高柳 博久, 米本 友明
    2007 年 50 巻 6 号 p. 416-419
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    小児の食道異物は日常診療でしばしば遭遇するが, X線撮影で診断可能なもの, 診断が難しいものがある。今回はその両方が重複した異物症例を経験したので, 反省点も含めて報告する。
    症例は3歳の男児で, 当初五円硬貨または五十円硬貨の食道異物が疑われたが, 実際は五円硬貨と一円硬貨が重複して存在していた。アルミニウムは他の金属に比しX線吸収係数が小さいため, 異物となった場合, 単純X線検査でしばしば見落とされやすいため注意が必要である。また, 食道異物の症例においては, 常に複数個の異物が重複して存在する可能性を念頭に置くべきであると考える。
  • 大野 雅昭, 橋本 茂久, 野村 智幸, 花澤 秀行, 高橋 姿
    2007 年 50 巻 6 号 p. 420-424
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    左鼻腔より発生したグロムス腫瘍症例を経験したので報告する。症例は58歳男性で, 反復する鼻出血を主訴に当科を受診, 左鼻腔および上咽頭を占拠する易出血性の腫瘤を認めた。CT, MRI検査および血管造影検査を行い, 腫瘍への栄養血管に対し選択的血管塞栓術を施行した。血管塞栓術により著明に縮小した腫瘍は, 内視鏡下鼻内手術により摘出可能で, 出血量もごく少量であった。病理診断はグロムス腫瘍であった。現在再発の兆候もなく, 現在外来にて経過観察中である。
  • 高野 信也, 森川 敬之
    2007 年 50 巻 6 号 p. 425-429
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    咽後膿瘍を疑った巨大なTornwaldt病の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告した。
    症例は3歳の男児である。2007年1月終わり頃から38~39℃台の発熱および咳を訴えて近医小児科でクラリスロマイシン (CAM) を処方され通院していたが, 症状は改善せず2007年2月3日に当院小児科を紹介され初診した。外来にて抗菌薬を処方し経過観察をしていたが解熱せず, また左咽頭後壁の腫脹が出現したため2月7日当院小児科に入院となった。
    2月8日に頸部CTを行い, 左上咽頭から中咽頭に内腔にlow density area を含む膿瘍と思われる所見を認めた。咽後膿瘍を強く疑い2007年2月9日に全身麻酔下に切開排膿術を施行した。
    細菌学的検査ではS. aureus (MRSA) およびα-hemolyttic streptcocci が検出された。術後使用していたクリンダマイシン (CLDM) 1200 mg/日およびメロペネム (MEPM) 1g/日をバンコマイシン (VCM) 1g/日およびゲンタマイシン (GM) 15mg/日に変更した。しかし, 白血球数が増加したため2月15日再度CT検査を施行した。前回と同様に膿瘍を形成しており, 再度2月16日に全身麻酔下にて肥厚した嚢胞壁外で電気メスを使用し全摘出した。上咽頭は両前鼻孔から中咽頭にネラトンカテーテルを通して引っ張りながら上咽頭を明視下にして摘出した。その後再発もなく5月8日で終診とした。
    この症例では, CTで巨大な膿瘍を形成しているにもかかわらず呼吸困難等の咽後膿瘍に特有な症状を認めなかった。咽後膿瘍よりもTomwaldt病のような嚢胞性疾患に炎症が加わったものと考えられた。
  • 尾尻 博也
    2007 年 50 巻 6 号 p. 430-431
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
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  • 選択的アルドステロンブロッカー
    北村 正樹
    2007 年 50 巻 6 号 p. 432-434
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 2007 年 50 巻 6 号 p. 435-439
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 平井 良治, 山内 由紀, 久松 建一, 牧山 清, 小山 英明, 木島 太郎, 村田 かおる
    2007 年 50 巻 6 号 p. 440-444
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    プランルカストをスギ花粉飛散前から投与した群と, 花粉飛散が開始した後から投与した群でその効果をretrospectiveに比較し, プランルカストの季節前投与開始の有用性を2季節で検討を試みた。また, 同時期にプランルカストを投与せず塩酸フェキソフェナジンで治療した群との比較も行った。飛散前投与開始群は飛散開始後投与開始群に比べて統計学的有意差はないものの, くしゃみ, 鼻汁, 鼻閉, 下鼻甲介粘膜腫脹, symptom medication score (SMS) のスコアがいずれも低かった。特に花粉飛散開始初期において, 飛散前投与開始群は飛散開始後投与開始群に比べ自覚症状および下鼻甲介粘膜腫脹が抑制されていた。プランルカスト投与群は抗ヒスタミン薬投与群に比べて花粉飛散ピークを含む飛散中期における下鼻甲介粘膜腫脹が有意に抑制され (p<0.05), 飛散後期におけるsymtom medication scoreも有意に低値を示した (p<0.05) 。
  • 2007 年 50 巻 6 号 p. e1
    発行日: 2007年
    公開日: 2011/03/18
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