巻号一覧
60 巻, 10 号
選択された号の論文の16件中1～16を表示しています
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雀部 博之1991 年 60 巻 10 号 p. 971
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
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石黒 武彦1991 年 60 巻 10 号 p. 972-983
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー有機超伝導体は約40種,Tcの最高値は12Kを越えたが,いずれもTTF型あるいはそれに類似した分子を主要成分とし含んでいる.その特性は異方性が著しいことを除けば,おおむねBCS超伝導の範囲に入るものであるが,核磁気緩和率,磁場侵入長などの測定結果を基に非BCS的な超伝導の可能性が指摘されている.次々と新しい超伝導体が開発される一方で,超伝導体としての質が問われ,超伝導現象を物理的に掘り下げる研究も進展させられつつある.また,超伝導体が常伝導状態あるいは磁場下で見せる低次元性,電子相関などが反映された物性には興味深いものが少なくない.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (19766K) -
米沢 富美子, 坂本 昇一1991 年 60 巻 10 号 p. 984-989
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリーアモルファス構造もでる作りにおけるコンピューターシミュレーションの役割をまず述べる.なかでも,a-Si:Hのように,原子の配置が電子状態に大きく左右される物質については,ミクロは原子構造の詳細や,電子の関与した過程を理論的に解明する際に,原子と電子の相互の関わりを第一原理に基づいて取り入れなければならない.この目的で,量子力学的な粒子である電子を取り入れた新しい分子動力学法(カー・パリネロの方法)について解説する.この方法をa-Si:Hに応用したわりりのシミュレーションの結果を表示し,光誘起欠陥生成のミクロな過程とステブラーロンスキー効果について,議論する.また,これらの結果を原子配置,電子密度の等高線,などを通して視覚化し図示する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7635K) -
十倉 好紀, 橘 浩昭1991 年 60 巻 10 号 p. 990-996
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリーSi,またはGeが鎖状につながったポリマー,ポリシラン・ポリゲルマンは,一次元半導体-極限的な量子細線-と見ることができる.有機側鎖基の種類によって,主鎖構造が変化し,それによってポリマー主鎖に固有な電子状態も大きく変化する.ここでは,ポリシラン・ポリゲルマンの主鎖構造と電子構造の関連,特に,一次元励起子状態の特異な準位構造について述べ,光電材料としても新しい可能性を有する,この典型的な有機・無機ハイブリッド電子物性研究の現状を紹介したい.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2406K) -
溝口 憲治1991 年 60 巻 10 号 p. 997-1003
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー導電性高分子は,ソリトン,ポーラロンあるいはバイポーラロンといった素励起が電気伝導を担う主役を演じていることから多くの関心を集めてきた.しかし,導電性高分子は単結晶が得られず,一般的に複雑な高次構造を持つために,マクロな電気伝導度からはこれらの素励起が準一次元鎖上でどのようなダイナミクスを持っているかは全く知ることができない.本解説では,これらの高分子中のソリトンやポーラロンが一次元的な構造の上をどのように動きまわっているかを,磁気共鳴を用いて実験的に調べた一連の報告について,その測定原理から最近ポリアニリンについて得られた興味深い結果までを解説してみたい.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3189K) -
Martin STUTZMANN1991 年 60 巻 10 号 p. 1004-1009
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー水素化アモルファスシリコンにおける,光誘起準安定ダングリングボンド(未結合手)の理解に関する最近の進展について,レビューする.準安定欠陥の微視的な構造を,スピン共鳴の実験に基づいて議論し,その生成過程の構造モデルについて述べる.その欠陥生成機構に関する二分子再結合モデルと,ストレッチ型指数関数的緩和モデルの違いを明らかにする,新たな実験結果についても,簡単に紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1760K) -
松下 正, 飯田 厚夫, 斉藤 和裕1991 年 60 巻 10 号 p. 1010-1013
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー水面上に展開された両親媒性有機単分子膜の構造研究の手法として,シンクロトロン放射を光源とした表面X線回折法が最近用いられるようになった.この手法は,分子配列を直接的にその場観察できるため,これまでは熱力学的考察が中心であったこの分野に新しい知見をもたらしている.この手法で得られる情報と最近の研究例を紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2428K) -
