高精細画像 (HDTV) 情報などの広帯域,高速光信号をサービスする時代が閾近に迫っている.このような時代には,光一電気変換を必要としない光交換システムが必須となる.光導波路型マトリクス光スイッチは,このシステムの基本構成部品であり,現在は強誘電体のLiNbO
3や, GaAs, InP系の化合物半導体などの材料を用いて,マトリクスサイズの拡大,偏光無依存動作化などの実用化を念頭に置いた研究開発が活発に行われ,これらのデバイスを適用した光交換システムの実証実験も行われている.ここでは,将来の光ファイバーネットワークのキーエレメントである,光導波路型マトリクス光スイッチの現状について述べる.
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