巻号一覧
58 巻, 3 号
選択された号の論文の17件中1～17を表示しています
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和田 八三久1989 年 58 巻 3 号 p. 351
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
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高木 堅志郎1989 年 58 巻 3 号 p. 352-365
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー材料や物性の研究を目的とする超音波スペクトロスコピーにっいて,最近の話題を中心として,総合的に解説する.液体や固体媒質中を伝搬する超音波の音速と吸収を,広い周波数域で測る技術を,連続波法,パルス法,光散乱法に分けて紹介する.また,これらすべでの測定に共通な,波動としての超音波がもつ基本的な問題点,すなわち時間減衰と空間減衰,二っの位相速度,群速度と位相速度などについて著者の考えを説明する.最後に,超音波スペクトロスコピーの物性研究への応用例として,液体分子の振動と超音波緩私,たんぱく質水溶液の広帯域吸収スペクトル, GeO2ガラスの構造緩和などの研究を取り上げ,簡単に解説する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2295K) -
若槻 雅男1989 年 58 巻 3 号 p. 366-374
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーダイヤモンド単結晶の育成は,ダイヤモンドが熱力学安定相となる高圧下で,かつ金属融剤を用いた,高温溶液からの結晶成長として実現されている.小さな晶出駆動力を長時間維持するために,反応室内の温度差によって溶解炭素を輸送する方法を用い,最大2gの高品位単結晶が得られている.成長速度や成長結晶の性状は拡散による輸送過程に支院され,拡散場の性絡によって晶出反応の特徴を説明できる.今後は成長の微複的な機構の理解,高圧技術の向上と新しいプロセスの展開などが望まれる.低圧気相合成法に関しては,成長単位の,成長表面への着脱の可逆性と,裏面での移動度の見極めが重要と思われる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2771K) -
橋本 寿正1989 年 58 巻 3 号 p. 375-382
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー熱刺激電流法は,半導体や誘電体のトラップ準位研究に応用される方法であるが,高分子材料を対象とした場合,双極子脱分極や脱トラップが,各高分子に祷有の分子運動と密接に関係しており,熱分析法の一種として,独特の地位を築いている.ここでは,測定・解析の基礎と,最近の応用例を紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (622K) -
増田 閃一, 鷲津 正夫1989 年 58 巻 3 号 p. 383-390
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーバイオテクノロジーの重要な単位操作の一つである細胞のハンドリングを静電界を用いて案現するためのさまざまな技術について概説した.まず,細胞の分離・選別を行う手段として,気相中での電界を利用するセルソーターの原理に触れ,次に,これを液相中で行う細胞電気泳動・誘電泳動についてその原理と応用例を解説した.さらに,電界により細胞に加工を加える細胞融合およびエレクトロポレーションについて述べた.また,微細加工技術と電気力学的細胞操作技術の組み合わせにより細胞の個別的取り扱いを実現する新技術「流体集積回路」について紙面をさき,その概要と応用例を解説した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1962K) -
岡田 正和, 井上 貴仁, 八瀬 清志1989 年 58 巻 3 号 p. 391-395
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーアラキン酸カドミウムを中心として,真空蒸着法とLB法を用いて超薄膜の作製を行い,それぞれの膜の結晶性および膜中の分子配向について,透過型電子顕微鏡(高分解能観察法および暗視野観察法)と走査型電子顕微鏡によって評価した.その結果,蒸着膜においては,基板表面に平行または垂直な高分子配向を有する結晶性薄膜が得られており,分子間隔に対応した格子縞の直接結像に成功した.一方, LB膜においては,数百nmの微結晶の集合体であること,また機能性色素外子との混合膜では,数μmの大きさを有する色素分子の結晶が析出していることが観察された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2015K) -
山北 隆征1989 年 58 巻 3 号 p. 396-400
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー近年,高分子科学の分野において高分子材料安定化のための毛ルホロジー設計の方法が研究されるようになってきたが,電気絶縁の分野においても高分子は主要な絶縁材料であり,絶縁性能向上のため,モルホ償ジーと絶縁破壊との関係が注目されている.本稿では,顕微鏡で観察可能なラメラや球晶などの高次構造と絶縁破壊との関係についての,内外の研究動向について紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2532K) -
伊達 宗宏1989 年 58 巻 3 号 p. 401-405
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー強誘電性高分子を用いた光メモリーの動作原理,基本的特性について紹介する.本メモリーは書き込みの確認が可能,また,電圧の制御のみでオーバーライトが可能という特徴をもっている.さらに強誘電体のもつ圧電性,焦電性と組み合わせたプログラマプルな表面波フィルター,超音波ホログラムの再生など,光磁気メモリーではできない応用についても紹合する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (989K) -
大崎 茂芳1989 年 58 巻 3 号 p. 406-410
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリークモのけん引糸を開発した自動糸巻き器により採取し,その光学的性質を, 400～700nmの波長域で調べた.メスのジョロウグモのけん引糸は,夏には全波長領域にわたって均一な反射を示すが,秋には450nm付近の反射強度の低下を示すこと,すなわち自色から黄色へ色変化すること見いだした.この黄変の理由として,昆虫捕獲用と外敵防衛用の機能としての保護色化の可能性が考えられる.また,赤外線二色性から,たんぱく質分子鎖はけん引糸の方向に配向していることがわかり,この配向性が強さの秘けつと思われる.けん引糸の荷重一伸長曲線は完全破師に至る前に.段階的な荷重の低下を示すこ'とから,何本かの繊維からなるけん引糸は,たとえ一本の繊維が切れても,命綱としての役割を果たすことが示唆される.けん引糸は. 100km程度は垂らせる.こうした糸の物理・化学的な特性を明らかにすることが,巧妙で不思議なクモの生態を解き明かす手がかりになるであろう.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1474K) -
山城 知信1989 年 58 巻 3 号 p. 411-414