小長井 誠1991 年 60 巻 10 号 p. 1014-1017
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリーこの1～2年の間に報告されたアモルファス大陽電池の高効率化,高信頼化に関する成果をまとめている.高効率化という点では,小面積シングル接合型太陽電池で12.3%, 10cm角セルで10.6%の変換効率が得られている.高信頼化に対しては,光劣化を起こさない材料開発とタンデム太陽電池開発の両面から検討されている.特に高信頼化を狙った2層タンデムモジュールで初期劣化率14%が得られている.この他,変換効率20%を狙うアモルファス系薄膜太陽電池について展望している.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1351K) -
関 一彦, 谷 忠昭1991 年 60 巻 10 号 p. 1018-1021
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリーハロゲン化銀に色素を吸着させることで,ハロゲン化銀の感光感度を可視領域全体,あるいは赤外域まで広げることができる.この現象は分光増感とよばれ,写真における重要な技術である.その機構解明を目的として, 5種類のメロシアニン色素と臭化銀との界面の電子構造を紫外光電子分光法により直接決定した.分光増感の電子伝達機構(励起された色素から臭化銀の伝導帯への電子伝達)に基づくことで,得られた電子構造は実際に観測される増感効率の化合物依存性を良く説明できた.また,色素と臭化銀の接触により,両者の真空準位の大きなシフトが観測され,ハロゲン化銀,色素を単独に測定して真空準位を揃えるという従来の電子構造推定法が誤っていることがわかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1521K) -
吉村 英恭, 猿渡 茂, 永山 国昭, 松本 陸朗1991 年 60 巻 10 号 p. 1022-1025
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー清浄な水銀表面を利用して生体高分子の二次元結晶を作る方法を開発した.この方法によれば,少量の試料量で短期間に二次元結晶を作ることができる.水銀一酸素ガスの界面は親水性が高く,また平坦であるので,たんぱく質を配向させ,二次元結晶を作る基板として使った.二次元結晶は電子線による結晶構造解析に最適で,位相問題なしに分子の立体構造を得ることができる.ここでは2, 3の例を中心に,結晶化から構造解析までの概要にふれたい.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3952K) -
横山 浩1991 年 60 巻 10 号 p. 1026-1029
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー液晶の界面配向は,液晶薄膜を単結晶化する技術として,ディスプレイの製造で極めて重要な役割を果たしている.一方,物性研究の対象としてみても,液晶界面は,界面での分子配向特性がミクロ,マクロ両面にわたって系の相転移に反映される,数少ない物理系の一つであり,さまぎまな興味深い側面を持っている.ここでは,液晶薄膜の相転移における界面効果と,そのアンカリング強度との関係を通じて,液晶界面現象の一端を紹介する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2434K) -
小松 啓1991 年 60 巻 10 号 p. 1030-1034
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
ジャーナル フリー暗視野顕微鏡の原理と応用例を紹介する.位相差顕微鏡の原理を図式的に説明し,像のコントラストの特徴と,微小段差の検出限界について述べる.さらに,微分干渉顕微鏡の性能との比較を行い,両顕微鏡が相補的機能をもっていることを示す.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2354K) -
寺尾 武彦1991 年 60 巻 10 号 p. 1035-1036
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
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桑田 敬治1991 年 60 巻 10 号 p. 1037-1038
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
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野田 勇夫, ダウリー Ａ．Ｅ．, マーコット Ｃ．1991 年 60 巻 10 号 p. 1039-1040
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
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山崎 巌1991 年 60 巻 10 号 p. 1041-1042
発行日: 1991/10/10
公開日: 2009/02/05
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