耳鼻咽喉科展望
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50 巻 , 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 炎症性疾患 (VI)
    西山 茂夫
    2007 年 50 巻 4 号 p. 206-207
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 田渕 経司, 原 晃
    2007 年 50 巻 4 号 p. 208-213
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    蝸牛での虚血再灌流は一連の蝸牛障害を来たす。内耳虚血再灌流障害のメカニズムに関し, 虚血時と再灌流時の障害に分けて考察を加えた。虚血時には酸素欠乏, ATP欠乏により蝸牛障害が誘発される。いずれの蝸牛の細胞も障害され得るが, 求心性神経障害においては神経伝達物質であるグルタミン酸による神経興奮毒性が強く影響している。フリーラジカルは虚血時にも産生されるが, 特に再灌流による再酸素化は蝸牛でのフリーラジカルの産生を促進し, 外有毛細胞を中心とする再灌流障害を惹起する。今後, 更なる障害メカニズムの究明, また, 障害機序に即した治療法の開発が重要である。
  • 佐藤 公則
    2007 年 50 巻 4 号 p. 214-221
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    歯性上顎洞炎の診断では原因歯と上顎洞の病態を正確に診断する必要がある。Conebeam CTによる歯性上顎洞炎診断の有用性を検討した。対象はConebeam CTで歯性上顎洞炎の診断を行った21例である。年齢は23~71歳 (47±12歳), 男性が9例, 女性が12例である。
    1) 原因歯は根尖病巣を伴った根管処置歯 (歯科処置後の歯), 上顎第1大臼歯が最も多かった。誘因としては感冒罹患が最も多く, 次いで歯科処置であった。2) 等方性 (Isotropic) Voxelによる高い空間分解能とそのボリュームデータを用いたMPR (Multi Planar Reconstruction) などの任意の断面の2次元再構成画像, Volume Renderingなどの3次元画像により, 原因歯と上顎洞の関係が詳細に観察.計測でき, 歯性上顎洞炎の正確な病態の把握が可能であった。3) 歯根部と上顎骨, 上顎洞底の病変が明瞭に診断できるだけではなく, 原因歯の各根の歯根膜腔, 歯槽硬線, 歯髄腔, 根管, あるいは根管処置の状態, 根尖性歯周炎, 歯槽骨炎などの根尖病巣, 辺縁性歯周炎が診断でき, 歯性上顎洞炎の診断に有用であった。4) メタルアーチファクトが少なく, 冠装着により歯冠修復された歯科処置後の歯と歯周組織の診断にも有用であった。
  • 永野 広海, 吉福 孝介, 黒野 祐一
    2007 年 50 巻 4 号 p. 222-229
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/08/16
    ジャーナル フリー
    耳鼻咽喉科領域での結核感染は, 結核性頸部リンパ節炎が最も多く, 咽頭結核, 喉頭結核例も散見され, 決して稀な感染症ではない。しかし確定診断に難渋し, 症状が悪化することも少なくない。
    今回我々は結核性頸部リンパ節炎の3例を経験した。症例は54歳女性, 60歳女性, 44歳女性であった。3例すべてでツベルクリン反応が強陽性となったことと, 2例は自潰した排膿液からの培養検査から結核菌が検出され, 2例は病理組織学的検査より結核性頸部リンパ節炎と確定診断に至った。外科的に感染巣の切除と抗結核薬による治療で軽快した。
  • 中山 次久, 小森 学, 高柳 博久, 米本 友明
    2007 年 50 巻 4 号 p. 230-235
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    眼窩底骨折整復術後20年を経て, 補填したプレートが感染源もしくは増悪因子と考えられた眼窩骨膜下膿瘍の1症例を経験したので報告する。
    症例は37歳男性。20年前に右眼窩底骨折に対して経下眼瞼法で整復術を施行しており, 人工材料のプレートが補填されていた。鼻汁, 右眼瞼・頬部の腫脹, 複視を主訴に当科を初診した。CT上右節骨洞.上顎洞・前頭洞と眼窩骨膜下に陰影を認め, プレートが感染の原因.増悪因子となっている可能性が考えられた。即日内視鏡下鼻内手術を施行し副鼻腔を開放するとともに, プレートを抜去し抗生物質とステロイドの点滴を行うことにより著明な改善を認めた。眼窩底骨折整復術後にプレートを挿入した場合, 長期にわたり様々な合併症をきたすことがあり注意が必要である。
  • 吉福 孝介, 永野 広海, 黒野 祐一
    2007 年 50 巻 4 号 p. 236-243
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    眼窩蜂窩織炎, 眼窩骨膜下膿瘍を発症した1症例を経験したので報告する。症例は, 15歳女性で, 2007年2月9日, 近医眼科を受診し, 鼻性眼窩蜂窩織炎が疑われ, 当科紹介受診となった。左眼窩周囲に発赤を認め, 眼球運動は上方視が制限されており, 中鼻道から膿性鼻漏流出を認めた。CT所見にて, 急性副鼻腔炎による眼窩蜂窩織炎と診断し, 同日, 全身麻酔下に左内視鏡下鼻内副鼻腔手術を施行した。術翌日からは, 眼症状の改善傾向を認めたが, 術後5日目に, 眼窩周囲の痛みが再燃し, 血液 (生化学) 検査上, 炎症反応を認めた。このため, 緊急CTおよびMRIを施行したところ, 眼窩骨膜下膿瘍を認めた。同日, 全身麻酔下に, 左内視鏡下鼻内副鼻腔手術および鼻外切開術排膿ドレナージを施行した。術翌日からは眼窩周囲の痛み, 複視が改善し, 2月26日退院となった。鼻性眼窩内合併症は, 視機能の保存, 改善を得るために早期診断, 加療を施行することが重要である。
  • 藤田 芳史, 井上 真規, 中川 千尋, 佃 守
    2007 年 50 巻 4 号 p. 244-248
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    真珠腫性中耳炎や聴神経腫瘍は臨床上しばしば遭遇する疾患であるが, 両方を合併する症例は稀である。今回我々は同側に真珠腫性中耳炎と聴神経腫瘍を合併した症例を経験した。本症例は66歳男性で, 耳漏を主訴に受診し, 真珠腫性中耳炎の診断で鼓室形成術を施行した。しかし, 術後同側の聴力が徐々に低下した。頭蓋内病変を疑いMRIを施行したところ, 聴神経腫瘍が見つかり, 腫瘍摘出術が施行された。その後ともに再発は認めていない。また本症例は, 馬尾神経鞘腫の既往があり, 鑑別診断として神経線維腫症2型が考えられた。
  • 菊池 哲, 日暮 尚樹, 宮崎 総一郎
    2007 年 50 巻 4 号 p. 249-255
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) における歯科の役割は, 主に3つある。1.頭蓋顔面の骨格諺断, 2.口腔内装置によるOSAS治療, 3.頭蓋顔面の骨格の異常予防である。頭蓋顔面の骨格診断をするのに私たちはcephalometrics, CT, MRIを使い, 口腔内装置によってOSAS患者を治療する。利たちはOSAS患者の気道を矯正歯科治療により大きくすることができ, 耳鼻科医は扁桃腺とアデノイトを取り除くことによって患者の気道を開放することができる。患者の気道を開放することによって, 居者の下顎骨を自然に成長することができて, 気道をより大きくすることができる。そのことにより将来患者は閉塞性睡眠時無呼吸症候群となることを予防することができる。
  • 尾尻 博也
    2007 年 50 巻 4 号 p. 256-259
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 北村 正樹
    2007 年 50 巻 4 号 p. 260-263
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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