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー高足ガニの足の甲皮の圧電性を研究した.甲皮を氷酢酸に浸すと,五つの層に分離することができ,そのうちの3層について,面内のずれによる(シェアー型)圧電性が認められた.これらの層は,ほぼ単一の分子配向をもった層の積み重ねである.これに対して,カニの甲羅の部分では,シェアー型の圧電性は見いだされなかった.これらの研究の経緯を紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (285K) -
鉄谷 信二, 星野 坦之1989 年 58 巻 3 号 p. 415-419
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー絶縁体の帯電・除電の制御は,静電気技術の重要なテーマである.われわれは,新たな帯電手段として導電性粒子摩擦荷電法を提案し,その荷電法を用いた感光体・絶縁体の帯電現象に関して研究を進めている.その帯電機構については,粒子と感光体または絶縁体との摩擦で電荷が注入され,その電荷が表面近傍のトラップに捕獲されて,帯電電位を生じることがわかった.さらに,この導電性粒子摩擦荷電法を応用した新しい電子写真記録の検討も進めている.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1247K) -
山口 喬1989 年 58 巻 3 号 p. 420-427
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリー山登りやドライブをするときに地図が必要であるように,材料とつき合うときには,そのための案内図がいる.これが平衡状態図である.この講座は,利用する立場から平衡状態図を理解することを目的としている.次にあげる項目について4回にわたって説明する. (1) 状態図とは何か, (2) 状態図からどんな情報がわかるか, (3) 状態図をどう読むか, (4) 状態図を決める要因は何か, (5) 状態図は何に使えるか, (6) 状態図をどのようにして作るか,どこから探し出すか,どのようにして推定するか.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (690K) -
土田 良彦, 八木 健彦1989 年 58 巻 3 号 p. 439-440
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (240K) -
澤岡 昭1989 年 58 巻 3 号 p. 441-442
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
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遠藤 将一1989 年 58 巻 3 号 p. 443-444
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
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中山 博史, 小野田 光宣, 黒田 繁寿, 天川 清士1989 年 58 巻 3 号 p. 445-451
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーThe corona and breakdown characteristics of pure N2 and mixture (SF6/N2), in high-field needle-to-plane gaps with short gap length, were examined under positive polarity with various wave fronts of microseconds. Although a small addition of SF6 gas to N2 gas showed a slight increase in the corona onset voltage, the breakdown voltage was extremely high compared with that of pure N2 gas. The breakdown voltage increased on increasing the wave fronts in the region of μs and reduced on further increase of wave fronts. In order to make clear the mechanism of the corona initiated breakdown, the corona properties under various pulse waveforms were observed with an optical technique such as an image intensifier tube. In the high nonuniform field under the pulse voltage of μs region, it was found that corona stabilization is enhanced effectively by a small addition of SF6 gas to N2 gas and' that the development of the corona is dependent on the wavefront time of the pulse voltage.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1730K) -
原 絢子1989 年 58 巻 3 号 p. 452-456
発行日: 1989/03/10
公開日: 2009/02/09
ジャーナル フリーIt cannot be said that the unsteady flow of non-Newtonian fluid in a pipe has been sufficiently studied. This paper describes the results of the comparison between the analytical calculations and experimental observations of the pendulation of a pseudo-plastic fluid column in an open vertical U-tube. The method is to estimate the values of the coefficient K and index n of the pseudo-plastic flow equation of Ostwald de Waeles model. It is found that the parameters K and n can be estimated with an accuracy of 1% and 2%, respectively, by choosing their values so that the oscillating motion of the fluid calculated analytically using these values come closest to the motion observed experimentally.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (324K)
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